『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

シャーロット

2018-11-06 04:11:00 | 風景
川俣路の山々が
紅葉で朱に黄に
染まっていた。



K中の校門の楓も
見事なグラデーションであった。




寝室前の屋根に
女郎蜘蛛が
キレイな肢体を見せていたので、
クモの巣を払うのが忍びなく
しばらく居させることにした。

児童文学の名作
『シャーロットのおくりもの』を
想い出したので、
この子を勝手に
シャーロットと呼ぶことにした。

「おい。
シャーロット。
ガッコに行ってくるぞい」

「・・・・・・」

(๑・౩・๑)ナンカ イエヤイ!

学名は「Nephila clavata」
(ネファイラ・クラヴァータ)
という。

イカス名だ。

黒と黄色のマダラは、
女郎というより、
鬼のパンツ柄だなぁ(笑)。





パテ・アン・クルートをアテに、
マラガ・ワインを開封、
テイスティングしてみた。

コニャック用の
チューリップ・グラスで
十分にスワリング
(廻して空気に触れさせる)して、
眠りから目覚めさせると、
少しずつアロマが立ってきた。

香りも味わいも、
若いマデラ・ワインに
似ていた。

これもシェリー系の
スイートな
デザート・ワインである。

ヤフオクの
古物商から落札したが、
壜の全面に澱が付着していたので、
裕に10年は経たものと思われる。

ノン・ヴィンテージながら、
フォーティファイド(酒精強化酒)なので
まったくヘタってはいない。

色味はヴィンテージ・ポルトよりも
クリアなアンバーで
コニャックやアルマニャックに近い。

シェリーの
ペドロ・ヒメネス種よりも
粘性がなくサラリとしているのは
モスカテル種(マスカット種)に
拠るものだが、
かすかにレーズンぽいアロマが
鼻腔に漂う。

また、アフターフレーバーには
シェリーっぽい
フロール(産膜酵母)香が聞けたので、
たしかに同様のソレラ・システムで
醸しているようである。

フルーツ香では
熟した杏のような感じだ。

発酵はブランデーではなく
マールやグラッパのような
グレープ・スピリッツで
止めるようである。

フレンチのコースでは、
ディジェスティフ(食後酒)向きだが、
ソーテルヌ(貴腐ワイン)のように
フォアグラやパテには
ヴィアン・マリアージュ(よい結婚)に
なると思う。





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