『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ソータ逆転負け

2018-07-16 06:23:00 | 風景
猛暑に見舞われている
三連休である。

昨日は
予報の37℃までは
上がらなかったようだ。

全国のランキングに
でなかった。

それでも、
日当たりのいい二階の廊下は
まるでサウナのような
凄まじい暑さになった。

エアコン下の部屋と
温度差が10℃もあり、
トイレやキッチンの冷蔵庫にいくたび、
体が暖まったり、冷えたりと、
自律神経系も悲鳴をあげそうである。

昨晩は、
見事なほどに熱帯夜で
一晩中、25℃を下ることがなく
この夏いちばん寝苦しい夜だった。

今朝は、
しっかり体中痛んで、
仕方なく鎮痛剤を服用した。




休日の晴れ日は
散歩&買い物と、
ルーティンになっている。

いくら近所とはいえ、
さすがにナザレのイエスみたいな
ボロをまとったような
部屋着のまま外に出るのは
憚られるので、
襟付きポロと短パンになる。

昨日も猛暑日だったので、
首にはしっかりアイスパックを巻いて
リュックにはマグボトルという
出で立ちである。

カーブミラーで
姿が写るか試し撮りしてみた。

万sai堂に入ると
エアコンが楽園のように
快適であった。

古着コーナーの
姿見でパチリとやってみた。

30℃の炎天下では
黒い毛髪内は50℃になると
天気予報士のオネーチャンが言ってたので、
藁網み帽をかぶった。

白いズックを
緑色に着色した
散歩シューズもよく写っていた。




家の近所にある
庚申塚には、
通るたびごとに
拝礼して願い事を1つする。

今は亡き祖母が、
この地に越してきたばかりの頃、
せっせと参っていた
地元の氏神様である。

磨り減った阿修羅像や
石塔、灯篭などが
独特の信仰聖域の雰囲気を
かもし出している。





昨日は、
毎週見ているNHK杯に
ソータが登場した。

なので、
いつもは録画して
早送りで見るものを
じっくりとリアルタイム観戦した。

相手は年長者ながら
四段の低段者なので、
七段の高段者のソータが上座で
駒出しをした。

対局前のインタヴューでは
高校生らしい
ハキハキした物言いが
いつものソータらしかった。

対局者の今泉四段とは
初手合いで、
奨励会を退会後に
編入で入ってきたという
剛の者である。

インタヴューや
対局中の姿を見ると
飾らない人柄のようで、
いくらかエキセントリックな
トリックスター的要素も見られた。

「四段VS七段」
「奨励会退会者VS奨励会一期抜けエリート」
「苦労人VS超天才」
という一戦なので、
百に一つもソータが負けることはなかろうと
高を括って観戦していた。

先手を取った今泉四段は、
45歳の生き様を
全身全霊で駒にぶつけるように
唸りながら、喘ぎながら、
盤上に高らかに駒音を立てて
一手一手打ち込んでいた。

先手の責め過ぎで
指し切りかと思われ、
ソータが猛攻に転じたが、
それを耐え忍んで受け切り、
蜘蛛の糸ほどのチャンスから
勝機をつかんだ。

終盤は、
秒読みに追われながらも
悪手なく冷静に勝ち筋に持っていった。

おそらく、
全国十万の視聴者も
その迫力、気合、根性には
溜息が出たことだろう。

45歳の編入という
紆余曲折してきただけあって、
さすがにプロというのは
凄いものである、
と思わされた一戦でもあった。

ソータも久しぶりの
気合負け、逆転負けして、
いい勉強になったことと思う。

それにしても、
ソータは早指しのNHK戦では
なかなか勝ち上がれない。

勝てば勝つほど、
地上波で見れるので
全国のソーシアン(ファン)も
ジリジリしていることだろう。

今月は三局対戦があるので、
この夏休みの楽しみでもある。

18日 水曜 銀河戦 藤原七段
20日 金曜 順位戦 森下九段 
31日 火曜 順位戦 西尾六段 








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草ボーボー

2018-07-15 07:21:00 | 季節
梅雨が明けた。

昨日は、
35.5℃の猛暑日だった。

午前中に、
カウンセリング仕事をして、
昼食後に、散歩に出かけてみた。

素肌の手足が
チリチリという感覚で
紫外線と赤外線を感じ、
途中から、首周りが凝りだしてきて、
(こりゃ、ヤバイ!)
と思い慌てて家に戻って
裸の大将姿でクーラーと
扇風機に体を晒した。

そしたら、
ほどなくして、
お腹が雷様みたいに
ゴロゴロ言い出した。

ε=ε=ε=ヾ(*。>◇<)ノ ト、トイレ~!!

なんと、
子どもみたいに
ポンポン冷やして
下痢ってしまった(笑)。

ナニやってんだか・・・。

┐(´Д`|||)┌




カミさんが
土曜授業やら部活指導で
連休中も出勤している。

出掛けに、
庭の草がひどいから
取ったらぁ・・・と、
言うものの、
今日とて37℃の予報である。

午前の陽光が入り込む寝室では
すでに30℃を越えだして、
朝の8時頃から
クーラー始動である。

ザッと夕立がきて
適度に地面が湿ってくれたら
その隙に、ササッと
二、三本抜いたろかしらん、
と物臭太郎は思っている(笑)。





震災以降、
ながらく閉鎖していた
松川浦の海水浴場が
8年ぶりに「海開き」が
行われたという。

我が家の
ホーム・ビーチでもあったので、
またあの頃の賑わいが戻るのか
眺めに行きたい気もする。

先日、開通したばかりの
高速で行ったばかりだが・・・。

まだ、旧道の頃、
アキとナっちゃんを連れて
海釣りに行くのに、
朝の4時に出発し
まだ点滅信号のなかを
100キロでぶっ飛ばして
40分でついたことがあった。

今は高速ができたので、
そのくらいになった。

ちょいと気軽に
海に行けるようになったのは
なんだかイイ気分である。

国立公園で
福島の宝でもある
裏磐梯には1時間はかかる。

でも、
猛暑、酷暑を避けて
絶景の高原リゾートや湖水地に
1時間で行けるのは、
都会人から見たら
贅沢な環境であろう。

原発事故以前まで
都会人の「田舎暮らし」の
移住先候補の№1だったのも
肯(がえ)んずるに
吝(やぶさ)かではない。

3.11では400名もの
津波犠牲者を出した
原釜尾花海水浴場には、
かつて、ブータン国王夫妻が
巡礼のために訪れたことがある。

まだ、
慰霊碑などが
建立される前だったので、
国王夫妻は海に向かって
合掌し頭(こうべ)を垂れていた。






毎朝、
ブログや連載物を書くのに
その日の気分で、直感的に、
BGM用のCDを
ライブラリーから
チョイスしている。

ここ数日は、
どういうわけか、
ルネッサンス音楽のコーナーに
手が伸びている。

今朝の音楽は
『ウィリアム・ローズ曲集』であった。

関西の学校に勤務していた
二十数年前に、
盆と正月には、
京都-福島を行き来していたが、
そのたびに、
秋葉原の石丸電気4号店に寄って、
外盤CDを何百枚と購入した。

当時、
廉価で買い特に思っていたのが、
『ナクソス』シリーズで
890円だったように思う。

なので、
ボーナスが入ると
10枚単位で買っていた。

ローズには、
『二つのリュートのための組曲』
という名曲があって、
かつて、ジョン&ブリームの名演で
知られたものだが、
カミさんとも大学の定演で
演奏したことがある
想い出深い作品である。

しばらくの間、
ヴィオールという古楽器も
遊びで演奏していたので、
その古めかしいガット弦の響きも
耳にやさしく、
猛暑、酷暑の朝には
清々しく感じさせてくれるのだろう。

ついでに、
論文やレジュメ作りなどの
学問的な真面目な作業のときには、
PCの左画面に
ビキニのおねーさま方を
とっかえひっかえして配置して、
目の納涼祭をしながら
仕事している。

 
 耳に中世音楽
  目に水着美女
   納涼に憩ふ盛夏なりけり

             飄 水





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カラー電車

2018-07-14 05:19:00 | 風景
昨日は
学校から郊外のお宅へ
家庭訪問した。

行きと帰りに、
偶然、水郡線の
色違いのカラー電車に遭遇し、
「撮り鉄」にはラッキーだった。



水郡線は
水戸と郡山を結ぶ線だが、
まだ、一度も乗ったことはない。

夏休みには、
小旅行で、各停の旅も
面白いかもしれない。





アキが体調が
あまりよくないらしく、
この三連休に
帰ろうかな・・・と、
言っていたので
カミさん共々心配している。

京都生まれで、
帰郷した時の
カミさんの車は、
まだ京都ナンバーだった。







夏休みに入ったら
ぼちぼちと古楽器製作を
しようかと段取りをしている。

ストラディバリウスが作った
バロックギターのボディを見ると、
つくづく女性のクビレのフォルムを
模っているのが解る。


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生涯の一本

2018-07-13 04:15:00 | 映画
リュックに水筒を入れて
散歩&買い物にでたら、
炎天下でギンギラギンの
お天道様に
焦げそうになった。

´´(;´ρ`A) アチィ…



ツタヤに寄って
漫画を4冊ばかり借りた。

美人店員のMさんと
目が合って
面映ゆかったが、
なんだか嬉しかった。

。゚(|||´Д`|||)゚。   

こんな些細な事でも、
歳ぃとったら
大事にしよ、
と思わないでもなかった。

外に出ると、
上空に入道雲と雨雲が
迫っていた。

家までは
歩いて5分ほどだから
降られる前に帰れたが、
着いたとたんに
ひと雨がきた。

子どもの頃、
雨雲に追いかけられて
向こうから雨が降ってきたのを見て
急いで逃げたらギリギリ背中の辺りで
家まで逃げ切ったことがある。

それを、後年、
授業中の脱線エピソードで
話して聞かせたら、
「うそ~!!」
「信じらんな~い!!」
と言う声が
教室中からあがって、
ふだんウソ臭い話ばっかりしてたので
オオカミ少年になってしまった(笑)。

//////ε=ε=ε=ヾ(*。>◇<)ノ ホンマヤデ~!! 

┐(´ー`)┌ マタァ・・・






先日、テレ朝で
久しぶりに、吹替え版の
『眼下の敵』が放映されたので、
2台のブルーレイ・レコーダーで
録画した。

というのも、
この作品こそ、
生涯の一本なのである。

中学生の頃、
淀長さんの日曜洋画劇場で見て、
震えるくらい感動し、
大学時代に家でビデオを買ったので、
録画したものを
テープが擦り切れるほど見た。

後年は、
LD(レーザー・ディスク)も買った。

ただ、初めに見た
テレ朝の吹き替え陣が
見事にハマッていて、
そのDVDはなかなか
発売されなかったが、
2014年に満を持して
ブルーレイが出た。

自分の誕生年でもある
1957年制作の
アメリカ・西ドイツ映画で、
音楽は、なんと、
『星に願いを』のリー・ハーラインが
担当していた。

Uボートの艦長・
クルト・ユルゲンスは、
井上孝雄が吹き替えていた。

調べてみたら、
馬渕晴子のご主人で、
94年に59歳で没している。

田宮次郎の『白い巨塔』では、
今津教授として
見ていた人だった。

新潮カセットブックで
『武器よさらば』の朗読をしている
と知って、我が家のライブラリーを
調べてみたらあった。

それとは、
まったく気がつかないで
聴いていた。

『刑事コロンボ』では、
『ハッサン・サラーの反逆』で
ヘクター・エリゾンドの吹き替えも
やっていたが、まったく別人のような
声である。

副長役の
セオドア・バイケルは
バカボンパパの雨森雅司が
ぴったりだった。

雨森さんは、
84年に53歳没。

バイケル氏は、
15年に91歳に没している。

ユダヤ系ドイツ人で、
『刑事コロンボ/殺しの序曲』でも
犯人役が印象的だった。






裏庭の石榴を
久しぶりに
絵画ソフトで作品にしてみた。

自分用の作品集
『佐々木 修 現代美術館』が
各巻100点を収蔵し、
現在Ⅳ巻まで完成したので、
これからⅤ巻目に入る処である。



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うそぉコキアがれ!?

2018-07-12 07:50:00 | 風景
梅雨明けは
未だながら、
晴れるとやはり
夏日になる。

熱中症体質なので
エアコンと水分補給は
怠れない。

前駆症状は
背中が痛くなるので
察することができる。

真夏のテニスプレイで
散々罹った症状である。

そこを看過すると
突然クラクラッと
重心を失う。

頭痛や欠伸も
要注意の一歩手前症状である。

最近は、
朝方の頭痛が多く、
一日おきくらいに服薬に
頼っている。

おそらく、
25℃を下らない
熱帯夜が続いているので
プチ熱中症に罹っているのやも、
と思われた。

さすがに、
エアコン&扇風機は
タイマー・オフにしてあるので、
それが切れている数時間は
室温があがり脱水状態になるのだろう。

中途覚醒したら、
意識して枕元のマグボトルで
水分補給しているのだが、
それでも頭痛が生じる。

エアコンにより
室温が下がったり上がったりで
自律神経の調節も
疲弊気味なのかもしれない。

去年から
週の真ん中の「水・木」が
オフ日になり、
収入減となっていささか落胆していたが、
カラダのことを思えば、
還暦過ぎてもう若くないので、
これも「天の声」だったのかもしれない、
と近頃、感じるようになってきた。

それが証拠に、
週の真ん中の連休が
人生初めてなので、
戸惑いもあったが、
この頃では楽だなぁ・・・と、
正直思うことがある。

そうでないと、
この歳で
週二日の遠距離通勤は
無理なのかもしれない。



ウィークデイのオフ日は、
きまってリュックをしょって
散歩がてらの買い物にでる。

きのうは、
おんなじ道をあるきながら、
ふと、いつもと同じということは
ありえないな、と悟ったような
気分になった。

そうなのだ。

判で押したように・・・と、
よく形容するが、
昨日と同んなじ自分ではなく、
同じ日でもないのだ。

「日々(にちにち)が更(さら)」
とは、よく言ったものである。

ブログ書きも、
毎日、同じことは書けないので、
これもまた、新鮮な気分を保つのに
ひと役かっているのかもしれない。

カウンセリングも
毎回毎回、瞬間瞬間が違う。

ギターとて
同じ曲を弾いても
毎回、違う演奏になる。

至極当然の事に、
「忙しく」していると
「心」を「亡くして」いるので
そのことを「忘れる」のである。

散歩道の駐車場に
コキアが群生していた。

そのポワッとしたフォルムが、
なんだかトトロと子トトロみたいで、
♪ ドン、ドン、
  ドンドコま・つ・り~ ♪
という
『トトロ』の挿入歌が浮かんだ。

近所の園芸店では
数百円で子トトロが売られていたが、
移植ベラを持っていたら
スーパーのビニル袋に
入れ放題のような
無造作な繁茂ぶりであった。

***

その日に出会った
新鮮な事は、
何でもググッて
ウィキることにしている。

コキアは和名では
「ホウキギ(箒木)」で、
学名は「Bassia scoparia」
(バッシア・スコーパリア)。

「スコーパリア」は
「ほうき状の」という意味らしい。

ナデシコ目ヒユ科バッシア属の一年草。
別名はホウキグサ(箒草)。

この成熟果実が、
“陸のキャビア”と言われる
「とんぶり」なのである。





わたくし的「棚倉八景」のひとつに
棚倉-矢吹線の両側に拡がる
水田風景がある。

ことに、
青空を水鏡に映した
夏の水田は
美しい日本の原風景である。

三男の「夏穂」という名は、
この心象風景に拠るものである。

同級生や先輩からは
「ナッポ」と
呼ばれているようだ。






2011の震災前には
従妹や友人家族たちと連れ合って
何度も遊んだ
我が家のお気に入りビーチだった
「原釜尾花海水浴場」は
3.11来クローズしている。

先日の海行きでも、
人っ子一人いなかった砂浜が
いたく寂しげであった。

もっとも、
この地区で400名もが
津波で亡くなったので、
その海に入って
遊ぶ気になれないのは
至極尤もである。

3.11来、
まったく海釣りをやめてしまった。

なかば、都市伝説のように
釣った魚が異様に肥えていて、
腹の中から髪の毛が出てきたという
まことしやかな話に、
もう釣竿を握る気が失せた。

それでも、
震災後、一度だけ
ナッちゃんと釣りに出かけたが、
なんだか仄暗い海面を見ていると
向こうから死者がこちらを見ているようで、
背筋が寒くなり、
海に向かってふたりで合掌し、
釣りどころではなかった。





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