『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

最強棋士

2019-05-21 07:59:00 | 趣味
豊島二冠が
“天彦名人”を
ストレートの4連勝で破って
棋界の最高峰「名人位」を
獲得した。

これで、
「三冠」になり、
現在・棋界最強の棋士を
証明した。

巷では、
“400年にひとりの天才”
藤井総太が
持て囃されているが、
彼はまだデヴュー2年目の新人に過ぎず、
自身が念願にしている「名人位」の
挑戦者にたどり着くまでは、
最低でもあと3年かけて
「順位戦」を勝ち上がらなければならない。

前年度は、
その大事な順位戦で
一敗したが為に
「C級1組」残留(留年)になり、
1年足踏みをした。

さすがの彼も
デヴュー直後には、
豊島八段には手も足も出ず連敗したが、
「新人王」を獲っての
記念指名対局では
やっと勝つことが出来た。

同じ愛知出身なので、
ソータは小学校の頃に
すでに豊島名人には
練習対局で教えを受けている。

中京圏のふたりが、
いずれ棋界を席巻する
二大棋士になることは
目に見えるようである。





「フクシマの酒」が
全国新酒品評会で
22銘柄が金賞を獲り、
7年連続1位になったという。

メデタイことである。

勤務校からの帰路、
よく「奥の松」と
「金水晶」の前を
通ってきたので、
その二つも金賞に輝き、
さらにメデタイことである。

「奥の松」は
『純米大吟醸スパークリング酒』を
逸早く市場に出し、
その後のブームの嚆矢となった。

四合壜で600円ほどの
手ごろなものだったので、
これはよく買い求めた。

『神亀 純米吟醸にごり活性酒』
ともに愛用アイテムである。

唯一、福島市内の酒蔵である
「金水晶」を
未だ飲んだことがないというのは、
まさしく、“灯台下暗し”である。

この機会に、
松川にある酒も
飲んでみようかと思う。





先日、
ヴィンテージ・ヴァイオリンを
お譲りしたJCのHちゃんに、
材料と造りからの
高級楽器の見分け方も
レクチャーした。

都合のいいことに、
幼児用の1/16の安価な
分数ヴァイオリンがあったので、
それには使われていない
カーリー・メープルという
虎の縞みたいな模様が
高級楽器には使われていることを
説明した。

手持ちのリュートでも
20万のものは
プレーン・メープルだが、
90万になると
カーリー・メープルになるのを
比較して見せた。

リューティエ(弦楽器製作者)にとって、
この素材はまさに
「木のダイヤモンド」
と言われるほど珍重されている。

かつて、
バロックギターの個人注文を受けて、
最高級のカーリー・メープルを仕入れて
製作したことがあるが、
それはそれは美しい
「タイガー・ストライプ」だった。

生地にニス塗りをする瞬間が、
リューティエにとっては
いちばんの醍醐味で、
「ドラゴン・ブラッド」のひとハケで
鮮やかな「銘器色」に変貌する。

この美しさに魅せられると、
楽器作りから
抜け出せなくなる。

ストラディバリウスが造った
唯一のバロック・ギターのフォルムを
コピーして何本か製作したが、
その均整のとれた完全美と
「虎×龍」の美しさが
マリアージュしたものは
眩暈がするほどに魅惑的である。

なので、
自作のバロックギターの
背面を『古楽器を作る』という
自家本の表紙にもした。

こないだの
リサイタルのロビー頒布会でも
一冊出品したのだが、
どなたかが
お買い上げ下さったようである。






学会案内が来たので、
現在の研究の最前線を知ろうと
発表テーマを俯瞰してみた。

案の定、
新しい国家資格の
「公認心理師」関連が多く、
「ネット活用」もあったが、
「災害関連」は一つしかなかった。

小此木・河合の両巨匠が
亡くなって久しいが、
「精神分析学」「分析心理学」
といった深層心理学系の
衰退があからさまに感じられた。

巻末のスポンサー書店の
新刊書を俯瞰しても、
現代の需要傾向が見て取れるが、
時代は今、即効性のある
短期的・認知的なセラピーが
全盛のようである。

国試勉強のあいだ
目を通せなかった
2年分のジャーナル(学会誌)が
10冊も溜まっていて、
勤務の空き時間に読んで
最新の研究をも俯瞰している。

7月にT幼稚園で
PTA講演を依頼されているので、
最新の「臨床の知」も
語り部となってご父兄に
伝達講習しようかと思っている。

最新の良質のコンテンツを
一定量インプットしていないと、
「わかる・おもろい・ためんなる」
アウトプットは
出来ないものである。

これをしない
語り部/講師/センセイが、
ようけおって、
だから・・・
「わからん・おもんない・ためんならん」
という駄弁・糞講義を
よく聞かされて
辟易することがある。

この歳になると、
最新ネタをいっぱい仕入れといて、
ちっとだけエッセンスを
面白可笑しくプレゼンすると、
受け手、聞き手は、
引き付けられて、感心もし、
演者の“奥深さ”をも感じるようだ、
ということが解ってきた(笑)。






















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虫が出った出ぇたぁ~♩

2019-05-20 08:33:00 | 楽器製作
抗生物質を七日間呑みきって、
どうにか、扁桃炎も治まり、
幸いにして
気管支炎も長引かず
快癒した。

きのうは
日曜にもかかわらず、
朝から仕事が4件も入って、
病み上がりのカラダが持てばいいが、
と懸念されたが、どうにか、
夜の9時半まで無事、やり果せた。

音大を目指している
知人の中3のお嬢さんに
バイオリンをお譲りする約束をしていたら、
前日に突然、部活がなくなったから・・・と、
日曜日においでになることになって、
あわてて「バリーニ1784」の
メンテナンスをした。

裏板に5cmほどの
クラックが入っていたので、
古楽器修復用の「鹿膠」を
パレットナイフで埋め込んだ。

内部のエチケット(ラベル)の片側が
剥がれかかっていたので、
f字孔から「L字」治具を挿入して
糊付けした。

そしたら、
「カサリ・・・」
と、微かな異音がしたので、
怪訝に思ってペンライトで
暗い内部を照らしてみたら、
ナ、ナント!!
虫らしき姿が視認でき、
竹串に両面テープを付けて付着させたら、
ヤ、ヤッパリ、虫だった。

まさか、
235年前の蜂とも思えないが、
前オーナーが保管中に
忍び込んだのだろう。

なんたが、
可笑しくって・・・
つい・・・

 ♩ムッシがぁ~
  出った出ぇたぁ~
   虫がでーたー♩

と、『炭坑節』が
口から出た。






お母さんに付き添われて
初めて来られたHちゃんは、
礼儀正しい可愛いい女の子で、
さっそく
「キルシュネック1975/ドイツ」と
「バリーニ1786/フランス」を
二種類の弓で試奏してもらった。

合奏部の第二バイオリンで、
『シベリウス2番』や
『チャイコ5番』などを
3年間やっており、
個人レッスンも受けているというので、
しっかりしたタッチと十分な音量で
楽器を鳴らしてくれた。

弓を換えて
二度ずつ鳴らしてみて、
どちらか気に入った方をどうぞ・・・と、
言ったら、
「柔らかくて丸みがあるので、
オールドの方を・・・」
と選んだのは驚いた。

1976の方が
モダン楽器なので、
明るい音色で音量もあったが、
それよりも熟れた古楽器の
まろい音の方を選んだのは
なかなかの耳とセンスである。

ケースには
最高級のGEWAを付けてあげたが、
それだと学校とかで
目立ち過ぎるとなんなんで、
ついでに、偽装用に
ボロボロのしょぼいケースもあげた(笑)。

まさか、そんなかに
中3の女の子が、
18Cのヴィンテージ楽器を
入れてるとは思うまい(笑)。

古楽器の保管法、
手入れ法をひととおり説明し、
ケースに収めるときに、
嫁に出すような気分になって
「なんだか、すこし寂しいなぁ・・・」
と半分冗談で言ったら、
Hちゃんが、すかさず
「また、弾きに来ます・・・」
と言ってくれたのが、
なんだか胸がジーンとした。

自分は先輩のGさんに
演奏家・製作家として
信用されて楽器を託されたので、
次世代の「音楽家」に
ちゃんと継承する義務と
責任がある。

夜、お母さんから
お礼のメールを頂いて、
帰りの車のなかで
「私、そんなに頑張ってないのに、
 こんなに良いことがあるなんて。
 もっと頑張らなきゃ・・・」
と泣いてという。

ほんとに
心根の「いい子」の処に
嫁がせてもらって
楽器も幸せである。





仕事の合間に
気分転換にと
散歩に出た。

かならず立ち寄る原っぱの
草むらの中を
目をこらして探索すると、
なんと、アスパラのコロニーが
5ケ所ほどに増えていて、
今まさに食べ時という固体を
7~8本、ポキリ、ポキリと
気持ちよく手折ってきた。

断面からは
水分がポタポタと滴り落ちる。

これ以上に
新鮮な採りたてはない。

さっそく、
帰宅後にフライパンで
乾煎りして火を通した。

ソースパンに
ぺルノーを入れて
アルコールを飛ばしたら
1分ほど火柱が消えなかった。

ブールモンテ
(バターで繋ぐ)後、
リンゴ酢、蜂蜜で
黄色いキレイなソースになった。

裏庭から
春菊と芹とエンドウ豆をも
採ってきて添えてみた。

5分ほどで
「ヴェール・ド・メ」
 (五月の緑)
の一皿が出来た。

試食中に、
あれッ?!
「Vert de Mai」って
「五月みどり」じゃん、
と思った。

そしたら、
『かまきり夫人』
なんていう
連想までしてしまって、

゚゚(´□`。)°゚ タハハハ

と、苦笑した。

・・・ったく、
“ひとり脳内革命”
である(笑)。






かなり本気モードで
『バロック風ルネッサンスギター』なる
珍奇な逸品を製作したことがある。

キットとかではなく、
設計図なしで、
一から素材を調達して創るのを
「スクラッチ・ビルト」というが、
その際、
(さて、今度はどんなのを創ろうか・・・)
というコンセプトが毎回要る。

ある回には、
ルネッサンス末期と
バロック初期の
端境期あたり(16C)に
ありそうでない意匠の物として
「バロック装飾のルネッサンスギター」
なるものを思いついた。

それには、
裏板と指板を
ジリコテとアガチスという
黒木と白木をストライプにした。
(これを通称“キチガイ”という・・笑)。

このデザインは、
一枚板ですむところを
モザイク仕立てにするのだから、
かなりの手間と技術が要る。

ついでに
ペグ(弦巻き)も
色違いにし、
ボトムにはペルシアンな
「唐草模様」の
透かし彫りを施した。

ローズ(薔薇模様音孔)は
シンプルなアラベスクに。

ガット弦を張った
心血を注いだ入魂の逸品だったが、
ヤフオクに5万で出品したら
すぐさま落札された。

プロフィールを見たら、
どうもプロのリューティエ(製作家)の方で、
ご自分で楽器ミュージアムのような
展示もされていらしたので、
「珍獣」扱いで
興味を持たれたのかもしれない。










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バイオリンのメンテ作業

2019-05-19 06:47:00 | 風景
きのうは、
午前中のカウンセリング予約を
夜と勘違いして外出してしまい、
クライエントの方に
ご迷惑をかけてしまった。

…ヤッテマッタ (+_+)

この22年間の
自宅カウンセリングで、
幾度か同じ失敗をしている。

昨日の場合は、
カウンセリング室のカレンダーに記した
予約時間を、間をおいて、
台所のカレンダーと
システム・ノートに記すのに
“いつもの予約時間”に勘違いして
誤記してしまったことに因る。

イレギュラーな予約時間については、
どうもミスを起こし易い。

これは、
曜日もそうで、
いつもと違うと
やはり勘違いが起こる。

こういうヒューマンエラーを
なんとか無くしたいのだが、
その場その場で
「過剰訂正」作業をして
しばらくは効力があるのだが、
マニュアル化してないと
“忘れた頃”にまたポカをする。

週休五日の
隠居の身ではあるが、
まだ、病み上がりの今日は、
午前1件、午後2件、夜1件の
フルタイムなので、
体力が持てばいいが・・・。





1784年製のBariniの
メンテナンスを行ったら、
内部から、まさかとは思うが
200年分? のホコリの塊が出てきた。

ラコートという
ギターの名器を排出した
フランスのミルクール地方の
リューティエ(製作家)の古楽器なので、
なんとなく親しみを感じた。

ペグ(弦巻き)に
クレヨンのようなコンポジションを塗って
動きをスムースにし、
1、2弦のテールには
微調整アジャスターを装着し、
新しい弦に交換した。

指板はコンパウンドを用いて
長年の指垢とロージン(松脂)の
付着を丹念に取り除き、
艶のある黒檀が蘇った。

昨日も日中は
25℃を越す夏日だったので、
この磨き作業ではTシャツが
汗でグッショリになった。

顎当てを外して、
テールピースの下に溜まった
ホコリと汚れをも
綿棒とピンセットで
慎重に取り除いた。

表面板・側板・裏板の汚れは
頑固な部分はコンパウンドをし、
全体をポリッシュで磨きあげたら
時代を経たニス色が蘇った。

2時間近いエステを終えたお嬢さんは、
なかなかの美声で鳴ってくれ
施術者の労を癒してくれた。

Bariniの活躍した
1784年頃というのは、
ストラディバリは既になく(1737没)、
弟子のロレンツォ・ガダニーニ(1685~1760)の
一族である名工
ヨハネス・ガダニーニ(1710~1786)が
生存していた。

ストラディバリと並ぶ
名工のグァルネリ・デル・ジェスは
1744年に没している。





居間から降りれる
裏庭の自家菜園に
エンドウが結実して、
毎日、収穫の喜びを
味わっている。

夕餉の汁には、
採りたての柔らかいものを
汁椀に入れて
そこに熱々の味噌汁を注ぐと
ほんのりと火が入る。

カミさんにも
「甘くて、香りがいいね」
と評判がいい。

隣の春菊の花が咲いたら、
真っ黄、黄で、
驚いた。

てっきり、
白いのが咲くとばかり
思っていた。

近所の直売場「ここら」で、
70~100円の野菜苗をいくつか
買ってきた。

ナス・ゴーヤ・ナンバン・キュウリは
初めてである。

バジル、ディル、ミニトマトは
お馴染みのアイテム。

「野菜作り」とか
「そば打ち」なんていうのは、
いかにも定年後の
ジジイ趣味かもしれない(笑)。






時折、
幼稚気な愚行を思いつくが、
きのうは竹輪を食べながら、
これをストロー代わりにしたら
面白かんべぇ・・・と、
トマトジュースをすすってみた(笑)。

まずは、
ズゾゾ・・・という音に笑え、
それと、案外、
大量に吸い込めるのに
おでれーた。

つい、
タピオカ・ドリンク用の
ぶっといストローが思い浮かんだが、
こっちの様は
そんなに可愛げな
絵づらではなかった(笑)。

ついでに、
コップに突っ込んだままの竹輪を
ムシャムシャかじりながら
同時に飲めないかトライしてみたら、
簡単にできた。

♪( ´θ`)ノ ヤタ~

“飲み喰い”ならぬ
“喰い飲み”である。

(´ε `/// )ゞ ハズイノォ…



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次男の誕生日

2019-05-18 06:51:00 | 風景
今朝は、
喉の痛み、気管支の違和感は
消退したが、
黄色い鼻汁や痰が出るので
まだ炎症と排膿があるようだ。

なので、
ドクターから処方された
抗生物質は呑みきろうと
思っている。

きのうは
37.4℃の微熱があり、
やっぱりカラダがだるかった。

二階の寝室は
日中29℃にもなり、
陽気も自分も
「フィーバーじゃん・・・」
と洒落になんなかった。

。゚(|||´Д`|||)゚。 アチィ   

今季、
はじめて扇風機を出し、
掃除機ですす払いしてから
壁に当てる間接微風にして
涼をとった。

まだエアコンがなかった頃の、
旧医大・小児病棟での
初夏の入院生活を思い出しながら、
ベッドで昼食をとった。





微熱があって
散歩は無理だったので、
車で近所の用足しに出た。

公民館に読了した
『シルバーレイクの岸辺で』を返却し、
ついでに、隣接する青年会館の
竹林を観察してきた。

「雨後の筍」の言葉どおり、
ここん処のにわか雨日和で、
あたり一面からニョキニョキと
タケノコちゃんが成長していた。

先日の
カミさんの
「タケノコ禁止令」を
厳守しているので、
今季のシュウ酸摂取量は
基準に達したことにし、
鑑賞するだけにした(笑)。

隣接する保育園の
「観察中」のタグがあって、
園児たちのいい教材にも
なってるようである。





きのうはアキの
26歳の誕生日だった。

正月も連休も帰省せず、
カミさんのメールにも
さっぱり返事が返ってこず、
ちゃんと生きてるのか
心配してたが、
フェイスブックには反応があったので、
とりあえず大丈夫のようだ(笑)。

ダンゴ三兄弟とも、
誕生日が巡ってくると、
ついつい幼いときのことが
脳裏に浮かんで、
懐かしい写真に見入ってしまう。

次男までは
京都の産院で生まれたので、
トーチャンの旧職場でもある
金光第一高校時代の生物準備室に
文化祭かなにかで来て
撮った一枚もあった。

家族の誕生日には、
毎回、ビンゴ大会をやって、
3位まで賞品を分け合っていた。

ナツは負けると
本気で悔しがって、
泣いてあばれていた(笑)。

こんな家庭文化を
彼らも家庭人になってから、
子どもたちと楽しんでくれたら
いいのだが・・・。





プリント時代の
古い写真アルバムを眺めてたら、
97年の院生の頃、
茶弟子、心理弟子たちとの
「夜噺の茶事」を見て
懐かしく感じた。

院の後輩S君は、
二間のアパートの四畳半部屋を
茶室に改造し、
毎週、土曜ごとに、
修行として茶事を催させていた。

それも、ただの薄茶事でなく、
懐石、濃茶、薄茶という
本式の茶事である。

我が家での茶事も含めて、
30回ほど彼は全うしたので、
「竹輝庵流 茶事免許皆伝」の
証書を授与した。

その後、
彼は横浜で教員になり、
結婚し新居を構え、
ひとり娘もできたが、
その間も飽くことなく
茶の研鑽を続け、
100回目の茶事の時に呼ばれて
正客を務めさせて頂いた。

茶伝にある、
「茶事百回」の偉業を
文字通り達成した。

『夜噺』の頃は、
まだ未婚だった二人も
今は家庭を持って母親になり、
仕事面でも活躍している。

関西には、
生物教師として
「生物学」を教え、
テニス顧問として
「テニス」を教え、
ギター部顧問とて
「ギター」を教えた
教え子たちが大勢いる。

5年間「心理学」を教えた
短大の学生もおり、
それ以前には、
2年間「物理学」を教えた
看護学校の生徒もいた。

「お茶」の弟子は
S君ひとりだけだったが、
「100会茶事」を通して
どれだけ多くの方々に
お茶の世界を提供したことだろう。

「ユング心理学」と
「河合心理学」を教えた
セミナーのメンバーも、
現役カウンセラーとして
活躍してくれている。

ギターは今も
お弟子さんや生徒さん、
学生さんに
レッスンを続けている。

この40年あまり、
いろんなことを
人様にお教え授けてきたもんだ・・・と、
今、人生を振り返ってみて、
「教師」としての自分の役柄を
感慨深く思っている。









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蜻蛉

2019-05-17 08:27:00 | 風景
朝、寝室の窓の外に
カゲロウが一匹
羽を休めていた。

「一日限りの寿命」
ということで
“儚きもの”の
代名詞のような
生き物である。

『源氏物語』にも
「蜻蛉」の巻というのがあった。

源氏が恋した女性だったかと
ウィキってみたら、
源氏の次男・薫が
宇治で恋した女性たちへの
想いを詠んだ「かげろふ」の歌に
因むようである。





ふゆふゆと舞うように翔ぶ
カゲロウの翅を観ていたら、
なんだか、ナツが小さいときに描いた
「おとーさん天使」の絵と
イメージが被った。

もっとも、
同じ背中の翅でも、
こっちのタラコ唇の天使は
重量感があり過ぎて、
とても、ふゆふゆと
羽衣チックには
飛翔できそうにもない(笑)。






ミナフク駅前の
守ちゃんセンセの
皮膚科に行くのには、
ジモティーなので裏道を通って
濁川にかかる木橋を
遠くに望むS字の流れの
水郷風の景色を愛でつつ赴く。

土手に花々が咲く折には
まことに絵のように美しい。






古楽CDのジャケット画像で
ルネッサンス・ギターを見たら、
これまで製作・販売した
十数本を今一度見たくなり、
古楽器サイト
『日々、リューティエ』で
一覧した。

昨年のリサイタルでは、
唯一、不出来で
売りに出せなかった一本を用いて、
ムダラの『ロマネスカ』と
陽水の『少年時代』を弾いた。

そして、
不思議なことに
この小さな4コース・ギターの
唯一の子孫が
ウクレレであるエピソードも
紹介した。

プロが作れば
一本20~30万ほどするが、
それを3~5万ほどでヤフオクに
出品してきたから、
全国の古楽ファンが
こぞって落札してくれた。

ユーチューブで
デモ演奏を
アップして下さった方もいらした。

週休5日になったので、
また、古楽器製作を
再開しようかどうか
思案している。

バロックギターや
多弦ギターは
時折、製作サイトに
見積もり質問が入ることがあるが、
価格が折り合わなくて
受注するまでには
至ってはいない。




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