一日一言
網呑舟(あみどんしゅう)の魚を漏らす
網の目が粗いために舟を呑みこんでしま
うほどの大魚を逃がしてしまうという意味
から転じて、国を危うくするような大罪人を
法が取り逃がしてしまうこと、また、大悪人
ほど法を巧みに避けるため捕まらないし、罰
することが出来ないと言うことのたとえに用い
る。
★あの希代な悪党が平然と
網呑舟の魚を漏らす、とうそぶいている。
類語:①天に目なし大魚網を破る。
②天網恢恢(てんもうかいかい)疎にして漏らさず
7月に咲いていた花「朝顔」
開花時期は、 7/ 1頃~10/10頃。
・中国原産、平安時代に日本に渡来した。
・朝のうちだけ開花。日陰にある場合は
夕方頃まで咲き続けることもある。
・夏から秋まで長い間咲き続ける。
・さまざまな色で楽しませてくれる。
・夏は全国各地で「朝顔市」が開かれるが、
東京では、台東区入谷(いりや)の
鬼子母神(きしぼじん)の「朝顔市」が有名。
(上野の近く)。毎年7月6、7、8日に開催。
その時期にはふつうの朝顔はまだ咲いていないこと
が多いが、開花調整して早めに咲かせたものを
朝顔市に並べているそうだ。
(参考→) ほおずき市
・園芸店などで売られている鉢植えは、
「行灯(あんどん)づくり」がほとんどです。
(竹やプラスチック製の輪がついた支柱に
つるをからませて花を咲かせる方法)
・「朝顔 = 朝の美女」の意味だそうです。
・古代の中国では朝顔は高価な薬で
牛と取引されたほどのものだったので
漢名の「牽牛(けんぎゅう)」はそれにちなむ。
(牽牛子(けんごし)と呼ばれていた)
今でも漢方では種子を下剤や利尿剤に使う。
・「西洋朝顔」の花はふつうの朝顔によく似ている。
葉っぱには毛がなく葉の形も異なる。
・8月4日の誕生花(朝顔)
・花言葉は「愛情、平静」(朝顔)
・「朝顔や 客が好みの 立ち話」 水原秋櫻子
「朝顔に つるべとられて もらひ水」加賀千代女
(または「朝顔や ~」)
「暁(あかつき)の 紺朝顔や 星一つ」高浜虚子
(季節の花300より)