一日一言
艱難(かんなん)を砕く
「艱難」は、苦しみや困難、「砕く」は、
あれこれと思い悩むという意味で、様々
な苦難に遭遇して悩んでいる状態を表す
のに用いる。
★この大震災の復旧のためには、総力を
あげて艱難を砕かねばならない。
4月~5月に咲いていた花「栃の木」
開花時期は、4/25頃~ 5/20頃。
・「橡の木」とも書く。
・「と」は数字の十で、実が多い木の意味から。
・30mくらいの高さになる。
・白い花がロウソク状に盛り上がって咲く。
・花からは蜜が、種子からはでんぷんがとれる。
特にトチ蜜(とちみつ)は最高品質のものと
して知られている。
また、材は家具や楽器などに使われる(栃の木)。
・栗のような形の実(み)はすりつぶして渋抜きして
「とち餅」にする(そのままでは渋くて食べられない)
また、この栃の実は縄文時代から重要な食料で、
どんぐりなどとともに主食の一部だった(栃の木)。
【”面食らう”のことわざの由来】
栃の実から、そばに似た「栃麺(とちめん)」を
作ったが、粉を練ったものがすぐに固まって
しまうためにあわてて麺棒をふるう必要があった。
「栃麺、棒をふるう」
→「栃麺、棒を食らう」
→「麺、棒を食らう」
→「麺、食らう」
→「面食らう」と変化し、
”あわてふためく”の意味となった。
・栃木県の県の木(栃の木)
■”栃の木”比較
<栃の木> 花色:白
実 :丸っこい
<マロニエ> 花色:白く、ほんの少しピンク
Marronnier 実 :「とげとげ」あり
パリの並木で有名。 Horse-chestnut
別名「西洋栃の木」。
<紅花栃の木> 花色:ピンク
実 :丸っこい
(季節の花300より)