一日一言
貫目(かんめ)を引く
「貫目」は、昔の銭を数える時に用いた
単位で、一文銭で千枚を一貫目として
計算したことから転じて、ある物の値段を
見積もることや、それ相当の評価をする
ことをたとえて言う場合に用いる。
★この古書は専門家によると、それなりの
貫目を引く価値があると言われる。
5月に咲いていた花「エゴノキ」
開花時期は、 5/10頃~ 5/ 末頃。
・とてもきれいで清楚な花。
初夏の頃、桜に似た花をいっぱい咲かせる。
・実の皮は有毒で魚をマヒさせるような毒があり
食べたときにのどを刺激して
”エグイ(ひどい)”味がすることから
この名になったらしい。
・「売子の木」とも書くが、
あまり一般的ではない。
・別名 「萵苣の木」(ちしゃのき)。
別の木で、同じ「萵苣の木」
というのもある。
「轆轤木」(ろくろぎ)。
昔、この材をロクロで細工して
おもちゃなどを作ったところから。
この木の白い材は固く粘りがある。
・「知左(ちさ)の花 咲ける盛りに
愛(は)しきよし
その妻の子と 朝夕に 笑みみ笑まずも」
(知左=エゴノキ) 大伴家持 万葉集
(季節の花300より)