一日一言
心騒ぐ
心が落ち着かない、心配で気持ちが
動揺する、いやな予感がするという状
態を表すのに用いる。
★娘が一人暮らしを始めて、一年たち
この一カ月音信不通となり、心騒ぐ不安
で食事も喉を通らない。
類語:胸騒ぎ
秋の七草「女郎花(おみなえし)」
開花時期は、 7/ 5頃~10/10頃。
・黄色い清楚な5弁花。山野に生える。
・「おみな」は「女」の意、
「えし」は古語の「へし(圧)」で、
美女を圧倒する美しさから名づけられた。
また、もち米でたくごはん(おこわ)のことを
「男飯」といったのに対し、「粟(あわ)ごはん」
のことを「女飯」といっていたが、
花が粟つぶのように黄色くつぶつぶしていることから
「女飯」→「おみなめし」→「おみなえし」となった、
との説もある。
・漢字で「女郎花」と書くようになったのは
平安時代のなかば頃から、と言われている。
・根は漢方薬になる。
・「男郎花(おとこえし)」という花もあり、
こちらは白い花。形はそっくりだが
女郎花より「力強く」見えるとのこと。
・別名 「粟花」(あわばな)、
黄色い花が粟に似ているから。
「思い草」(おもいぐさ)。
・8月16日の誕生花(女郎花)
・花言葉は「約束を守る」(女郎花)
・「手にとれば 袖(そで)さへ匂ふ 女郎花
この白露に 散らまく惜しも」
万葉集 作者不詳
「女郎花 秋萩凌ぎ さを鹿の
露分け鳴かむ 高円(たかまど)の野そ」
万葉集 大伴家持
「さを鹿の 己が棲む野の 女郎花
花にあかずと 音をや鳴くらむ」
金槐和歌集 源実朝
「ひょろひょろと 猶(なお)露けしや 女郎花」
松尾芭蕉
(季節の花300より)