季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「黄楊(つげ)」

2014-03-19 05:14:14 | 暮らし
一日一言

朱を注いだよう

朱色を流し込んだような色であると言う意味から、
顔面が紅潮する場合のたおえとして用いる。
「朱えお注ぐが如し」とも言う。

★彼は怒りのあまり顔面に朱を注いだようになり、身を
震わせていた。


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3月から咲く花「黄楊(つげ)」
開花時期は、 3/15 ~ 4/10頃。
・「柘植」とも書く。
・梅雨時に
 葉が黄色になることから、
 「つゆき(梅雨黄)」。
 それがしだいに
 「つげ」に変化した。
 漢名は「黄楊木」。

・小さい黄色の花が枝先に咲く。
 葉の色と似ているので
 あまり目立たない。

・材は緻密で堅く、
 印材、定規、櫛、将棋の駒
 などに用いられる。
  ”つげ細工”

・園芸品種に
 「西洋黄楊(せいようつげ)」
 がある。
 ふつうの「黄楊(つげ)」に
 似ているとのこと。
 (私は区別がつきません)。

 西洋黄楊は英語で
 「boxwood(ボックスウッド)」
 と呼ぶ。  
 (「黄楊」を総じて
  「ボックスウッド」と
   呼ぶこともある)


・「夕されば
  床のへ去らぬ 黄楊枕
  いつしかと汝(な)は
  主待ちがてに」
   万葉集

 「君無くは
  何(なに)ぞ身よそはむ
  くしげなる
  黄楊(つげ)の
  小櫛(をぐし)も
  取らむと思はず」
   万葉集
   播磨娘子
   (はりまのをとめ)

(季節の花300より)


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