季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「葛(くず)」

2014-09-23 05:15:00 | 暮らし
一日一言


身代を棒に振る


全財産を無駄にしてしまうと言う意味から、

資産を浪費し尽くすことを指して言うんの

に用いる。

★あの資産化の道楽息子は、ついに代々のこして

来た身代を棒に振って一家離散した。


歳時記


秋分の日

9月23日頃(2014年は9月23日)および寒露までの期間。

太陽黄径180度。白露から数えて15日目頃。

地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道が

ちょうど交差したところが黄径0度。

秋分とは、太陽が黄径180度(秋分点)を通過するときのこと。

春分と同じく、太陽が真東から昇って真西に沈み、

昼と夜の長さがほぼ同じになります。

太陽が、極楽浄土があるという真西に沈むことから、

亡くなった人をしのぶ日とされています。

春分・秋分の3日前から7日間をそれぞれ春の彼岸、秋の彼岸とします。

※春分・秋分は「彼岸の中日」といいます。

彼岸は日本独自の行事です。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、この日を境に寒さが増してきます。


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秋の七草「葛(くず)」

開花時期は、 8/15 ~ 9/末頃。
・秋の七草の一つ。
・まわりの木々を
 つるでおおってしまう程の生命力。
 ひと夏で10mぐらい生長する。
・花は下の方から咲いていく。

・大和の国(奈良県)の
 国栖(くず)というところが
 葛粉の産地であったところ
 からの命名。
 漢字の「葛」は漢名から。

・つるの繊維部分は
 「葛布(くずふ)」の原料。
   (静岡県掛川市特産)

・根には
 多量のでんぷんを含んでいて、
 「葛根(かっこん、
     解熱の漢方薬)」
 になる。
 葛粉(くずこ)もとれる。
    → 葛餅(くずもち)


・別名
 「裏見草(うらみぐさ)」。

  葉が風にひるがえると
  裏の白さが
  目立つことから。
  平安時代には「裏見」を
  「恨み」に掛けた和歌も
  多く詠まれた。  


・「ま葛原
  なびく秋風 吹くごとに
  阿太(あた)の大野の
  萩が花散る」   
   万葉集 作者不詳 

 「梨棗(なつめ)
  黍(きび)に
  粟(あは)つぎ
  延(は)ふ葛の
  後も逢はむと 葵花咲く」
   万葉集 作者不詳 

 「葛の風
  吹き返したる 裏葉かな」
   高浜虚子

(季節の花300より)



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