季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「芹(せり)」

2017-01-06 03:59:22 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「運命は冷たいけれど摂理は温かい①」

曹洞宗の尼僧、青山俊どうが書いた『禅のまなざし』という本お中に、

「だいじょうぶの小石」というお話があります。仕事柄病院に出入り

を許されている一人の方が、掌に入るくらいの小さな小石を持っていて、

これから手術を受けようとしている人に、その小石を握らせて上げたのだ

そうです。その小石には、平仮名で「だいじょうぶ」と書いてあるのをで、

それを握らせてもらった人は、「大丈夫なんですね。手術は旨くいく

のですね。ありがとう」と喜びます。すると、その方は、「あなたが

思っている通りになる大丈夫でなくとも、どちらに転んでも大丈夫、そう

いう大丈夫の小石なんですよ」と仰るのだ、とうお話なのです。


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春の七草「芹(せり)」

田んぼや川べり、湿地に自生。
・1ヶ所に「せり」(競)合って
 生えることから「せり」。
・食べられます。おいしい。
・春の七草のひとつ。

・食の味を味わうのは主に春だが、
 花は夏に咲く。
 白い小さな花が多数集まる。


・「丈夫(ますらを)と
  思へるものを
  大刀(たち)佩(は)きて
  かにはの田井(たい)に
  世理(せり)ぞ摘みける」
   万葉集
   薩の妙観の命婦
   (さつのみょうかんの
         みょうふ)

 「あかねさす
  昼は田たびて ぬばたまの
  夜の暇(いとま)に
  摘(つ)める
  芹子(せり)これ」
   万葉集
   葛城 王
   (かずらきの おおきみ)



(季節の花300より)



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