名言名句(428)
「すすき野の風のあなたのあなたの陽」『八幡 城太郎』
日野草城門下の八幡城太郎は、明治45年(1912)東京で生まれ、昭和59
年(1984)に亡くなりました。俳諧『青芝』を主宰すると同時に、日蓮
宗の青柳寺の住職でもありました。生前、私(光秋)は、城太郎宗匠か
らこの句の色紙を懇望して書いて貰いました。秋が深まると、この色紙
の入った額を書斎に掲げます。じっと見つめていると、私の脳裏に、一
望、すすき野の風景が浮かんできます。冬の寒さ、凍てを誘う寂しい風
です。しかし、心の寂寥と手を握り合う気持ちのいい風景です。しばら
くたって、心に灯りを灯してくれるような「あたたかい陽」のぬくもり
に触れると、太い溜息をもらしたくなります。安堵の溜息です。城太郎
俳句の最高傑作ですが、それだけではなく、昭和の名句として残る俳句
です。
歳時記
立冬
11月7日。。および小雪までの期間。
太陽黄径225度。霜降から数えて15日目頃。
立冬とは、冬の始まりのこと。「立」には新しい季節になるという
意味があり、立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目です。
※これらを四立(しりゅう)といいます。
朝夕冷えみ、日中の陽射しも弱まって来て、冬が近いことを感じさせる頃。
木枯らし1号や初雪の便りも届き始めます。
立冬を過ぎると、初霜が降りて冬の佇まいへと変わります。
この日から立春の前日までが冬。
=============================
11月から咲く花「寒椿(かんつばき)」
開花時期は、11/25 ~ 翌 2/10頃。
・濃い紅色が鮮やか。八重咲き。
・花びらは1枚ずつ散る。
・公害に強い。
道路と歩道の間の植え込みなどに
よく植えられる。
・山茶花とは、
葉っぱも花も開花時期もほぼ同じで
なかなか見分けがつかない。
(学名的にもほとんど同じ)
【寒椿】
・枝が横方向に伸びるので
背丈が高くならない。
せいぜい高さ1mぐらい。
ただし、
「獅子頭(ししがしら)または
立寒椿(たちかんつばき)」
と呼ばれる品種は
背丈が高くなるので、
山茶花と区別がつきにくい。
(この品種は寒椿でなく
山茶花の一種として
紹介されることもある)
・花びらの数は多く、
14枚以上。
・花びらはあまり
しわしわにならない。
【山茶花(さざんか)】
・背が高い。
・花びらの数は少なく、
5~10枚。
(ただし数の多い品種も
あるようだ)
・花びらは
しわしわになるものが多い。
(季節の花300より)
「すすき野の風のあなたのあなたの陽」『八幡 城太郎』
日野草城門下の八幡城太郎は、明治45年(1912)東京で生まれ、昭和59
年(1984)に亡くなりました。俳諧『青芝』を主宰すると同時に、日蓮
宗の青柳寺の住職でもありました。生前、私(光秋)は、城太郎宗匠か
らこの句の色紙を懇望して書いて貰いました。秋が深まると、この色紙
の入った額を書斎に掲げます。じっと見つめていると、私の脳裏に、一
望、すすき野の風景が浮かんできます。冬の寒さ、凍てを誘う寂しい風
です。しかし、心の寂寥と手を握り合う気持ちのいい風景です。しばら
くたって、心に灯りを灯してくれるような「あたたかい陽」のぬくもり
に触れると、太い溜息をもらしたくなります。安堵の溜息です。城太郎
俳句の最高傑作ですが、それだけではなく、昭和の名句として残る俳句
です。
歳時記
立冬
11月7日。。および小雪までの期間。
太陽黄径225度。霜降から数えて15日目頃。
立冬とは、冬の始まりのこと。「立」には新しい季節になるという
意味があり、立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目です。
※これらを四立(しりゅう)といいます。
朝夕冷えみ、日中の陽射しも弱まって来て、冬が近いことを感じさせる頃。
木枯らし1号や初雪の便りも届き始めます。
立冬を過ぎると、初霜が降りて冬の佇まいへと変わります。
この日から立春の前日までが冬。
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11月から咲く花「寒椿(かんつばき)」
開花時期は、11/25 ~ 翌 2/10頃。
・濃い紅色が鮮やか。八重咲き。
・花びらは1枚ずつ散る。
・公害に強い。
道路と歩道の間の植え込みなどに
よく植えられる。
・山茶花とは、
葉っぱも花も開花時期もほぼ同じで
なかなか見分けがつかない。
(学名的にもほとんど同じ)
【寒椿】
・枝が横方向に伸びるので
背丈が高くならない。
せいぜい高さ1mぐらい。
ただし、
「獅子頭(ししがしら)または
立寒椿(たちかんつばき)」
と呼ばれる品種は
背丈が高くなるので、
山茶花と区別がつきにくい。
(この品種は寒椿でなく
山茶花の一種として
紹介されることもある)
・花びらの数は多く、
14枚以上。
・花びらはあまり
しわしわにならない。
【山茶花(さざんか)】
・背が高い。
・花びらの数は少なく、
5~10枚。
(ただし数の多い品種も
あるようだ)
・花びらは
しわしわになるものが多い。
(季節の花300より)