とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

四国百名山めぐり 3日目

2009-10-18 18:39:55 | 観光
石鎚山登山後は、松山まで足を伸ばし道後温泉に宿泊した。前日は、遍路宿でもある手ごろな温泉旅館に宿泊したのだが、この日は、娘の会社の関係で予約が取れた豪華なホテルに宿泊した。道後温泉本館の直ぐ前にあるホテルで、最上階の部屋となり、食事も部屋出しと贅沢な気分で宿泊できた。料金自体は、補助が出るようでお手ごろの値段になっていた。


道後温泉に来たからには、本館のお湯に入らなければならない。道後温泉本館は明治時代に建築された歴史ある建物(近代和風建築)で、街のシンボル的存在であり、国の重要文化財として指定されている。あのミシュランガイド(観光地)日本編においても2つ星に選定されているそうだ。朝6時から開館されるということで、早起きして本館に向かった。最上階にある振鷺閣(しんろかく)で太鼓が打ち鳴らされ入館受付が始まった。写真の上部の赤い灯篭が灯されたところが振鷺閣である。


入館料は、400円から1500円までサービス内容によって変わってくる。我々は、とりあえず下から2番目の「神の湯2階」(800円)という券を買った。この券では、神の湯に入浴し、2階の大広間で休憩ができる。また、浴衣、茶菓のサービスがある。早速朝風呂に浸かり、さっぱりした後、浴衣に着替え、大広間で茶菓のサービスを受けた。明治時代にタイムスリップしたような気分になった。


また、この道後温泉は明治の文豪夏目漱石がこよなく愛した温泉としても知られている。3階一番奥の個室に夏目漱石ゆかりの資料の置かれた部屋があり、開放されている。この部屋はだれでも見学が出来る。

周辺には、夏目漱石の「坊ちゃんの碑」や記念写真用の看板なども置かれ、観光に一役買っている。


小一時間ほど居てから本館を出たが、周辺の宿に宿泊していた観光客が、続々と本館に詰め掛け大いに賑わっていた。


道後温泉本館には、又新殿(ゆうしんでん)という日本で唯一の皇室専用浴室がある。御影石の最高級品、庵治石を使った浴槽の他、控え室、トイレ等があり有料で見学が出来るそうだ。もちろん一般の人は入ることが出来ない。これまでに10人の皇族が入浴したそうだが、ここ50年ほど使用されていない。今は重要な観光資源になっているようだ。中まで入って見学はしなかったが、外から見るだけにした。やはり、皇族と一般庶民との待遇はまったく違うものである。

その後、ホテルに戻り朝食をとって帰路に着いた。約600キロ以上の長い道のりを一日かけて浜松に戻る。途中渋滞もいくらかあったが、おもったほど酷くはなくほぼ順調に帰ることができた。三日間ともいい天気に恵まれ楽しく過ごすことができてよかった。