今年度最後の社会人大学の講師は、癌研有明病院顧問の川口智義(かわぐち のりよし)氏だった。40年前は骨肉腫の生存率は20%しかなくさんさんたるものだったが、川口氏のアイデアで現在では生存率が70~80%まで向上しているという。骨のがんとも呼ばれる骨肉腫は、多くは10代で発症し患部を切除しても転移する可能性が高かった病気だった。河口氏は、40年のキャリアを持ち、手足を切断しない治療に情熱を注ぎ、この分野では日本で第一人者であるそうだ。
講演では、実際の患者の患部や肉腫の写真等も公開され、目を背けたくなるようなものもあったが、この道一筋にかけてきた川口氏の苦労が偲ばれた。川口氏は「一期一会」を大切にし、その時々に出会った患者さんたちの将来の生活も考えて、いろんな治療法を考案し生存率を高めて行ったのである。患者だった人たちが元気になってスポーツが出来るようになった写真なども公開され、術後の様子もずっと気にかけておられた様子が伺えた。ただ、お医者さんらしく学会の研究発表会のような専門的な話だったので、私には難しい内容も多かった。
さて、今年から初めて参加した社会人大学だが、これですべての講座が終了した。また、課外講座も歌舞伎公演に参加したので、皆勤賞の資格はある。参加者の中には10年とか20年連続で皆勤賞の方もいるそうだ。来年は、どんな先生が来られるかまだ判らないが、また来年も参加してみたいと思っている。
講演では、実際の患者の患部や肉腫の写真等も公開され、目を背けたくなるようなものもあったが、この道一筋にかけてきた川口氏の苦労が偲ばれた。川口氏は「一期一会」を大切にし、その時々に出会った患者さんたちの将来の生活も考えて、いろんな治療法を考案し生存率を高めて行ったのである。患者だった人たちが元気になってスポーツが出来るようになった写真なども公開され、術後の様子もずっと気にかけておられた様子が伺えた。ただ、お医者さんらしく学会の研究発表会のような専門的な話だったので、私には難しい内容も多かった。
さて、今年から初めて参加した社会人大学だが、これですべての講座が終了した。また、課外講座も歌舞伎公演に参加したので、皆勤賞の資格はある。参加者の中には10年とか20年連続で皆勤賞の方もいるそうだ。来年は、どんな先生が来られるかまだ判らないが、また来年も参加してみたいと思っている。