石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

石油と中東のニュース(4月14日)

2021-04-14 | 今日のニュース

(参考)原油価格チャート:https://www.dailyfx.com/crude-oil

(石油関連ニュース)

・OPEC4月レポート:今年の石油需要を595万B/Dに上方修正

・Oxfordエネルギー研究所:原油価格100ドル超のスーパーサイクルの可能性を否定。来年末までは59-69ドル

(中東関連ニュース)

・13日からラマダン(断食月)始まる

・イラン、ウラン60%濃縮に着手、核爆弾製造の90%濃度に近づく

・イスラエル船、UAEフジャイラ沖合でイランの攻撃受ける

・ロシア外相、エチオピアのダム建設に関しエジプトのナイル川水利権を支持

・リビア首相、トルコ訪問。地中海上領海画定の2019年協定を更新。 *

*レポート「天然ガスに国際政治が絡み大荒れの東地中海 」(2020年2月)参照。

・ヨルダン首相:ハムザ王子は訴追しない

・エジプト運河庁、運河封鎖事故に賠償10億ドル要求。コンテナ船を拘束

・UAE、民間企業の給与遅延に新しいペナルティ

 

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サウジアラムコと五大国際石油企業(IOCs)の2020年業績比較 (8)

2021-04-14 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本レポートは「マイライブラリー」で一括してご覧いただけます。

http://mylibrary.maeda1.jp/0528AramcoVsIoc2020.pdf

 

 

6.設備投資 (図 http://menadabase.maeda1.jp/2-D-6-40.pdf )

 2020年のアラムコの設備投資額は269億ドルでありメジャーズ5社のいずれよりも多い。アラムコに次いで設備投資額が多いのはExxonMobilの214億ドルであり、メジャーズの中で唯一200億ドルを超えている。比較した6社の中ではbpが最も少ない123億ドルであり、アラムコの半分以下である。

 

 過去3か年の各社の設備投資額の推移を見ると3か年ともアラムコが最も多いが、同社は3年連続して減少しており、2019年は前年比7%減、2020年は同18%減であった。メジャーズ5社のうち3社は2019年は対前年比で増加、2020年は全社が大幅に減少しているのが特徴である。メジャーズもアラムコも昨年はコロナ禍の影響で設備投資を大幅に削減したことがわかる。

 

 各社の金額の推移は以下のとおりである。(いずれも2018年→2019年→2020年の順で単位は億ドル)。

 

アラムコ(351→328→269)、ExxonMobil(259→311→214)、Shell(230→230→166)、bp(167→154→123)、Total(156→174→130)、Chevron(201→210→135)

 

(続く)

 

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

                               E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

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