石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

石油と中東のニュース(4月12日)

2021-04-12 | 今日のニュース

(参考)原油価格チャート:https://www.dailyfx.com/crude-oil

(コロナ関連ニュース)

・2020年のホテル占有率:1位中国58%、2位UAE54.7%

・1-3月のエジプトのホテル占有率、45%にとどまる

 

(石油関連ニュース)

(中東関連ニュース)

・ヨルダン、国王とHamza王子が揃ってハーシム家独立100周年式典に出席

・米国防長官、イスラエル訪問。武器供与、イラン問題等で意見交換

・イランNatanz核施設で停電事故。イスラエルのサイバー攻撃か

・印L&T、サウジの世界最大太陽光発電施設を受注

・バハレーンArcapita、米物流施設に2億ドルの投資。テキサスのFedEx集配施設も

・クウェイト航空、わずか半年でCEO交替

・UAEと日本が水素開発で覚書締結。 *

*経済産業省プレスリリース参照。

https://www.meti.go.jp/press/2021/04/20210409002/20210409002.html

 

 

 

 

 

 

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サウジアラムコと五大国際石油企業(IOCs)の2020年業績比較 (7)

2021-04-12 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本レポートは「マイライブラリー」で一括してご覧いただけます。

http://mylibrary.maeda1.jp/0528AramcoVsIoc2020.pdf

 

5.Balance Sheetの比較:(続き)

(Equityが他社の2倍以上のアラムコ!)

(2)負債・資本 (図http://menadabase.maeda1.jp/2-D-6-37.pdf 参照)

 6社の資本(Equity)、長期負債(Non-current liabilities)及び流動負債(Current liabilities)の金額及び全体に占める比率を比較すると以下のとおりである。

 

(2-1)資本(Equity)

資本が最も大きいのはアラムコの2,936億ドルであり、IOC5社で最も大きいのはExxonMobil(1,572億ドル)である。その他4社はShell(1,468億ドル)、Chevron(1,327億ドル)、Total(1,061億ドル)であり、bpは最も少なく856億ドルである。アラムコを100とした場合、ExxonMobilが54、bpは29となる。

 

(2-2)長期負債(Non-current liabilities)

 長期負債はアラムコが1,520億ドルと最も多く、次いでbp及びExxonMobilが1千億ドルを超えている。長期負債が全体に占める比率はbpが46%と最も高く、ExxonMobil、Total、Chevron、アラムコの4社はいずれも30%台であり、Shellだけが19%と5社よりもかなり低い水準にとどまっている。

 

(2-3)流動負債(Current liabilities)

 流動負債が最も多いのはShellの1,585億ドルでありIOC他社およびアラムコがいずれも1千億ドル未満であることに比べ突出して多い。因みにShellに次いで流動負債が多いのはアラムコの649億ドルであり、次いでTotal647億ドル、bp 598億ドル、ExxonMobil 564億ドルである。Chevronの流動負債は222億ドルでShellの7分の1の少なさである。

 

(続く)

 

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

                               E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

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