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http://mylibrary.maeda1.jp/0546ImfWeoOct2021.pdf
(米国と中国の二カ国で全世界のGDPの42%!)
3.2021年の世界及び主要国のGDP (Current Price)
(表http://menadabase.maeda1.jp/1-B-2-09.pdf 参照)
(表http://menadabase.maeda1.jp/1-B-2-12.pdf 参照)
(図http://menadabase.maeda1.jp/2-B-2-03.pdf 参照)
IMFによれば今年の世界のGDP(at Current Price)総額は95兆ドルの見込みである。このうちG7は42兆ドルで全体の45%を占め圧倒的な存在感を示している。EUのGDP総額は17兆ドル(全世界の18%)、ASEAN5か国は3兆ドル(同3%)である。
国別では2021年のGDPの世界ベストテンは米国が世界トップ(23兆ドル)で全世界に占める割合は24%、同国一国だけで世界のGDPの4分の1を生み出している。米国に次ぐGDP大国は中国の17兆ドルであり世界全体の18%を占めている。この2か国が世界で突出している。因みにEUのGDPは中国とほぼ同じである。
第3位は日本(5.1兆ドル)でこれに次ぐ世界第4位はドイツ(4.2兆ドル)である。日本のGDPは米国の5分の1あるいは中国の3分の1にとどまっている。第5、6位は英国(3.1兆ドル)及びインド(2.9兆ドル)であり、7位から10位はフランス(2.9兆ドル)、イタリア(2.1兆ドル)、カナダ(2.0兆ドル)、韓国(1.8兆ドル)の各国である。
11位から20位まではロシア、ブラジル、オーストラリア、スペイン、メキシコ、インドネシア、イラン、オランダ、サウジアラビア及びスイスの各国である。中東諸国ではイラン、サウジアラビア及びトルコがそれぞれ世界17位、19位と21位にランク付けされているが、このほかの中東諸国で世界上位に入っているのはイスラエル(同30位)、UAE(同34位)、エジプト(同36位)の各国である。
(続く)
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