石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

三大国際石油企業2011年度業績速報シリーズ(7)

2012-02-21 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本稿は「前田高行論稿集 マイライブラリー」で一括ご覧いただけます。

http://members3.jcom.home.ne.jp/3632asdm/0218SuperMajors2011.pdf

 

 

IV.三大国際石油企業の業績比較(上)

 シリーズI、II、IIIでExxonMobil、Shell及びBP(いわゆるスーパーメジャー)各社の業績を概観したが、シリーズIVはこれら3社を横並びで比較してみた。(2007~2011年各社業績比較一覧表http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/1-D-4-93ExxonShellBp07-11.pdf 参照)

1.2011年の売上・利益・投資の比較
(1)売上高
 (図http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/2-D-4-93fSuperMajorSales2011.pdf 参照)
 売上高が最も大きいのはExxonMobilの4,864億ドルであり、次いでシェルが4,702億ドル、最も少ないのはBPの3,755億ドルである。BPの売上はExxonMobilの8割弱である。

(2)利益
(図http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/2-D-4-93gSuperMajorProfit2011.pdf 参照)
 利益が最も多いのもExxonMobilであり、同社の2011年1-12月の利益は411億ドルであった。これに次ぐのがShellの309億ドルであり、BPの利益は257億ドルである。Shellの利益はExxonMobilの75%、またBPのそれは63%であり、売上高(上記)に比べ利益の格差が大きい。売上高利益率はExxonMobilの8.4%に対し、Shellは6.6%、BP6.8%であり、BPの利益率はShellを若干上回っている。

(3)設備・探鉱投資
(図http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/2-D-4-93gSuperMajorProfit2011.pdf参照)
 3社の設備投資額はExxonMobilが368億ドルと最も多く、次いでBPが315億ドル、Shellは最も少ない263億ドルであった。3社のうちBPは当期利益額を上回る設備投資を行っている。

2. 2011年の石油・天然ガス生産量の比較
(表http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/2-D-4-93hSuperMajorProduction2011.pdf 参照)
(1)石油
3社の中で2011年の石油生産量が最も多かったのはExxonMobilで平均日産量は2,312千B/Dであった。これに次ぐのがBPの2,157千B/D、シェルは3社の中で最も少ない1,666千B/Dであり、BPはExxonMobilの9割、Shellは7割程度にとどまっている。Shellは石油生産部門が他の2社に比べてかなり劣っていると言える。同社の決算資料にはLNGの販売量として1,883万トン(年間)が示されており、このためShellは売上高でBPを上回る結果となっているようである。(BP、ExxonMobilもLNGを取り扱っていると考えられるが、具体的な数値がホームページの決算概要に示されていないのでLNGに関して3社を比較することはできない。)

(2)天然ガス
 3社の天然ガス生産量はExxonMobilが132億立法フィート/日(以下cfd、石油換算2,194千B/D)、Shell 90億cfd(同1,549千B/D)、BP 75億cfd(同1,297千B/D)であった。ExxonMobilは天然ガスの生産に力を入れており、前年比8.3%増加している。実は同社の石油生産は前年比-4.5%の減少を示しており、Shell及びBPの両社は石油、天然ガスのいずれもマイナス成長であった。

(3)石油・天然ガスの合計生産量
(図http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/2-D-4-93hSuperMajorProduction2011.pdf 参照)
  上記(2)の天然ガス生産量を石油に換算し、(1)の石油と合計した生産量で比較すると、合計生産量が最も多いのはExxonMobilの4,506千B/Dであり、これに次ぐのがBP(3,454千B/D)、Shellは3社の中では最も少ない3,215千B/Dであった。
 各社の石油と天然ガスの比率はExxonMobilが51%対49%、Shellが52%対48%でほぼ同量であるのに対し、BPは石油68%、天然ガス38%であり同社は石油の比率が高い。
 因みにBP統計(BP Statistical Review of World Energy 2011)による2010年の国別生産量とこれら3社を比較すると、ExxonMobilは世界第6位の中国(合計生産量5,739千B/D)と同7位ノルウェー(同3,970B/D)の中間に位置しており、BP及びShellはカタール(世界10位)、アルジェリア(同11位)とほぼ同程度である。

(続く)

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
   E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニュースピックアップ:世界のメディアから(2月20日)

2012-02-20 | 今日のニュース

・イラン、英仏向け石油輸出をストップ。EU禁輸政策に先制の意味合い、両国の影響は軽微

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三大国際石油企業2011年度業績速報シリーズ(6)

2012-02-19 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本稿は「前田高行論稿集 マイライブラリー」で一括ご覧いただけます。
http://members3.jcom.home.ne.jp/3632asdm/0217Bp2011.pdf

 

III.BPの業績(下)

2.2007~2011年の業績推移
(図http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/2-D-4-93eBp.pdf参照)
2007年から2011年までの過去5年間のBPの売上、利益、設備投資及び生産量は以下の通りであった。

(1) 売上高
 2007年に2,844億ドルであったBPの売上は2008年には3,611億ドルに急増したが、2009年は一転して前年比34%減の2,393億ドルに急減した。その後2010年は2,971億ドルに回復、2011年には過去5年間では最高の3,755億ドルに達している。
 売上高の振幅が大きい理由は石油価格の急騰と急落によるものである。売上と生産量の増減に相関関係が無いことは、過去5年間で見ると生産量は2009年が最も多く2011年が最も少なかったのに比べ、売上高は逆に2009年が最も少なく、20111年が最も多かったことに現れている。

(2) 利益
BPの利益は2007年、2008年は210億ドル前後のほぼ横ばい状況であり、ExxonMobil、Shell、BP3社の中では最も低かった。2009年の利益は166億ドルに減少したが、この額はShell(125億ドル)よりも多く、ExxonMobil(192億ドル)に比べ遜色がなかった。このため売上高利益率は6.9%と3社中で最も高かったのである。
しかし2010年はメキシコ湾事故の影響により一転して37億ドルの赤字となった。ただ同社の収益構造は非常に強固であり、翌年には過去5年間で最高の257億ドルの利益を計上した。

(3) 設備・探鉱投資額
 同社の投資額は2007年206億ドル、2008年307億ドル、2009年203億ドル、2010年230億ドル、2011年315億ドルであった。同社は毎年利益額を上回る投資を続けており、メキシコ湾事故で巨額の損失を計上した2010年も高い投資水準を維持し、2011年は当年度利益を大幅に上回る投資を行っている。但し次項に述べるごとく生産量は2010年までの横ばいから2011年はむしろ減少しており、短期的には投資の効果が見られない。

(4) 生産量(石油及び天然ガスの合計生産量)
 2007年に382万B/Dであった生産量は2008年に384万B/D、2009年には400万B/Dに達した。しかし翌2010年には382万B/Dに減少、さらに2011年は345万B/Dと過去5年間では最低の水準に落ちている。

(BP編 完)

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
   E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の各社プレスリリースから(2/12-2/18)

2012-02-18 | 今週のエネルギー関連新聞発表

2/14 昭和シェル石油    平成23年12月期 通期決算について http://www.showa-shell.co.jp/press_release/pr2012/021402.html
2/14 東燃ゼネラル石油    エクソンモービル有限会社平成23年12月期決算に関するお知らせ http://www.tonengeneral.co.jp/apps/tonengeneral/pdf/2012-02-14_1ja.pdf
2/16 JX日鉱日石エネルギー    シェル・イースタン・トレーディング社とのLNG売買契約締結について http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2011/20120215_01_0960492.html
2/17 石油連盟 石油の安定需要確保による石油のサプライチェーンの維持と石油火力の位置付け向上(4次提言) http://www.paj.gr.jp/paj_info/press/2012/02/17-000560.html
2/17 石油連盟    天坊 石油連盟会長定例記者会見配布資料 http://www.paj.gr.jp/from_chairman/data/2012/index.html#id559

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三大国際石油企業2011年度業績速報シリーズ(5)

2012-02-17 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本稿は「前田高行論稿集 マイライブラリー」で一括ご覧いただけます。
http://members3.jcom.home.ne.jp/3632asdm/0217Bp2011.pdf

 

III.BPの業績(上)

(注)詳細は下記同社HP参照。
http://www.bp.com/extendedgenericarticle.do?categoryId=2012968&contentId=7073072
 
1.2011年の売上・利益・投資及び生産量
(1)売上高
 BPの2011年1-12月の売上高は375,517百万ドルであり、前年度の売上297,107百万ドルに対し26%の増収であった。この売上高は過去5年間で最も大きい。後述するように同社の石油・ガスの生産量は前年(2010年)を10%近く下回っており、また過去5年間で最も低かった。にもかかわらず売上高が最高を達成した理由は石油価格が上昇したためである。

(2)利益・損失
 BPの2011年1-12月の損益は前年の大幅な損失(-3,719百万ドル)から一転して過去5年間で最高の257億ドルを記録した。前年度の損失はメキシコ湾の原油漏出事故によるものであるが、BPはわずか1年で事故の痛手を乗り切り驚異的に回復したのである。部門別で見ると上流部門305億ドル、下流部門55億ドルであり、ExxonMobil、Shellと同様大半の利益を上流部門で稼いでいる(その他の部門は損失103億ドル)。また二部門の利益は前年と殆ど変わらない。このことからBPの収益構造は安定していると言えよう。

(4)設備・探鉱投資
 2011年度の投資総額は31,518百万ドルであり、前年に比べ37%の大幅な増加を示している。投資を上流部門、下流部門およびその他部門に分けると、上流部門には全体の81%を占める25,535百万ドルが配分されている。下流部門は4,130百万ドル(全体の13%)であり、その他部門は1,853百万ドル(同6%)であった。

(5)石油・天然ガスの生産量
 2011年の生産量は石油が一日当たり平均216万バレル(以下B/D)であり、天然ガスは日産75億立法フィート(以下億cfd)である。天然ガスを石油に換算し石油と合計した場合は345万B/Dに達する。
 石油生産量を地域別にみると、最も多いのはロシアの87万B/Dであり、続いて米国が45万B/D、欧州15万B/Dである。BPは石油生産の4割をロシアに依存しておりExxonMobil, Shellに見られない特色である。一方天然ガスについては米国が全体の4分の1(18億cfd)を占めている。

(続く)

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
   E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニュースピックアップ:世界のメディアから(2月17日)

2012-02-17 | 今日のニュース

・Brent原油、昨年8月以来の高値120ドル突破。WTIは$102.37

・イラン原油の買い付け量を急減させる欧州主要石油企業

・イラン、中国企業Unipecと本年度の原油契約締結

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニュースピックアップ:世界のメディアから(2月15日)

2012-02-16 | 今日のニュース

・イランの対抗措置で原油価格さらに上昇。Brent $119.99, WTI$102.54

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三大国際石油企業2011年度業績速報シリーズ(4)

2012-02-15 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本レポートは「前田高行論稿集 マイライブラリー」で一括ご覧いただけます。

http://members3.jcom.home.ne.jp/3632asdm/0215Shell2011.pdf

 

II.Shellの業績(下)
 
2.2007~2011年の業績推移
(図http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/2-D-4-93cShell.pdf参照)
2007年から2011年までの過去5年間の売上、利益、設備投資及び生産量は以下の通りであった。

(1) 売上高
 2007年に3,558億ドルであったShellの売上は2008年には4,584億ドルと大幅にアップした。しかし2009年は一転して前年比39%減の2,782億ドルに急減した。その後2010年には3,681億ドルとなりさらに2011年には4,702億ドルと過去5年間の最高を記録した。
 この5年間の売上増減の最大の理由は、石油価格の急騰と急落によるものである。そのことは後述する生産量の変化を見ればよくわかる。すなわち2007年から2008年にかけては生産量が減少したにもかかわらず売上は大幅に増加しており、また2009年は生産量の減少(対前年比-3%)以上に売上高が減少している(同-39%)。2010年は生産量及び売上共に増加したが、2011年の生産及び売上を前年と比較すると、数量は減少(-3%)しているにもかかわらず売上は増加(+28%)した。

(2) 利益
Shellの利益は2007年の313億ドルが2008年には263億ドル、2009年には125億ドルと3年間で6割減少した。2010年には200億ドル台を回復し、さらに2011年には309億ドルを記録し2007年の水準に回復した。
売上高利益率については 2007年は8.8%であったが、その後2008年から2010年までの3年間は5%前後に低迷した。2011年には漸く6.6%に回復したものの未だ2007年の水準を下回っている。ExxonMobilの利益率(2007年10%、2011年8.4%)と比べるとShellの利益率は見劣りがする。

(3) 設備及び探鉱投資額
 2007年の投資額は246億ドルであり、2008年には急激にふくらみ同期の利益額を大幅に上回る351億ドルに達した。その後2009年から2011年までは毎年260億ドル台で推移している。過去5年間のうち2008年から2010年までの投資額は同期の利益を上回っており、Shellは投資に積極的である。但しこの間の生産量は横ばい状態であり、ExxonMobilに比べ短期的な投資効率では見劣りがする。
 なお投資に占める上流部門の比率は5年間を通じ8割前後の高い比率であり、Shell社はExxonMobil同様継続的な探鉱開発の投資を行っていることがわかる(ExxonMobilの項参照)。

(4) 生産量(石油及び天然ガスの合計生産量)
Shellの2007年の石油と天然ガスの合計生産量は332万B/Dであった。その後は2008年325万B/D、2009年315万B/D、2010年331万B/D、2011年322万B/Dである。毎年の生産量に大きな変化は無いが、減少と増加が繰り返されており不安定な様相を示している。

(Shell編 完)

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
   E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニュースピックアップ:世界のメディアから(2月14日)

2012-02-14 | 今日のニュース

・ギリシャ、イラン問題で石油価格上昇。WTI$100.49, Brent117.30

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三大国際石油企業2011年度業績速報シリーズ(3)

2012-02-13 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本レポートは「前田高行論稿集 マイライブラリー」で一括ご覧いただけます。

http://members3.jcom.home.ne.jp/3632asdm/0215Shell2011.pdf

 

II.Shellの業績(上)

(注)詳細は下記同社HP参照。
http://www.shell.com/home/content/media/news_and_media_releases/2012/q4_2011_results_newsitem_02022012.html
 
1.2011年の売上・利益・投資及び生産量
(1)売上高
 Shellの2011年1-12月の売上高は470,171百万ドルであり、前年度の売上368,056百万ドルに比べ28%の増収であった。後述するように過去5年間の同社の石油・天然ガスの生産量はほぼ一定しており、売上増はひとえに石油価格の高騰にある。この結果、2011年の生産量は過去5年間で2番目に低いにもかかわらず、売上高は最も大きかった。

(2)利益(図http://members3.jcom.home.ne.jp/maeda1/2-D-4-93dShell.pdf参照)
  利益は30,918百万ドルであった。これは前年(20,127百万ドル)比1.5倍、日本円で約2.3兆円である。利益の内訳を上流部門(原油生産)と下流部門(石油精製販売)に分け、さらに上流部門を米国内と米国外に分けて比較すると、最も利益が多かったのは米国外の上流部門であり、全体の利益の69%を稼ぎ出している。これに対し米国内の上流部門の利益額は全体の14%であった。これらを合計すると同社の利益の8割強は上流部門によるものであり、ExxonMobilと同様の傾向を示している。 

(3)設備及び探鉱投資
 2011年度の投資総額は26,301百万ドルである。投資を上流部門、下流部門およびその他部門に分けると、上流部門には全体の79%を占める20,681百万ドルが配分されている。下流部門は5,479百万ドル(全体の21%)であり、その他部門は殆ど投資していない。

(4)石油・天然ガスの生産量
 2011年の生産量は石油が一日当たり平均167万バレル(以下B/D)であり、天然ガスは日産90億立法フィート(以下億cfd)である。天然ガスを石油に換算し石油と合計した場合は322万B/Dに達する。ShellではこのほかLNGを年間1,883万トン販売している。
 石油生産量を地域別にみると、最も多いのは中東・北アフリカの412千B/D(全体の25%)であり、次いで欧州239千B/D(14%)、米国211千B/D(13%)である。ExxonMobilの場合はアフリカとアジア大洋州で全生産量の60%を占めているのに対し、Shellの原油生産は全世界に万遍なく拡がっている。
一方天然ガスについては欧州が33億cfdと全体の4割弱に達する。これに次ぐのがアジア・大洋州(23億cfd)であり、この両地域で全生産量の6割強を占めている。

(続く)

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
 前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
   E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする