ブログの不定期更新が始まってからの変化で最も大きかったのが、USドルの短期金利の上昇です。
米国債の3ヶ月もの金利は昨年12月を底にして上昇中です。(リンク先で「$UST3M」と入れて「Update」を押して下さい。)
また、米ドルのLIBORの3ヶ月もの金利も12月22日あたりを底にして、かなりシャープな切り上げ方です。(リンク先の米ドルLIBORをクリックして下さい。)
ここで思い出して頂きたいのは、今回の株価高騰のラリーは、米ドルLIBORが昨年3月に低下し始めた時期と軌を一にして始まったということです。
それが、昨年のドバイ問題を契機にしてギリシャ問題を経て、いわゆるソブリンリスクの高まりを背景に、米ドルLIBORの3ヶ月もの及び1ヶ月ものと、米国債の3ヶ月ものの短期金利から上昇を始めております。
イールドカーブ分析からすると、昨年3月から始まった株式ラリーは、この5月頃には終焉を迎える可能性が出てきております。
米国債の10年ものは、今のところ落ち着いてはおります。(リンク先で「$UST10Y」と入れて「Update」を押して下さい。)
しかし、これもFEDによるMBSの買い取りがこの3月で停止されるや否や、買い手不在からの長期金利上昇をけっかけとして上放れする可能性が出てきました。この際の金利上昇が世界経済の回復を伴っての「良い金利上昇」であれば、長短金利のスプレッドは適正水準に保たれ問題はありませんが、ソブリンリスクの高まりから来る「悪い金利上昇」の場合は、日米英などの先進諸国のソブリンリスクへの波及を意味し、世界経済の次なる大波乱の幕開けとなる可能性さえ展望できそうです。
米国債の3ヶ月もの金利は昨年12月を底にして上昇中です。(リンク先で「$UST3M」と入れて「Update」を押して下さい。)
また、米ドルのLIBORの3ヶ月もの金利も12月22日あたりを底にして、かなりシャープな切り上げ方です。(リンク先の米ドルLIBORをクリックして下さい。)
ここで思い出して頂きたいのは、今回の株価高騰のラリーは、米ドルLIBORが昨年3月に低下し始めた時期と軌を一にして始まったということです。
それが、昨年のドバイ問題を契機にしてギリシャ問題を経て、いわゆるソブリンリスクの高まりを背景に、米ドルLIBORの3ヶ月もの及び1ヶ月ものと、米国債の3ヶ月ものの短期金利から上昇を始めております。
イールドカーブ分析からすると、昨年3月から始まった株式ラリーは、この5月頃には終焉を迎える可能性が出てきております。
米国債の10年ものは、今のところ落ち着いてはおります。(リンク先で「$UST10Y」と入れて「Update」を押して下さい。)
しかし、これもFEDによるMBSの買い取りがこの3月で停止されるや否や、買い手不在からの長期金利上昇をけっかけとして上放れする可能性が出てきました。この際の金利上昇が世界経済の回復を伴っての「良い金利上昇」であれば、長短金利のスプレッドは適正水準に保たれ問題はありませんが、ソブリンリスクの高まりから来る「悪い金利上昇」の場合は、日米英などの先進諸国のソブリンリスクへの波及を意味し、世界経済の次なる大波乱の幕開けとなる可能性さえ展望できそうです。