どこで買いまたは売りにエントリーするか? この難題に対しての最適解を求めようと、様々な試行錯誤をしてきました。
要は、相場の切り返しのサインをできるだけ確度の高い方法で捕捉するしかありません。
トレンド変化のきっかけは、様々あろうかと思いますが、ほぼ次のような点に集約されます。「買い」についての考察に絞ります。例題は、取引高トップの6920レーザーテックです。
1.「売り」サインが出た時
これは強気シグナルのケースも多々あります。1月11日に今年始めて出ました。この時の指数値(注)は18570ポイントでした。実際の終値は23950円。この終値を安値が上回ったのは、翌12日の24130円。終値は24290円。ここで買うのがセオリーですが、翌日は24025円で始まりました。しかし、ほぼそれが底でした。この場合、前日安値の24130円を下から抜く段階での買いが正解。抜けなければ見送りですね。
ちなみに、13日の安値は24010円で、これは11日の終値(これをベースラインと言います)よりも60円高でした。23950円を割り込むと、この場合は損切り実行ラインとなります。
1月11日にマークした指数値18570ポイントは、そのラインを割ることなく上昇を続け、19日になって初めて下落トレンドに転じております。(これは前々日の指数値との比較をしながら判断します。)この日の引けで売りが正解ですね。25460円。
2.「売られ過ぎ」サインが出た時
1月4日にレーザーテックに売られすぎサインが出ております。同時に底打ちサインも。これは12月19日にも出ておりました。12月19日からの動きを見ていきましょう。
指数値は19日の19335ポイントから23日の15630ポイントまで一貫して下げております。このような時は、前日終値を当日の安値が上回ることができておりません。この傾向は1月5日まで続いております。この日に買い戻しが正解ですね。
1月4日に売られすぎサインが出ましたが、翌日には、安値が前日終値をいきなり上回っており、指数値も切り返しております。終値の21655円で買いたくなるところですが、レーザーテックの場合は名うての仕手株とも言えます。ふるい落としが必ずありますので、翌日まで待ちます。6日は案の定、安く始まりましたが、4日のベースラインの21150円ピッタリで安値が止まっております。ここで買えれば笑いが止まりませんが、それは凡人には無理。前日の安値の21330円を下から抜き去るかどうかを監視。実際には軽く抜き去り、終値まで待てば700円も飛翔しております。
以上、2例を出しましたが、要するにベースラインとするポイントを間違えないようにすることが第一点。そのベースラインの指数値(実際の値ではなく)を下回らない限りホールド。デイトレの場合の判断基準は、ベースラインの日の終値を、当日安値が下回らない限りホールド。下回った場合は損切りとなります。
こうしたロジックをまとめた「注目銘柄監視リスト」を作成しましたので、RSSを購入された方はOne Driveにアップしておきましたので、参考になさって下さい。
今後は、何とか、相場の立ち上がりポイントを捉えて行きたいと思っております。
レーザーテックのスクリーンショットは以下の通りです。
注目銘柄監視リストのサンプルは以下の通りです。
注:指数値は、スクリーンショットでは、真ん中あたりの「Indicator」となっているところです。