株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

価値ある存在-吉本隆明74語より(7)

2005-09-24 11:36:45 | 価値ある存在
勢古浩爾さんの「生きていくのに大切な言葉 吉本隆明74語」からの、「価値ある存在」今日は7回目です。青字は、吉本隆明の文章。赤字は勢古さんの文章。黒字は筆者の感想。

「どんな豊富な思想の表現も、いったん行為事実に還元されれば、ありふれたものとならざるをえない。」(「思想的弁護論」)

「思想はいつも壮大であるが、それを実現する現実の後景はいつも貧弱である。」(「情況」)

これらの言葉と、「いいことを照れもせずにいう奴は、みんな疑った方がいいぞ」(「遺書」) とは、どこか通底するところがあることはお分かりの通りです。

勢古さんが卑近な例として挙げているように、オウム真理教の「思想」が現実に起こした「行為事実」や、夢にまで見た楽しいはずの結婚生活が、いがみあった果ての離婚に至る「行為事実」を考えれば、なるほどと思ってしまいます。

「思想(思考)は現実的に必ず頽廃する。思想(思考)を実現しようとするものが、矛盾のかたまりである人間だからである。」

このように、勢古さんは言います。人間が矛盾のかたまりであるのは、それはその通りですが、だからといって、思想(思考)が現実に触れたときに必ず頽廃するものでもないでしょう。

分かりやすく、楽しい結婚生活がなぜいがみ合って離婚に至るのか、その例で考えてみます。結婚すればそこに待ち受けているのは日々の日常生活です。それは吉本も言うように極めて「ありふれたもの」ですが、それを長年にわたって続けることが如何に大変なことか、そうした市井に生きる無数の人物を、千年に一度しかこの世にあらわれない人物の価値とまったくおなじである、と言い切る吉本の思想を併置してみると、現実から思想を汲み取り、その思想から現実へとまた下りていく、という親鸞から得た「往還」の考えを見ることが出来ます。それが生きていくための現実の「知恵」だと筆者は解釈しております。

問題は、その「知恵」がどこから得られるかということです。それについて、「いいことを照れもせずにいう奴はみんな疑った方がいいぞ」と吉本は言います。全くその通りです。結婚生活で、相棒からいいこと、つまり「正論」(思想)を押しつけられてばかりでは、どんな聖人君子も身が持ちませんが、どうしてもその相棒の「素の部分」は、繰り返し繰り返し出てくるものです。この「素の部分」は、良い点も悪い点も含めてその人間のすべてです。しかも、時間が経てば、環境が変化すれば、変貌します。これは、まさしく日々の生活において生じる矛盾そのものです。しかし、そこで「頽廃」していては、一貫の終わりですね。筆者の場合は、その「素の部分」を、自らの生きる意味のようなところに結びつけて考えました。つまり、その嵐のような相棒の「素の部分」からの攻撃を、正面から引き受けていったのです。引き受けることがあたかも自分の人生であるかのように。改めて考えてみれば、結婚する気になったのも若気の至りの部分もありますが、そうした「素の部分」全体に惹きつけられたためでした。気がつくと、そうした年月の繰り返しそのものが、自分の人生と一体化しておりました。そして、ありふれた日常のなかにこそ生きる糧があると思うようになっていました。

今日は、自分の結婚観まで吐露することになろうとは、夢にも思いませんでしたが、これが書き言葉を唯一持ってこの世に生きている人類の面白いところですね。チンパンジーのパン君なら、ここまで悩むこともありますまい。
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明日の注目銘柄(9.26.05)

2005-09-23 12:28:24 | 明日のモニタリング銘柄
新興市場も、今週は結構な下落を被った銘柄が多かったせいか、テクニカルには買い場を迎えているものも多くなっております。その中から明日(26日)の注目銘柄です。

1.3754エキサイト ○

 OSC43%(+3%)とRSIとも反転し、乖離幅も-8Kと拡がりました。5月2日以来の70万割れは阻止できたようです。伊藤忠傘下の会社ですが、株価が伸び悩んでいるのはポータルとしての存在感が今ひとつのためなのでしょうか。筆者も久しくHPを見ていませんでしたが今日見て納得。女性の顧客が多いと書かれていましたが、トップページの写真のキャッチ、何と「華やかに彩るレース&フリル fashion Femme」とあり、おとぎの国の王女様を模したような女性の写真が載っておりました。また、「格好いい女に学ぶ10の法則」なるコラムもありました。う~ん、でもちょいと苦しいですね。差別化しなければという気持ちは分かりますが、ちょっと一貫性に欠けるような気がします。というのは、この会社、オンラインゲームポータルを持っていますが、ゲームとfashion Femmeとはどこでどうつながるのかもう一つ不明です。それからそもそもexciteとは、日本語で「興奮する、させる」との意味であることはご存じの通りです。この露骨な日本語が果たして、女性一般に喜ばれるかどうか? 伊藤忠さんは、元来Exciteという名前を付けた段階では、X-Siteへの連想から、思わぬことに出会うサイトということと、男性的で野趣あふれるポータルサイトをイメージしていたのではないでしょうか。ところがYahooの寡占状態は思わぬ厚い壁だった。そしてやむなく方針転換を余儀なくされたということでしょう。それにしては、携帯電話向けのゴルフサイトに出資したり、ゴルフ関連事業を展開しているのは、何故でしょう? 最近女性がゴルフ場で過半数を占めるようになっているのでしょうか?それは商社のコネの延長線での発想ではないでしょうか? と、まあ、色々とケチを付けてしまいましたが、それじゃ、あんたならどうする? と聞かれても名案がある訳ではありませぬが、ここまで来たら仕方ありません。原点に立ち返って、野趣あふれる女性全般(中高年・婆さんも含む)が、彼女らに惹かれる子羊のような男性達に思いがけずに出会うサイトに徹底的に特化してはどうでしょうか? 会社のロゴも、雌のバッファローと雄の子羊を合わせた形に作り替えます。 問題は、子羊のような男性を惹きつけるアイディアを具現化することです。これに失敗すると、いまどきの野趣あふれる女性連中は決して「エキサイト」しませんから。間違いありません。

2.2360ウィーヴ ▲

この会社、カタカナより英語で言った方が分かりやすいです。何と、「We've got everything you need」から来ているのです。これには驚きました。世の中の会社にこのように豪語するところがあったとは。かのマイクロソフトでも、まさかこんなセリフを吐かないでしょう。「白雪姫とデートしたい」と言うおめでたい方が、貴社にその夢を実現せよと求めたら、一体どうするのでしょうか? しかも、We've gotの後ろに続く目的質は、無限です。と、HPのトップページに書いております。そうだったのです。目的質(これは造語でしょう)は無限ということは、何を求めても良いが結果は有限ということの裏返しだったのですね。なかなかに凝っています。どなたかギリシャあたりで、レトリックを学んだ方がいらっしゃるようです。

この会社、要するにセサミストリートなど、テレビアニメの企画・制作ビジネスをやっているようです。しかも、アートとキャラクターの中間領域での企画が得意なようです。「キャラクターとアートの共振を生み出すプロジェクト」を手がけたとか、「異種混交の妙を高品質なレベルで提供すること」などの表現は、ソ連の夭逝の天才心理学者ヴィゴツキーやロシアのバフチンに造詣の深い方が、この会社の広報部門にどうもいらっしゃるようです。失礼!。このブログは明日の注目銘柄を予想する株式のブログですので、あまりそこから外れるのは読者の心証を害しますのでここらで止めます。

なぜ注目したかですが、OSCは36%と1%だけですがコンバージェンスし、かつ、RSIが11%まで落ち、そして、乖離幅はゼロという面白いポジションにあるからです。過去、20万円台の前半からは必ず反発しておりますので、ちょっと変わったキャラクターの会社に興味がある人、そろそろ買い出動です。業績は急上昇しない代わりに、大きく下げることもなく、どこかの貴公子のように贅沢三昧のためにMSCBを発行したりといった素行の悪さもなく、アニメを手がけている割には地味な会社のようです。どちらかというと、大口を叩くところを除いては、筆者の好みの会社です。

3.3736コネクトテクノロジー ▲
 
 乖離幅が何と-34Kです。OSCはまだコンバージェンスしておりませんが、指数値は9月9日段階に近づきました。この株の人気復活は根強いものがあると筆者は見ております。そろそろ反転の機を窺う方々の買いが入るやも知れません。出来高が細りながら下げ幅を縮めているのがその証左ともいえます。いずれ、80万円あたりまで復活するための一里塚の調整でしょう。MSCBのくびきがとれたと聞いておりますので、後は上げるだけです。もっとも、話題先行で業績への反映が何時になるのか不安要因はありますが、株は話題性に勝るものはありません。そうでなければ、PER346倍のこの株が上がる理由は見あたりません。まあ、経営陣はちょっと調子がよい所はありますが、技術的にはいいものを持っているのではないでしょうか。

4.4340シンプレクス・テクノロジー △

 8月19日の明日の注目銘柄で取り上げたとおり、この会社の経営陣のキャリアは半端ではありません。ソフト会社としては日本一かも知れません。今回も、9月8日を底に、それこそ絵に描いたように値を戻してきました。一貫してOSCは上昇しました。こんなにきれいな上昇曲線も珍しいでしょう。さすが金融工学の大家を揃えただけあります。何事にも「美」を追求する精神が息づいているようです。注目の理由は、出来高を伴い8月22日につけた、祝1部昇格相場での高値の293Kを抜いてきたからです。6月6日に313Kという年初来の高値がありますが、明日これを抜き去る本領が果たして発揮できるかどうか。

2002年上場から3年少々で東証1部昇格とは、会社設立が5年も早い4779ソフトブレーンより2年も早いペースです。如何にこの会社のビジネスモデルと技術、そして素質が優れているのか、エリート連中にはどうしてもひがみ根性を持ってしまう筆者としても、それを認めざるを得ません。ウエッジウッド家の娘と結婚して経済的にも何一つ言うことがない立場を得たダーウィンが、いつまでも後世に残る進化論という金字塔まで打ち立てたことは、神は人に二物を与えることを教唆しております。ダーウィンと比較するのはやりすぎですが、今のところこの会社を「冷やかそう」にも、情けないかな肝心のネタに事欠いてしまうのです。


【下げ止まり後の反転注意銘柄】

・3760ケイブ
 OSC27%、RSI19%ともコンバージェンスしておりますが、まだ微細な兆候。

・2432DeNA
 OSC38%、RSI34%とも明らかにコンバージェンス、26日の分割権利最終日での動きに注意

・1711省電舎
 水曜日よりテクニカルには良くなりました。OSC40%(+3%)、RSIは7%です。底打ったと言っても、次の買い方がいないのかも知れません。その点は注意。

・3375ZOA
 2連続OSCがコンバージェンスし、RSIも8%と1%コンバージェンスしました。出来高が少ないので要注意ですが、乖離幅も-8Kと良好です。

・2446ゼンケンオール
 まだ調整中です。今回の高騰前の9月1日の360Kあたりの水準まで下りなければ反転はないのかもしれませんが、指数的には、6日の段階までもう一息です。

・4777ガーラ
 RSIが何と8%まで落ちました。OSCも26%ですが、まだコンバージェンスしておりません。乖離幅も-20Kと良好。更に押されたところからの反発を注目。

・4304Eストアー
 OSC39%で+2%コンバージェンス。乖離幅も-3K。指数値は前回の9月日の反発前夜とほぼ並びました。RSIだけがその前夜の25%に対して41%です。よって、今回はもう一段の下げがあるかも知れません。つまり、240K割れという事態です。この株6月前半にその局面がありました。今回もそれを意識して注目下さい。

・2341アルバイトタイムス
 この株も長期低落しておりますが、木曜日にOSCが36%で、RSIも28%でコンバージェンスしております。乖離幅も-20円もあり、指数値は8月23日以来の低さです。もし歴史は繰り返すなら、ここで反発は必定でしょう。


【順張り強気銘柄】

・3350ダイキサウンド
 乖離幅-5Kと良好OSCも38%でRSIの34%とともにコンバージェンス。21日を底に反転した気配。

・4314ダヴィンチ・アドバイザーズ
 OSC59%で踏ん張り、RSIは65%と+2%コンバージェンス。382Kを抜ければ高値更新に向かうか? ケネディクス、パシフィックも同じ状況。値動き連動に注意。

・2732クインランド
 ちょっと事業計画が怪しいという嫌疑をかけられ下げておりましたが、OSCも58%RSIも65%ですが、この地合の悪さにもかかわらず、じりじり上げてきました。もう一段の上げがあるかも知れません。

・3740フレームワークス
 9月7日の高騰前夜の水準に指数値が戻ってきました。二番煎じがあるとすれば明日ですので、ちょっと目を離さぬように。上げるときはダイナミックです。


【その他テクニカルに反転サイン点灯銘柄】

・3755GDH
 木曜日引けに戻してOSC、RSIともわずかにコンバージェンスしましたが、13日、14日の大商い以降の出来高が少なく、戻り売りの圧力に注意。再度の相場を作る出来高だと上昇。

・6158和井田製作所
 OSCが2連続コンバージェンスし39%と上昇。乖離幅もゼロ。小反発期待できそう。

・2444セレブリックス
 8月末に上方修正のニュースで上がってから、2度目の調整の谷間に来ています。乖離幅-50Kはこの株としては大きい。OSCも43%へと明確に上昇。出来高は少ないのですが、プラスで始まるようだと上げる公算大。

・3723日本ファルコム
 テクニカルに全て好転。反転していないのは、18%のRSIのみ。但し、130Kをあっさり超えないとまだ調整の余地あり。

・6677エスケーエレクトロニクス
 一旦底打ったかに見え、その後また下落するも、金曜日にOSCが明確に42%と反転しRSIも24%と+5%回復しました。これで底打ち完了となるかどうか。少なくともテクニカルには買い。

・4743アイティフォー
 木曜日の感想にも書いたとおり、子株環流売りが一巡した気配があります。テクニカルにも、OSC、RSIとも上昇し30%、24%と這い上がったところ。乖離幅も-21円もあります。そろそろ600円回復からの上昇を期待。

・2392セキュアードキャピタルジャパン
 OSCが44%と明確に+7%も上昇し、乖離幅ゼロ、指数値最低と申し分ありません。この株、上方修正を繰り返してもどうしてダヴィンチのように人気化しないのか、七不思議の一つです。筆者も分割前に手がけましたが儲け損ないました。外資という理由でしょうかねぇ~。今ひとつ、心の中が読めないのです。

・2384SBS
 この株CB50億円の発行を21日に発表しましたが、株価の反応は限定的でした。そして、22日は何とOSCも44%とコンバージェンス。乖離幅も-2Kと盛り返しております。当初転換価格が436Kであり、いわゆる転換価格の下方修正条件は発表資料を見る限り見あたりませんでした。このあたりが評価されているのかも知れません。もとより業績の良い会社です。この「噂」のため、本来の上昇が押さえられていた反動であれば、逆に高値に戻していく可能性もあります。

・4797ICF
 22日は1Kしか上げておりませんが、OSCは+6%の38%と明確に反転しております。乖離幅も-7Kと良好。273Kを超える勢いなら280Kまで一気に伸びるかも知れません。但し、MSCB銘柄なのでテクニカル指標には騙しが混じるので注意。

・4781日本ハウズイング
 OSCが4日連続コンバージェンスしながら、値を落としている希有な例。指数値は高騰前の8月31日段階に近いところまで落ちました。特にニュースは見あたりません。今回の9月の相場が再現されるなら、もうそろそろでしょう。22日の引けにかけて、その兆候はありました。

以上、今日はたっぷりと時間がありましたので、大サービス精神を発揮しすぎてしまいました。しかしその分、テクニカルにも反転しそうな銘柄が多かったということになります。皆さんも、じっくりとこの週末ご検討下さい。来週の幸運をお祈りします。
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後場は好転してきました。

2005-09-22 16:07:59 | 株に出会う
前場の感想として、場が悪くても楽しむ相場、といったことを書きましたが、後場の3773AMIの値動きには参りました。これは健康に良くないどころか持病が悪化すると思い、やむなく777Kで下りました。-3K。テクニカルにも反転サインは消えました。

この株、すっかり子供の遊び場のようなだらしない値動きをする株に堕したようです。いっそのこと、パソコンから音声で売買することができるなら、売り玉が出るたびに、「ぎゃあぎゃあ」と鳴き叫ぶ子供の声に少しは気が慰められるものを、板の数字だけの無表情で姑息な動きにはもううんざり。もっとも、膠着状態にある株の動きは大なり小なりこのようなものですので、ここで文句を言うのも筋違いというものですが。

ところで、引けにかけて買ったのは、3723日本ファルコムです。123Kです。これでOSCが35%と+6%上昇し、乖離幅も-2Kとなりました。RSIも18%ですので、底打ちのサインとして、月曜日には見直し買いを期待してのことです。今日、衰えたとはいえ往年のファントム戦闘機のごとく、128Kまで電光石火でかけあがったその動きに、その前兆を見た思いでした。

それと、前場から指していた4743IT4を引けに590円で買いました。これもOSCは30%と+3%きれいに反転し、RSIも+2%コンバージェンスしております。乖離幅は-21円もあります。これでこの株も環流売りが止まったのではないかと思います。投資家の意見に従い、素直に株式分割したという、今時珍しいこの会社の「純情」にほだされて、来週の勝負にかけることにしました。

前場に371Kで買った3746MEXは、そのまま持ちこしです。OSCは25%と前日と同値で終わりましたが、RSIはなんと6%です。今日の動きを見る限りこれもやっと下げ止まった感じです。ブロードバンドタワー(BBT)の凋落に合わせて、この間下げていたとするなら、それは理不尽というものです。なぜなら、先方が飛ぶ鳥を落とす勢いだった8月20日前後は、この株下げているのですから。つまり、BBTとは無関係ということです。何せ、元祖インターネットの吉村伸社長が率いる会社です。ソフトバンクやインターネット総研の「海千山千(失礼!)」の世渡り上手なお方が率いる会社とは、その技術者魂の純情さと一徹さにおいて、彼我の違いがあると言わねばなりません。

200銘柄ほどの登録データをざっと見た限り、今日は昨日よりかなり好転しております。テクニカルにも底を打ったり買い場を示現しているものが沢山見受けられます。そのなかから、9月26日の注目銘柄を、明日以降に追って検討してこのブログに書きますので、今しばらくお待ち下さい。

今日は、これから3773アドバンストメディアで被った精神的苦痛を癒すため、および、値動きの悪さで悪化した持病を元に戻すため、近くの町が経営する温水プールに行ってきます。おじいちゃん、おばあちゃんに混じって水中をひたすら歩くことだけですけどね。たまにうら若き女性が水に入ってくると、荒野に咲いた一輪のけなげな花のように見えます。ひとときの幻視ですけどね。
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場が悪くても楽しむ相場

2005-09-22 11:37:39 | 株に出会う
今日の前場は寄りつきからNYの下げを受けて、ほとんどの銘柄が下げ基調から始まりました。前日、引けに買いたい銘柄が見つからず、すべてキャッシュポジションにしてありましたので、場がどのように動くか見守っておりました。

前場は、OSCがコンバージェンスしそうな、3773AMIを780Kで、RSIが6%まで落ち、OSCがコンバージェンスしていた3746MEXを371Kで買いました。いくら分割を控えていると言っても、ここまでテクニカル妙味が出れば買わざるを得ません。

ちょっと見落としていたのが2440ぐるなびです。前日RSIが6%まで売り込まれ、今日もなんと325Kまで売られました。おそらくこの時点でのRSIは4%ぐらいだったでしょう。気がついたときはゼロ近辺でしたが、急に飛びついてもろくなことはないとの経験則から諦めました。(筆者、この株をウォッチリストに入れたのが昨晩でした。)

注目銘柄の1つ3760ケイブですが、証券新報にオンラインゲームへの参入が期待できる等と書かれていますので、皆さん、警戒してじっとしたままです。これで下げるだけ下げてからの反転が期待できなくなりそうです。

後は、日本通信がちょっと怪しい動きなので、後場の監視の手を緩めないようする予定。2446ゼンケンオールは、9月6日の指数値までもう一息ですので、今日はまだ反転しないで、もう一段の下げの後の上昇ということになりそうです。出来高も少ないですね。

3723日本ファルコムも117Kまであったのですが注意しておりませんでした。こうした株は急降下も早いので、あわてて掴むのは禁物です。一気に128Kまで行った後の下落局面で121Kで指していましたが、122Kまでしか下りてこず。注文をキャンセルしました。

後、買い指しを入れているのが4743IT4。昨日のような成り売りが今日はほとんどないようです。これでOSCも31%と明確に上昇し、RSIも+2%です。今日の終わりにかけて、今の買い指し584円を上にもっていくかどうかを決めます。

その他、注目銘柄には入れておりませんでしたが、7717Vテクがやはり強いようです。昨日OSCが+8%の44%でした。この株、OSC60%程度までは行く銘柄ですが、今日の前場終了段階で54%です。なんだかんだと言っても、もう少し後場に上げるかも知れません。出来高も15000株くらいは行きそうです。

最後に、海軍提督2351アドミラルシステムは、昨日も悪い形で終わっており買いませんでした。前場終了ではOSC25%と多少踏ん張っておりますが、まだ海底地獄に堕ちた時の断末魔の声が聞こえてきません。一度190K台まで一気に落ちる必要がありそうです。その時こそ、これまでの怨念を晴らす時です。しかし、この株、既にみずほ証券に骨までしゃぶられた後かも知れません。非力な一投機家としては、皆さんが疑心暗鬼のこんな株からは、残念ながら自分が欲をかいたのが誤りだったと再度反省して、素直に撤退が正解でしょう。
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明日の注目銘柄(9.22.05)

2005-09-21 16:13:49 | 明日のモニタリング銘柄
今日は、後場新興市場は一部を除いて総崩れの様相を呈していました。唯一、買い直しでマークしていた3338九九プラスは、またちょっと欲をかき過ぎました。458Kで前場から指していたのですが、464Kの壁が突き崩されたときが買いでした。引けに買うことも考えましたが、場全体が明日は悪いようなので、九九プラスも影響を受ける可能性があるため思いとどまりました。明日の勢いや場の状況を見てから判断しても遅くはありません。

この悪い場で、後場に騙しにあったのは、4819デジタルガレージでした。一旦抜けたかに思えた576Kで買いました。その後、防御ラインの569Kまで突き崩されてしまったので、やむを得ず撤退です。-7K。こういう日の買い時は難しいものです。この株は、15日の大商いの余韻がまだ残っているようです。強気の方が多ければ買い上がったのですが、場が悪いためこうした大口の買いを封じ込めてしまったようです。捲土重来を期します。

そこで、一段と難しい相場になりそうな、明日の注目銘柄です。全般には、結構落ちるところまで落ちている銘柄が多いので、場次第では全面高の可能性もありそうですが、前場は少なくとも良くないと見ています。後場も、休日に入ることもあり不発に終わる可能性もありますが、いずれにしても、明日は一つの節目ですね。

1.1711省電舎 ○

 来期減益発表で、ここのところ売り込まれてきました。しかし、今日でOSCは37%と12%もコンバージェンスし、乖離幅も-70Kとなっております。RSIも11%で前日と同値です。底を打ったと言えます。この会社のビジネスモデルはファーストエスコよりも良いと、12チャネルのWBSで取り上げられたとき161万まで上昇したのは7月7日の七夕の時でした。夏を挟んで秋が深まろうというこの時期に、この株のこの凋落は誰が予想できたでしょうか。なかなかに苦労人の社長さんのようです。好意的に解釈すれば、まだビジネスの規模が小さいので、業績の振れも大きいのでしょう。しかし、大金をはたいて株を買う以上、何らかの業績向上のための布石を打ったなどのニュースが欲しいところです。

2.3773アドバンストメディア ▲

 段々と皆様の注目から外れて参りました。それはそれで、音声認識という話題性先行のビジネスに沸き立った市場のせいでもありましょう。しかし、見放されたかに見えるときに、じっくりとテクニカル分析を行うのが筆者の趣味のようなものです。

その観点から見ると、この株、OSCが28%と+2%コンバージェンスしております。RSIはまだ26%もありますので、更なる下落は明日の寄りつきではあるでしょう。ところが、今日の段階でも買い圧力が高まっておりますので、780Kあたりで踏ん張ってくれれば、そこからの反転は見込めるかも知れません。この株、スイングトレードするような株ではありませんので、その点は800K越えの適当なところで利確を行うことをお勧めします。何せ、人気離散中の銘柄です。余計なこだわりや情けは禁物というものです。音声認識が活躍する社会は、相当に高齢者が多くなって、ご老人の「もぐもぐ言葉」もやすやすと理解できる、安価で超小型化された音声認識デバイスが出来ないと、普及していかないと筆者は見ております。

3.2446ゼンケンオール ▲

 こどもの英語塾など、少子化を迎えあまり将来性のないビジネスを思っていた筆者がうかつでした。どっこい、この株9月7,8日にストップをつけるほどの勢いでよみがえりました。今日は下げておりますが、400Kを挟んでの攻防で、また意外な上昇が見られるかも知れません。少子化は少子化でも、昔と違って少ない子供に途方もないお金をかける親が増えていることを、筆者は見逃しておりました。よほど、親たちは英語で苦労したのでしょう。お父さんの二の舞を我が子にだけは繰り返させたくないという、特に若き母親の親心がこの会社を支えているようです。英語が出来ても、肝心の話す内容が空っぽの子供、そして幼い大人は、会社においても何ら評価されないものであることだけは、お忘れなく。そりゃ、英語を話せるにこしたことはありません。しかし、それは世界放浪の旅にでもかわいい我が子を放り出せば、何とか人に通じる英語くらいはマスターできるというものです。


【OSCコンバージェンスで注意】

 9424日本通信(170K前後からの反発に注意)
 2321ソフトフロント(OSC35%でコンバージェンス、そろそろ)
 4781日本ハウジング(乖離幅-25円、OSC42%で+1%コンバージェンス)
 6492岡野バルブ(よく盛り返しOSC59%は前日と同値)
 5726住友チタニウム(乖離幅-150円に注意。OSCも58%で変わらず。)

【売り込まれすぎか?】

 3760ケイブ(RSIは前日と同じ17%、OSCは26%、乖離幅ゼロ)
 3375ZOA(RSI7%OSC43%でコンバージェンス、一旦反発ありか?)
 3723日本ファルコム(思い切り売り込まれました。乖離幅-2K。その他良し)
 3746MEX(OSC25%、RSI11%、乖離幅-1K。)

【順張り】

 4566LTTバイオ(どういう訳か踏ん張っています。)
 2448イーコンテクスト(乖離幅-20K、OSC42%で前日と同値)
 2732クインランド(やっと20万台の底から脱出の気配)
 4835インデックス(安値下抜き、OSC+5%、乖離幅+1K)
 6675田村大興(OSCさらに上がって58%、強い。)
 
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