株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場参加者は駄目押ししないと駄目

2006-10-27 11:25:18 | 株に出会う
今日の新興市場は、昨日の小反発でエネルギーを使い果たしていたようです。寄りこそ多少高く始まったものの先物の動きに合わせるように、あえなく下落。

持ち越しの4305IMJと2792ハニーズもあえなく撃沈。6158和井田だけ2400円で利確。

IMJはやはり元とはいえ顧問がインサイダー取引で摘発されるというのは、企業の信用にかかわることであり、多少底を打ったからと言って手出しをしてはいけないという、とんでもない基本的なことの再認識をしました。あのデジハリの底力を過信したようです。

それからハニーズについては、「一押しは買い」という格言の逆でした。「一上げは売り」でした。10月23日につけた5730円をピークとして5390円まで押されての反発が昨日でした。しかもその5790円をつけた23日の安値の5600円までは抜けておりませんでした。いきなりの売り攻勢でした。そこからは多分売り方の買い戻しがあっという間に入りました。プロは寄りで売りをかけるべき銘柄として認識していたということですね。一杯食わされましたが、このあたりを読み解くのは容易ではありませんでした。今日の安値でない5450円で損切りできたのがせめてもの救い。

それに対して6158和井田製作所は相場の反逆児の名に恥じない反転ぶりでしたが、この株は、このところの膠着状態から2日連続しての小反発を演じておりました。これで市場参加者も言い意味での駄目が押されたと見ての、今日の寄りからの上昇ぶりでした。今日の地合が悪くあまり棒上げはないだろうと見ての2400円での売りでしたが、この株は2345円という9月15日につけた安値が上げ攻防線でした。この2345円を昨日の終値で抜いて終わっていたことも、今日の上昇につながっていたのでしょう。その上は2690円というラインがありますので、ひょっとすると来週にかけては2690円を目指す動きになるかも知れません。何しろ市況とは逆の動きを平気でする株です。こうした株を下落懸念が大きい時には仕込んでおくのに徹するのもよいかも知れません。

さて、新興市場の市況は急速に悪化しております。マザーズ指数が-9%の45%、ヘラクレス指数も-9%の56%です。これは株価循環サイクルで落ちたと考えられるかも知れません。9月19日のデータがOSCに反映されておりますが、この日は13ポイントの下落(マザーズ指数)でした。Ultimate OSCの算出式では0.04の下落でした。翌日は更に0.03下落(マザーズ指数は大きく39ポイントの下落)と大きなものでした。こうしたことも前日のシミュレーションに繰り入れなければならないかも知れませんが、どうも人力では限界がありそうです。

と言う訳で、市況が悪くキャッシュ100%に再度戻りました。後場にトレードするとしても余程のことがない限り、このポジションからの持ち越しは控えます。
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明日の注目銘柄(10.27.06)

2006-10-26 21:03:19 | 明日のモニタリング銘柄
新興市場は後場の2時過ぎに落ち込むも、そこからの反転は朝方の勢いの復活を思わせる動きでした。これでOSCも3日ぶりに反転しマザーズ指数が+1%の43%、ヘラクレス指数が+3%の65%です。

小反発が見込めるため、久しぶりに仕込みました。4305IMJ、6158和井田製作所、そして2792ハニーズです。

IMJは歩み値チャートを見ると後場の終わりにゴシック建築のような尖塔が立っているのが見えるかと思います。見事な形です。これに騙されました。152Kで慌ててしまって掴んだのです。その下の150Kあたりに50枚ほどの買い板がありましたが、これは忽然と消えました。皆さん、狐に包まれたようにそして粟を食ったように慌てて放り投げておりました。149Kでいわゆるナンピン買いをしましたが、まだ底がありました。終値は146Kです。同じことが4565そーせいでもありました。そーせいは何度も「見せ上昇」というのか「疑似上昇」というのか知りませんが、上げ追随して痛い思いをしておりますので、かろうじて踏みとどまりました。IMJに対しては免疫力がなかったらしく、久しぶりに引っかかってしまいました。マイナスになるようだと撤退しようかと思いましたが、かろうじて+1K終了ですので明日の様子見です。

皆さん、このような「架空の上昇」(適切な証券用語はありませんかねぇ?)には気を付けて下さい。そのまま乱打戦に入って上に行くことはありますが、それはかなり多数の方々の参入があってのことです。「架空の上昇」の場合は、一人二役の場合もありますので、決して乱打戦には突入しません。こうした罠がトレードにはいっぱいあるようです。

さて、愚痴はそのくらいにして、簡単に明日の注目銘柄です。

1.8947ノエル
 OSCは前日同値の59%で、乖離幅が-6Kと絶好。再度上げ潮に乗るか?

2.3331雑貨屋ブルドック
 OSCが+1%の39%とコンバージェンスし、乖離幅も-24円と絶好。明日の若干の押し目でのエントリーか?

3.3727アプリックス
 OSC+3%の48%で乖離幅も+6Kと上げ頃のポジション。但し、結構戻しているので注意。

4.8423フィデック
 263K越えが明日こそなるか?OSCは+1%の62%と準備OK。抜ければ一人旅。

5.3436SUMCO
 この株のOSC34%は7月21日の33%に次ぐ低水準。明日はコンバージェンスしわずかでもプラ転するようなら買いか。

以上です。
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新興市場、切り返しの気配

2006-10-26 12:27:06 | 株に出会う
前場終了段階で、マザーズ指数のOSCは+2%の55%、ヘラクレス指数も+2%の64%です。特にマザーズ指数は24日の安値を抜いて終わっており、このまま終了すると小反転が期待できます。

前場は2929ファーマフーズのみ購入。後は様子見でした。

後場の指数に注意。
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明日の注目銘柄(10.26.06)

2006-10-25 21:18:39 | 明日のモニタリング銘柄
後場は更に下げ幅を拡大して新興市場は終了。予想通りの調整です。
OSCはマザーズ指数が-5%の53%、ヘラクレス指数が-6%の62%、日経ジャスダック平均も-6%の61%です。いずれも昨日の安値水準を下回っており、まだ下げ調整の継続中。

マザーズ指数で言えば、前回7月27日の1076ポイントからの反転は、6日連続して一旦途切れました。2日の調整の後再度の上げに転じております。その際もOSCは40%台には突入はしております。今回はまだ53%です。40%の前半まで戻しての切り返しというのが大体のいパターンです。

ちょっと気になるのは、新興市場の反発力が段々と弱くなっていることです。そして、底値もジリジリと下げ続けております。言ってみれば、バッテリーが完全に放電する前に再度充電(中途半端な上げ)を繰り返すと、段々とバッテリーの寿命が尽きていきますが、そうした様にどうも新興市場は似ているようです。

これは市場そのものが衰退に向かっている兆候かも知れません。ライブドア事件に象徴される信頼できない開示情報、IPOは上場時だけの活況での使い捨て、そして、あっという間の凋落が理由で短期売買を余儀なくされるトレード。皆さん、こうした隘路に嵌っているかのようです。

従って自己防衛のためにも、市場の動きがないときは、ほどほどに横目で眺めながら数少ないチャンスが到来するまで待つといった姿勢がいいのではないでしょうか。

そこで、明日の注目銘柄もあえて面白いポジションにある銘柄だけに絞っての寸評に留めます。基本はチャンスがくるまで様子見です。

1.4809パラカ
 OSC+3%の46%で+4Kと健闘。しかし出来高細く、誰かの独り相撲のよう。288Kあたりまでの上昇狙いか。

2.2450一休
 JPモルガンのレーティング引き下げ、目標価格140Kは10月12日に129Kをつけてクリヤー。この下げ基調でも前日比ゼロ終了でOSCも+2%の47%は評価出来るかも知れません、。乖離幅も-4Kと拡大。

3.6158和井田製作所
 もう1日注目。今日の+10円での踏ん張りは売りがれの予兆のよう。但し、OSCが33%と直近の最低値をマークしているので、ここから2000円近辺まで落ちるかどうかそれともこのところの膠着を突破するのか、出来高に注目。動きがないときは手出し無用かと。

4.2438アスカネット
 ついに指数値は昨日底を付けました。今日は一応+1Kでの反発。死んだような株ですので、出来高がないと全くの無視で結構です。1Qの若干の上方修正でバッタの大群のように皆さんが群がったのが嘘のよう。そのバッタの2世が群がるまでは完全無視。

5.2496アルク
 この株も徐々に人気が沈静化しつつあることに留意しつつ、後2Kほどの下落でOSCが現在36%のところ33%で踏ん張れば、間歇温泉のような最後のあがき上昇があるかも知れません。よいポジションまで落としつつあります。

6.2929ファーマフーズ
 10月6日の164Kを意識して、そこらあたりまで押せば買いが入るかと思われます。このところ死んだふりですが、指数値は既に臨戦態勢です。

7.4305IMJ
 元顧問のインサイダー容疑で大きく下落するも、今日は一応沈静化。これにより130K台突入からのテクニカル妙味あり。

8.4565そーせい
 180K台への突入あれば、一波乱あるかも知れません。一応監視体制に入っておいてもいいのでは。急に買い板が湧いてくるが騙もあり気を付けておくこと。

9.2792ハニーズ
 7月18日以来の指数値の低さ。今日は寄り天でのじり貧でした。OSCも下げております。明日はセオリー通りに下げるてから反発するか?もし控えめに始まってそこが安値となるようだと、戻すかも知れません。

10.4822ハドソン
 引け後に上方修正を発表。売上は伸びていないのに利益だけ16億から22億へ。これがこのところの伸びの理由だったかと。しかしOSCは既に77%にも達しております。この決算が織り込み済みの上昇であれば、明日あたりは意外と売られるかも知れません。
ちなみに昨年上方修正した11月5日の翌11月7日は100円高とストップ高まで行きましたが、それまでの1ヶ月間の上昇率は10.4%、今回は38%もの上昇率です。これは織り込みすぎかも知れません。売上高は四季報を下回っております。こうしたことが明日どう出るか注目。

11.9436沖縄セルラー電話
 決算発表後少し上げるも、そこからはチョイと下げすぎ。理由不明。

12.6868東京カソード研究所
 順張り。OSCは+1%の69%なので注意。2020円の直近高値を目指すか。折から半導体設備関連は注目されております。

13.4666パーク24
 指数値がこのところの底値つマーク。明日の押し目でOSCにして4%ほど低下すれば買いか。3500円前後。2分割したようです。

14.9130共栄タンカー
 今日は不発。OSCも+1%のコンバージェンス。明日の押し目こそ。

以上です。
 
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まだ下落調整中

2006-10-25 11:40:04 | 株に出会う
新興市場は、朝方の日経の外人買い越しでの上昇に引っ張られるように、買いが先行したものの、トレンドを覆すような買いのエネルギーは続かず。

結局、前場終了までにほぼ昨日の終値と同等の水準まで調整しました。

マザーズ指数のOSCは-2%の54%へ、ヘラクレス指数も-5%の63%へと続落です。日経ジャスダック平均は-4%の63%です。

日経平均も+22円ですが、OSCは-1%の59%と23日の66%を頂点に下落基調です。

このように下落基調でのトレンドでの朝一番の上昇で掴むことはタブーです。かといっていきなり売りを仕掛けるようなこともできず、いくつか指しておきましたが、前場では様子見となりました。

中途半端なところで入ってもたいした戦果は望めませんが、1つだけ失敗は3343チップワンストップです。富士通の子会社との提携で電子部品の検証作業からの一貫したサービス体制を作るとの日経の記事で、今日はいきなり特買いから始まりました。そこで思い切って成り買いに入れば良かったのですが、なんとなく様子を窺っているうちに、スルスルと大口の買いでストップ高。一度解けるも再度ストップ高。

後場は更に下げ基調が続くと思いますが、あまり無理をしないで潮目が変わるのを見定める程度にしたいと思っております。
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