まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

9:11原発震災から6カ月、「ふきのとう」よびかけの「エネルギーカフェ

2011年08月23日 | ニュース・関心事
福島原発事故の収束見通しの立たない中で、既に3月11日震災から早6カ月。8月8日~10日まで郡山市、南相馬市、いわき市を訪問した「虹と緑しずおかフォーラム」第4弾ツアーに参加した「ふきのとう」メンバー。

その報告会と南相馬市の29歳の若手市議会議員、但野謙介さんがゲスト。福島でなにが起きているのか、若い世代に語ってもらいます。30日13:00から市議会会議室でツアー参加者による全体報告会も企画されています。

菅首相の退陣後の原発政策がどのような展開になるのか、見通しを立てにくい状況です。浜岡原発に防潮堤をつくる間は停止という完全廃炉ではない現状の中で世論もすこしずつ熱を失っていくような感じもしています。

今回のワークショップ形式の企画にはとても期待する所があります。長い間いろんなテーマに関わってきましたが、ずっと盛り上がり続けることは困難です。初期のモチベーションをどのように保ち続けることができるのか。

結局は人と人との対話であり、人と人とつながり合うことに安らぎをが感じられるようなネットワークが形成されていくことだと思います。人間を信頼しあえる関係が生まれていく中でエネルギーは蓄積されていきます。


田中優子さんの「菅さん支持しよう」めぐる「心の弱さ」指摘に大いなる納得

2011年08月23日 | ニュース・関心事
週間「金曜日」の8月5日号の「風速計」で編集委員の法政大学教授の田中優子さん「問われてくる心の弱さ強さ」をテーマに「脱原発宣言」をした「菅さんを応援しよう」をめぐってのやり取りを紹介しています。

「あるグループで「菅さんを支持しよう」という声があがった。私も賛同した。しかしそのやりとりの中にも「しかし、菅さんは政治家として云々」という意見が出てくる。ここでの提案は菅さんという人間を認めるかどうかでもなければ、政治家としての質を問うという意味でもない。属人的に考えるのはやめて属事的に考えようという提案である。それでも意見と属性を結びつけてしまう言動は、たぶん、こころの弱さの中に生じる」

的を射たり。私自身もいくつかのグループで脱原発宣言をした菅さんを応援しようという提案をしたことがありますが様々でした。既に民主党は代表選に入っておりこの議論自体があまり意味を持つものではありません。

代表選において「脱原発」はまったく争点にならないかのような展開です。今日の毎日新聞世論調査報道によると「今すぐ廃止」11%、「時間をかけて減らす」74%、減らす必要はない」13%。85%が脱原発世論。

文部科学省の警戒区域の放射線量調査で、年間線量が最高で508ミリシーベルトが明らかとなり、除染をしてもそこに住むことは極めて困難な地域が存在しています。菅首相、退陣直前の27日に現地入りするとの報道です。

「脱原発」を掲げてきた菅首相退陣後の「脱原発運動の展開」をどのように展望していくのか。この時期だからこそ、福島原発ヒバクシャ援護法制定を掲げる福島原発震災情報連絡センターの設立を急がないといけません。