オバマ大統領の訪日、日米共同声明において「集団的自衛権の検討へを支持」「尖閣は日米安保の適用対象」が表明されるもTPPは合意に至らず。一方で中国向けメッセージとして「日本の平和的解決促し発言」。
韓国で「従軍慰安婦はひどい人権侵害」、公正な歴史認識をと日本へのメッセージ。「ガラス細工のようなバランス対処」に奔走するその姿は大国パワーバランスだけでなく人々の闘いが作り出した歴史の趨勢。
安倍政権が順風満帆ではないことが明らかになったということだけだろうか。この最中に、海上自衛隊の護衛艦「たちかぜ」の乗組員の自殺は、いじめが原因であったと、遺族の訴えを認める勝訴判決。
勝訴背景には、国が一貫して「捨てた」と主張したいじめ調査記録を現役の自衛隊員が「隠されている」とした内部告発の存在。ところがこともあろうに海上自衛隊は、この内部告発者を処分するという。
誰に正義があるのだろうか。「尖閣」めぐる日中両国政府の局地戦争辞さずの強硬な姿勢は極めて危険な状態です。内部告発者の「目の前に起きた人権侵害」を黙って見過ごすことが出来なかった良心と勇気。
この良心と勇気こそが公正な歴史認識を支え、「戦争体制」を内側からくずす大きな力になることを確信。内部告発者を守り、戦争体制に走る安倍の暴走を止めたいと思うのは私だけではないはず。
※毎日新聞<海自いじめ訴訟>判決が確定へ 防衛相が上告断念の意向
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140425-00000047-mai-soci
写真は毎日新聞より。