イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2008年02月05日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:大潮 16:58満潮
釣果:ヒラメ 33センチ1匹

去年のこの頃、おいしいアジをたくさん釣った。
風があまりないので今年はどうかと行ってみた。
まずは保険のイカ釣り。
アタリがないまま、何回目かの移動の際に仕掛けを巻き上げていると何かのアタリ。またエソかと思ったらヒラメがくっ付いていた。うれしい1匹。
午後5時、アジのポイントに移動。魚探にはものすごい反応。
しかし、錨が底をかかない。何度やっても底をかかない。錨が入らないと岸壁に激突してしまう。どうしてかまったくわからない。去年はちゃんと船を止めることができたのに・・・。
危険な状態では釣りを続行することができないので泣く泣く退散。
獲物を目の前にして退散とはわれながらなさけない。
保険にと思って持っていったイカの仕掛けで掛け金以上の獲物をゲットできたことがせめてもの救いであった。
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開高健全作品集第九巻発見

2008年02月05日 | Weblog
バイクのタイヤを交換しようと思っていつものバイクやさんの行ったらいつものように留守だったので近くのBOOK OFFへ行ってみた。
日本人作家の「か」のところを覗くと開高健全作品集第九巻を発見。
以前、miharupさんが2回にわたって発見してくれていた全集の最後の1冊だ。
とうとう全部揃った。
この前のノンフィクション集に引き続きうれしい1冊だ。
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「魯山人の 料理王国」読了

2008年02月05日 | Weblog
北大路魯山人「魯山人の 料理王国」読了
北大路魯山人はもちろん誰でも知っている?「おいしんぼ」の海原雄山のモデルになったひとである。
確かに文章使いが海原雄山そっくりである。読んでいてうれしくなる。
「食」に対する偏見や思い込みに対して痛烈に批判しているところが痛快でもあり恐ろしくなってくる。おいしんぼと同じだ。

前半は特に、食に題材を取っているが何か人生訓のような感じがして恐れ入る。
一例をあげると、「型にはまって教えられた料理は型にはまったことしかできない。本当にやろうと思って自分で失敗しながらたどりついたところは型にはまって教えられたところと同じではあるが味や個性や力がにじみでている。」
とくだりがある。
まさしく人生そのものだと思ってしまう。

そしてもうひとつ、魯山人は「日本のすばらしさ」をもっと認識しろと訴えている。この本の出典はほとんどが昭和20年代の終りの頃のものだが、すでに西洋偏重の傾向が強かったようで(というか、明治維新のころからなのだろうが)、自分の国を知らずにどうして外国がいいと言うのか。という批判を繰り返している。
偽装や年金問題は自分の国を愛せない人たちが引き起こした結末なのだろう。
この人は50年も前にそのことを予言していたのだ。
伝統の食べ物を捨て、伝統の建物を壊していきがっている人たちはこの本とおいしんぼお読まなくてはならないのだ。
コメント (1)
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