場所:加太沖
条件:小潮6:29干潮
潮流:3:21転流 6:23下り2.0ノット最強 9:48転流
釣果:マアジ7匹、サバ1匹、サゴシ1匹
再びコロナウイルスが猛威を振るっている。今日の感染者は大阪府で2万人を超え、和歌山でも1000人の大台を軽く突破してしまった。すごい勢いだ。
これは少し前の画像だが、僕が利用する大阪市内の駅の構内はこんな感じだ。去年、一昨年の緊急事態宣言の時は車両の中には僕ひとりという時があったということから比べると雲泥の差と言えるのだが、そうなってくると今回の感染爆発はブレーキが壊れた暴走列車に乗っているようなものだと言える。いくらでも感染者は増えていくだろうとしか考えられない。
治療薬がないというので不安は解消されないのだろうが、テレビで誰かが言っていたとおり、医療体制だけしっかりさせてあとは放っておけばいいのではないかと思う。岸田首相も、わがままな国民を前にあきらめたか、「経済だ 持つまで我慢 免疫を」という、集団免疫を待つ作戦なのだろう。
僕はどうでもよいのだが、とにかく家にだけは持って帰らないようにしなければと思っているものの、これだけは運を天に任せるしかない。しかし、今日の釣りはもう少し確率は高かった。
昨日の午前中、さて、明日はどこに行こうかと迷っていた。使う船は大きい方なので、遠方を目指し、加太か初島というのが1番目の候補なのだが、過去2回の釣行で両方ともボウズで終わっている。遠くまで行っても釣れるという自信もなく、それなら住金一文字の沖で飲ませサビキをやってみてからまだ釣れるのではないかと思われるアマダイを狙ってみるというのが最もボウズから遠いプランではないかと考えていた。
そんなことを考えていると、菊新丸さんから、「今日は大和堆ポイントに来ています?」というメールが送られてきた。「いや~、今は面白くもない勤務をしています。」と返信すると、「よく似た船が浮かんでいたんですよ~。」とのことだった。釣れていますかと聞いてみると、大きなアジが釣れていますよとのこと。ここ数日の加太の様子はよくないとは聞いていたのだが、アジが釣れ始めたらしい。それもまだ釣れ始めたばかりらしく、今日はその僕と間違えられた船と菊新丸さんだけであったという。
これは行かねばと予定を変更し、住金から加太へ向かうルートを選択した。アジは潮はともかく、早朝がよいと思い、イワシ飲ませをせずに禁断の仕掛けを流しながら加太に向かうことにした。
できるだけ早く住金沖に到着しておきたかったので今日も暗い時間に出港。
住金一文字を通り過ぎ、仕掛けを投入。流し始めて5分くらいでヒット。
これは大きいかもしれない。今年からラインは12号にしているので少々魚が大きくても切れることはないだろうと船の速度が消えるまで耐え続ける。魚と直角になるように船を回転させ舳先に移動。最初の引きは強かったがそのうち弱くなってくる。これは多分サゴシだ。思いは禁断の魚だったのだが、この魚も美味しい魚だ。こいつの特徴は、途中から諦めたかのように見せかけておいて人間の姿を見た途端にまた暴れはじめる。歯が鋭い魚だからそこで糸を切られてしまう。12号でもひとたまりもないのだ。
慎重にというのでもなく、切られる前に早くタモ入れだと強引に取り込む。あと一息でサワラと言えるくらいの立派なサゴシだ。
引き返して同じ場所を流せばまたヒットする可能性があるのかもしれないが、目的地があるので後ろを振り向かず前進する。しかし、魚がいる海域は狭いようでその後はアタリもないので仕掛けを回収し、田倉崎の手前から大和堆ポイントを目指す。
大和堆ポイントにはすでに4隻の船が集結していた。昨日は2隻だったということなので情報はどこからともなく漏れ出たのだろう。もちろん、僕も漏れ出た情報のおかげでここにいるのだが・・。
時刻はまだ午前5時半、下りの潮が最強を迎える手前だ。そしてそのとおり、35号の錘でも仕掛けが立たない。これは潮が緩むのを待たねばダメだなと思うと、もう少し住金の沖にいればよかったと後悔してもあとの祭りだ。
魚探の反応もアタリもなく、しばらくして合流した菊新丸さんに状況を聞いてもダメらしい。
同じ場所にいても埒が明かないと、もうひとつ船団ができている、南海電鉄の車両が沈められているという場所に移動。そこでもアタリがなかったが、ちょうど潮流の最強時刻を迎えた頃、竿を引ったくるようなアタリが出た。道糸はどんどん出ていくが止めることができずという状態だったのだが、すぐに鉤が外れてしまった。あれは一体何だったのだろう。どちらにしても3.5号のハリスでは獲れそうにもないサイズだったのだと思う。
それを合図にアタリが出始めたはいいのだが、ことごとくバレてしまう。おそらく口切れなのだろうから間違いなくアジがいる。鉤が曲がってしまう場面も・・。
食いがよくないのか、鉤がわるいのか・・。やっと釣り上げたと思ったらそれほど大きくないサイズだ。大きいやつほど口切れしまうというのがもどかしい。アタリの数はおそらく釣った魚の倍以上の数があったのではないだろうか。
幸いにしてアタリは続く。しかしこれも、漁礁に限りなく接近しないとアタリがない。みんなそうなので必然的に密集してくる。みんな悪気はないのだろうが、もう、衝突寸前だ。この画像も、スパンカーのブームが衝突寸前になり慌てて移動した直後に撮ったものだ。それでもこの近くなのである。
周りに気を遣いながら、なんとか叔父さんの家に持っていける数も確保できたので午前8時45分に終了。
今日は終始北風が吹き、太陽は雲にさえぎられていて暑さを感じなかった。まったく猛暑とは無縁の朝であった。
真夏に釣れるマアジはどれも脂が乗っているが、今日のアジも驚くほどの脂だった。腹腔内も凄い脂だ。これは身の中にため込み切れなかったものがあふれ出てきたものなのだろうが、身は触るだけで指がべっとりするほどだ。不味くないわけがない。
定番の刺身やなめろうにするだけではなく、ピリ辛風味のカルパッチョを作ってみた。使ったドレッシングは昨夜、ナスを焼いたものにぶっかけられていた奥さん考案のドレッシングにヒントを得た。これに酸味を加えるときっと美味しいカルパッチョのドレッシングになるのではないかと、レモン汁とバルサミコ酢と穀物酢を追加して作ってもらった。
ちょっと甘みが強くなりすぎたけれども、なかなかの味であった。
4回ボウズのあとは2回連続で獲物があった。この調子で釣り続けたいものだ。
条件:小潮6:29干潮
潮流:3:21転流 6:23下り2.0ノット最強 9:48転流
釣果:マアジ7匹、サバ1匹、サゴシ1匹
再びコロナウイルスが猛威を振るっている。今日の感染者は大阪府で2万人を超え、和歌山でも1000人の大台を軽く突破してしまった。すごい勢いだ。
これは少し前の画像だが、僕が利用する大阪市内の駅の構内はこんな感じだ。去年、一昨年の緊急事態宣言の時は車両の中には僕ひとりという時があったということから比べると雲泥の差と言えるのだが、そうなってくると今回の感染爆発はブレーキが壊れた暴走列車に乗っているようなものだと言える。いくらでも感染者は増えていくだろうとしか考えられない。
治療薬がないというので不安は解消されないのだろうが、テレビで誰かが言っていたとおり、医療体制だけしっかりさせてあとは放っておけばいいのではないかと思う。岸田首相も、わがままな国民を前にあきらめたか、「経済だ 持つまで我慢 免疫を」という、集団免疫を待つ作戦なのだろう。
僕はどうでもよいのだが、とにかく家にだけは持って帰らないようにしなければと思っているものの、これだけは運を天に任せるしかない。しかし、今日の釣りはもう少し確率は高かった。
昨日の午前中、さて、明日はどこに行こうかと迷っていた。使う船は大きい方なので、遠方を目指し、加太か初島というのが1番目の候補なのだが、過去2回の釣行で両方ともボウズで終わっている。遠くまで行っても釣れるという自信もなく、それなら住金一文字の沖で飲ませサビキをやってみてからまだ釣れるのではないかと思われるアマダイを狙ってみるというのが最もボウズから遠いプランではないかと考えていた。
そんなことを考えていると、菊新丸さんから、「今日は大和堆ポイントに来ています?」というメールが送られてきた。「いや~、今は面白くもない勤務をしています。」と返信すると、「よく似た船が浮かんでいたんですよ~。」とのことだった。釣れていますかと聞いてみると、大きなアジが釣れていますよとのこと。ここ数日の加太の様子はよくないとは聞いていたのだが、アジが釣れ始めたらしい。それもまだ釣れ始めたばかりらしく、今日はその僕と間違えられた船と菊新丸さんだけであったという。
これは行かねばと予定を変更し、住金から加太へ向かうルートを選択した。アジは潮はともかく、早朝がよいと思い、イワシ飲ませをせずに禁断の仕掛けを流しながら加太に向かうことにした。
できるだけ早く住金沖に到着しておきたかったので今日も暗い時間に出港。
住金一文字を通り過ぎ、仕掛けを投入。流し始めて5分くらいでヒット。
これは大きいかもしれない。今年からラインは12号にしているので少々魚が大きくても切れることはないだろうと船の速度が消えるまで耐え続ける。魚と直角になるように船を回転させ舳先に移動。最初の引きは強かったがそのうち弱くなってくる。これは多分サゴシだ。思いは禁断の魚だったのだが、この魚も美味しい魚だ。こいつの特徴は、途中から諦めたかのように見せかけておいて人間の姿を見た途端にまた暴れはじめる。歯が鋭い魚だからそこで糸を切られてしまう。12号でもひとたまりもないのだ。
慎重にというのでもなく、切られる前に早くタモ入れだと強引に取り込む。あと一息でサワラと言えるくらいの立派なサゴシだ。
引き返して同じ場所を流せばまたヒットする可能性があるのかもしれないが、目的地があるので後ろを振り向かず前進する。しかし、魚がいる海域は狭いようでその後はアタリもないので仕掛けを回収し、田倉崎の手前から大和堆ポイントを目指す。
大和堆ポイントにはすでに4隻の船が集結していた。昨日は2隻だったということなので情報はどこからともなく漏れ出たのだろう。もちろん、僕も漏れ出た情報のおかげでここにいるのだが・・。
時刻はまだ午前5時半、下りの潮が最強を迎える手前だ。そしてそのとおり、35号の錘でも仕掛けが立たない。これは潮が緩むのを待たねばダメだなと思うと、もう少し住金の沖にいればよかったと後悔してもあとの祭りだ。
魚探の反応もアタリもなく、しばらくして合流した菊新丸さんに状況を聞いてもダメらしい。
同じ場所にいても埒が明かないと、もうひとつ船団ができている、南海電鉄の車両が沈められているという場所に移動。そこでもアタリがなかったが、ちょうど潮流の最強時刻を迎えた頃、竿を引ったくるようなアタリが出た。道糸はどんどん出ていくが止めることができずという状態だったのだが、すぐに鉤が外れてしまった。あれは一体何だったのだろう。どちらにしても3.5号のハリスでは獲れそうにもないサイズだったのだと思う。
それを合図にアタリが出始めたはいいのだが、ことごとくバレてしまう。おそらく口切れなのだろうから間違いなくアジがいる。鉤が曲がってしまう場面も・・。
食いがよくないのか、鉤がわるいのか・・。やっと釣り上げたと思ったらそれほど大きくないサイズだ。大きいやつほど口切れしまうというのがもどかしい。アタリの数はおそらく釣った魚の倍以上の数があったのではないだろうか。
幸いにしてアタリは続く。しかしこれも、漁礁に限りなく接近しないとアタリがない。みんなそうなので必然的に密集してくる。みんな悪気はないのだろうが、もう、衝突寸前だ。この画像も、スパンカーのブームが衝突寸前になり慌てて移動した直後に撮ったものだ。それでもこの近くなのである。
周りに気を遣いながら、なんとか叔父さんの家に持っていける数も確保できたので午前8時45分に終了。
今日は終始北風が吹き、太陽は雲にさえぎられていて暑さを感じなかった。まったく猛暑とは無縁の朝であった。
真夏に釣れるマアジはどれも脂が乗っているが、今日のアジも驚くほどの脂だった。腹腔内も凄い脂だ。これは身の中にため込み切れなかったものがあふれ出てきたものなのだろうが、身は触るだけで指がべっとりするほどだ。不味くないわけがない。
定番の刺身やなめろうにするだけではなく、ピリ辛風味のカルパッチョを作ってみた。使ったドレッシングは昨夜、ナスを焼いたものにぶっかけられていた奥さん考案のドレッシングにヒントを得た。これに酸味を加えるときっと美味しいカルパッチョのドレッシングになるのではないかと、レモン汁とバルサミコ酢と穀物酢を追加して作ってもらった。
ちょっと甘みが強くなりすぎたけれども、なかなかの味であった。
4回ボウズのあとは2回連続で獲物があった。この調子で釣り続けたいものだ。