場所:住金沖~加太沖
条件:大潮 3:56満潮
釣果:ボウズ
昨日、今日と、連続の釣行だ。昨日は早く帰ってこなければならない日なのでボウズでも問題なかったのだが、今日は少し時間に余裕があるので本格的に魚を釣ってやろうと構えていたが、慣れない釣りをしたら坊主になるということを身をもって実感してしまった。
朝も天気が悪いというか、昨夜の天気予報で日本海の北の方に低気圧が来るので太平洋岸は南風が吹くという予報になっていて、確かにその通りであった。
強い風というのではないが、時折ブワっという感じで南の風が吹く。まるで風が脈動しているかのようで、特に南風というのは警戒しなければならない風だと思っているのでなんだか不安になってくる。
港に到着しても同じような状況で、これは船を出してはまずいのではないかという気持ちになる。予報では風は治まるとなっていたので、それを信じて少し様子を見てみることにした。
船の艫に座っていると静かだ。風の音しかしない。今日は渡船屋も定休日で港には僕だけだ。街灯の灯りが点っているだけで辺りは真っ暗だ。
徐々に周りが白んでくると、最初に一匹だけセミが鳴いた。それもなんだかぎこちなく、「ジャッ」というような声だ。それを合図に少しずつセミの数が増えてくる。ほぼ同時に、鳥のひと啼きが聞こえた。何という名前の鳥だか知らないが、これもぎこちなく「ギャッ」という声だ。生き物たちも朝は寝ぼけているのだろうか。
川の方では水面に大きな魚が飛び出して大きな音を立てた。これは間違いなくスズキだろう。それも相当大きい。こんな場所でも静かな時だとあんなに大きな魚が入ってくるというのは驚きだ。
普通に天気が良い日だとすぐにエンジンを始動させるのでこんな情景に出会うことはない。もとより渡船屋が営業していると光も強く、人も多い。生き物たちも息をひそめておくしか仕方がない。
そういった時間の流れを体験できたことで今日はなんだか得をした気がするのである。
午前5時を過ぎ、明るくなってくると心なしか風が弱くなってきたような気がした。
これで船を出す気になってきた。
エンジンを始動し、静寂を破る。
目的地は住金一文字のさらに沖だ。今日はサビキ飲ませをやろうと考えている。
臆病なのは僕だけで、すでに数隻の船がやってきている。
まずはベイトを探さねばならないが、どうも水の濁りが気になる。紀ノ川河口が濁っているというのはよくあることだが、その濁りがこの辺りまで広がっている。そしてその影響だろうか、魚探に反応はない。ようやく見つけても底の方に集まっていて色も薄い。
サビキを投入してもエサが付いてくれない。ようやくエサが食いついたのは30分後くらいだっただろうか。
慎重に仕掛けを降ろして待っているとアタリが出た。やった!!と思ったが引きが弱い。なんだか嫌な予感がしたが、案の定エソだった。
ここで粘るか、加太まで行ってみるかと悩んだが、加太ではサビキ飲ませがダメでも鬼アジが釣れるかもしれないと考え下り潮が始まる時間に合わせて移動。
日曜日にはナカトシタにベイトが集まっていたという話を聞いていたので、行ってみたが、加太では南風が強い。
それに船の数も少なく、太陽も出ていないので再び恐怖心が頭をもたげてくる。
本当はこのあと、コイヅキに行きたいと思っていたのだが、そこまで行く勇気がない。いつでも逃げられるように田倉崎の沖まで移動してサビキを落としてみる。
ここでも底の方に時折大きな反応があり、サビキにイワシが喰ってくる。それではサビキ飲ませをやってみようと仕掛けを交換するが、この仕掛けにはイワシが乗ってこない。
再びサビキに変更し、大物が食いついたら糸を切られるかもしれないが、イワシを喰わせてアタリを待つ。
しかし、喰ってくるのはイワシだけ。そのイワシを喰う大物はいないらしい。
これでは長居は無用と午前9時に退散。
結局今日も燃料を無駄遣いするのみに終わってしまった。
午後からは今日も病院へ。
昨日とは打って変わり、車を置きに行っている間に診察が終わっていた。家内と母親が見当たらないと思ってボ~っと待っていると、「終わったで。」と診察室から出てきた。
予約時間よりも15分も早く終わってしまった。厳密には、そのあとに次回の造影CTの説明を受けるのだが、口腔外科ではその説明は主治医がやってくれる。消化器外科の主治医は大学の助教授らしく、「俺は偉いんだからそんな説明はやらないよ。」というのかどうかは知らないが、その説明は看護師がやってくれる。それを待つのに約20分。
同じ病院なのに診療科によってこんなにもシステムが異なるというのはこれでいいのだろうかと思えてくる。これが命に絶対に関わることのない我が社では何の問題でもないのだろうが、病院では少なくともそういったことは統一されるべきではなかろうかと思う。
どういう方式が正しいかどうかはわからないが、行く先でシステムが異なると不安しか残らない。
今日も釣果がないのでまったく関係のない話で終わってしまった・・。
条件:大潮 3:56満潮
釣果:ボウズ
昨日、今日と、連続の釣行だ。昨日は早く帰ってこなければならない日なのでボウズでも問題なかったのだが、今日は少し時間に余裕があるので本格的に魚を釣ってやろうと構えていたが、慣れない釣りをしたら坊主になるということを身をもって実感してしまった。
朝も天気が悪いというか、昨夜の天気予報で日本海の北の方に低気圧が来るので太平洋岸は南風が吹くという予報になっていて、確かにその通りであった。
強い風というのではないが、時折ブワっという感じで南の風が吹く。まるで風が脈動しているかのようで、特に南風というのは警戒しなければならない風だと思っているのでなんだか不安になってくる。
港に到着しても同じような状況で、これは船を出してはまずいのではないかという気持ちになる。予報では風は治まるとなっていたので、それを信じて少し様子を見てみることにした。
船の艫に座っていると静かだ。風の音しかしない。今日は渡船屋も定休日で港には僕だけだ。街灯の灯りが点っているだけで辺りは真っ暗だ。
徐々に周りが白んでくると、最初に一匹だけセミが鳴いた。それもなんだかぎこちなく、「ジャッ」というような声だ。それを合図に少しずつセミの数が増えてくる。ほぼ同時に、鳥のひと啼きが聞こえた。何という名前の鳥だか知らないが、これもぎこちなく「ギャッ」という声だ。生き物たちも朝は寝ぼけているのだろうか。
川の方では水面に大きな魚が飛び出して大きな音を立てた。これは間違いなくスズキだろう。それも相当大きい。こんな場所でも静かな時だとあんなに大きな魚が入ってくるというのは驚きだ。
普通に天気が良い日だとすぐにエンジンを始動させるのでこんな情景に出会うことはない。もとより渡船屋が営業していると光も強く、人も多い。生き物たちも息をひそめておくしか仕方がない。
そういった時間の流れを体験できたことで今日はなんだか得をした気がするのである。
午前5時を過ぎ、明るくなってくると心なしか風が弱くなってきたような気がした。
これで船を出す気になってきた。
エンジンを始動し、静寂を破る。
目的地は住金一文字のさらに沖だ。今日はサビキ飲ませをやろうと考えている。
臆病なのは僕だけで、すでに数隻の船がやってきている。
まずはベイトを探さねばならないが、どうも水の濁りが気になる。紀ノ川河口が濁っているというのはよくあることだが、その濁りがこの辺りまで広がっている。そしてその影響だろうか、魚探に反応はない。ようやく見つけても底の方に集まっていて色も薄い。
サビキを投入してもエサが付いてくれない。ようやくエサが食いついたのは30分後くらいだっただろうか。
慎重に仕掛けを降ろして待っているとアタリが出た。やった!!と思ったが引きが弱い。なんだか嫌な予感がしたが、案の定エソだった。
ここで粘るか、加太まで行ってみるかと悩んだが、加太ではサビキ飲ませがダメでも鬼アジが釣れるかもしれないと考え下り潮が始まる時間に合わせて移動。
日曜日にはナカトシタにベイトが集まっていたという話を聞いていたので、行ってみたが、加太では南風が強い。
それに船の数も少なく、太陽も出ていないので再び恐怖心が頭をもたげてくる。
本当はこのあと、コイヅキに行きたいと思っていたのだが、そこまで行く勇気がない。いつでも逃げられるように田倉崎の沖まで移動してサビキを落としてみる。
ここでも底の方に時折大きな反応があり、サビキにイワシが喰ってくる。それではサビキ飲ませをやってみようと仕掛けを交換するが、この仕掛けにはイワシが乗ってこない。
再びサビキに変更し、大物が食いついたら糸を切られるかもしれないが、イワシを喰わせてアタリを待つ。
しかし、喰ってくるのはイワシだけ。そのイワシを喰う大物はいないらしい。
これでは長居は無用と午前9時に退散。
結局今日も燃料を無駄遣いするのみに終わってしまった。
午後からは今日も病院へ。
昨日とは打って変わり、車を置きに行っている間に診察が終わっていた。家内と母親が見当たらないと思ってボ~っと待っていると、「終わったで。」と診察室から出てきた。
予約時間よりも15分も早く終わってしまった。厳密には、そのあとに次回の造影CTの説明を受けるのだが、口腔外科ではその説明は主治医がやってくれる。消化器外科の主治医は大学の助教授らしく、「俺は偉いんだからそんな説明はやらないよ。」というのかどうかは知らないが、その説明は看護師がやってくれる。それを待つのに約20分。
同じ病院なのに診療科によってこんなにもシステムが異なるというのはこれでいいのだろうかと思えてくる。これが命に絶対に関わることのない我が社では何の問題でもないのだろうが、病院では少なくともそういったことは統一されるべきではなかろうかと思う。
どういう方式が正しいかどうかはわからないが、行く先でシステムが異なると不安しか残らない。
今日も釣果がないのでまったく関係のない話で終わってしまった・・。