イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2023年01月07日 | 2023釣り
場所:水軒沖
条件:大潮 7:12満潮
釣果:マゴチ 1匹

せっかくの三連休だったのだが、あいにく初日は朝から雨の予報になっていた。それじゃあゆっくり休もうかと思っていると、予報が少しずつ変わってきた。午前9時頃まではなんとか天気が持ちそうという感じだ。
それならば小船でひと勝負できそうじゃないかと出港を決めた。
さて、紀ノ川河口を目指すか、それともイカ狙いかしばし逡巡するのだが、初釣りが小石1個だったのでなんとか獲物がほしい。確率はイカのほうが高いだろうと紀ノ川河口はあきらめた。

冬至も2週間以上が過ぎたし、午前6時過ぎには明るくなっているだろうと毎朝の駅のホームを思い出して予想していたが、さすがに元は雨模様の予報なので一向に明るくなってこない。
午前6時半でも真っ暗だ。



先を急いでも仕方がないので港内をゆっくり進んでいくが、雨の予報とこの寒さでは陸戦の釣り人もほとんどいない。昨日は二十四節気の小寒、その通りの寒さとなっては夜明け前から海辺に立つもの好きのそう多くはないと思われる。

それでもポイントに到着した時もまだ辺りは薄暗い。まあ、釣りをするのには特に支障もないので釣りを開始。
そしてリールのカウンターの液晶も見ることができない暗さのなかでアタリがあった。おお、やっぱり潮が大きい日にはイカのアタリがあるではないかとうれしくなったが残念ながら途中で抜けてしまった。
しかし、開始早々アタリがあったということは期待が持てる。もう一度仕掛けを降ろしてアタリを待つがその後は一向にアタリがない。
場所を転々としながらアタリを待つが全然ダメだ。これでは雨が降ってくるまでに1匹も釣れないのではないかと連続のボウズを覚悟したのだが、ここでダメならもう帰ろうと新々波止と沖の一文字の交差点に移動するとかすかなアタリ。しかし、釣れない日は食い込みも悪い。またもやバラし。
アタリがあると帰れない。もう一度朝一のポイントに移動するとここでもアタリがあるがやっぱり乗らない。う~ん、タイムリミットは午前9時。今日は午前中にスパンカーの柱を倒すために買ったが短かったロープを足すために船具屋に行き、歯医者と散髪にも行きたい。
アタリがあった新々波止と沖の一文字の交差点に戻るか、別の場所を試してみるか。
そこで思いがよぎったのが、赤灯台の前だ。



前回ここではマゴチを釣った。それまでもこの海域で度々マゴチを釣っているのでこれはもう起死回生のマゴチ狙いしかないと思ったのだ。
そしてその通り、ひと流し目で魚のアタリが出た。アシストフックにしっかり掛かって上がってきたのは紛れもないマゴチだ。
今日はこれで良しとしておこうと場所を移動してもうひと流しして予定通り午前9時に終了。

釣った獲物は年始のあいさつ代わりに叔父さんの家へ。今夜のメニューはピザを作ることにしているのでマゴチはトッピングにならない。イカならよいトッピングになるのだが仕方がないのである。



結局、今シーズンのイカは5匹で終わってしまった。例年にない不漁であった。これが環境の変化が原因ないことを祈るばかりだ。


心配していた雨はまったく降らず、西の空は明るくなり東の空ではお日様も顔を出し始めた。

 

これでは加太に行けたのではないかと思っていたが、港に戻り、帰り支度をしていると隣の港から出ている遊漁船が僚船に曳かれて戻ってきた。エンジントラブルなのだろうが、明日は我が身、僕も今日出ていたらあの船のトラブルの神様に乗り移られていたかもそれないと思うと、今日はこれでよかったと思うのであった。


コメント
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