やっとこさ間に合いそうな気がする今日この頃、この最後の2週間のしんどいことしんどいこと。
今回はそこに夫のコロナ感染が加わってしまったので、ストレスの波の高さが半端ではありません。
おっしゃ〜〆のレッスンやるで〜!という時に、連弾の練習が不可能なオンラインレッスンに切り替えなければならなくて、そもそもオンラインのレッスン自体が超ストレスフル!
一番肝心なプログラムの作成は、順番を決めるのにいつも手間取って、どうしてもギリギリになってしまいます。
みんなが弾く曲を実際に弾きながら、同じような雰囲気のものが重ならないように、できるだけ年齢差が少なくなるようになどなど、いろんなことを同時に考えつつ順番を決めていきます。
こんなに初心者だらけの発表会は初めてで、まあ初心者といっても超からそこそこまで色々とあるのだけど、前半は1分強で終わってしまう曲のオンパレード。
楽譜を並べてみると、なんだか可愛らしくて笑ってしまいました。
といっても、みんなこの2年半の間にここにやって来るようになって、ドの音から順番に、一音一音コツコツと覚えてきた人たちなわけで、そう思うとなかなか感慨深いものがあります。
ピアノの楽譜から目を離しちゃいけないよ。
どうしても見ちゃうんだったら隠しちゃうぞ〜と言って、手の上にタオルをかけたりしたことも。
目はいつも音符と指の番号と、だんだん慣れてきたら拍子や音の長さや音量や表現の記号も同時に読んで理解しないといけないから、それはそれは大変で忙しいんだよ。
目から入ってきたいろんな情報は脳に伝わっていって、そうしたら不思議なことに、指が自分たちで鍵盤を弾き出すんだよ。
だから指を見下ろさなくても全然大丈夫だし、そうやって訓練してあげると、いろんな曲が初見でスルスルっと弾けるようになって楽しいよ。
だから指の番号ってみんなの味方なんだよね。
指が音楽からはぐれてしまわないように、次の小節で困らないように、気持ち良く歌えるように、この指で弾きなよって助けてくれるんだよ。
だから、大好きな友だちみたいに大切にしようね。
4歳でも5歳でも、根気よく伝え続けていくと、みんな必ず理解してくれるのが大発見でした。
コロナ禍の前は、7歳以下はお断り、なんて言ってたのに、気がつくとちびっ子が全体の半数を占めていてびっくり!
おばあちゃん先生ってちびっ子にモテるのかなあ。
今夜は、体調はもう完璧に平常の夫が、けれどもなぜかテストをすると陽性反応が出てくるので今だに普通の生活に戻れないのだけど、せめて一緒にテレビを観ようと下に降りてきました。
わたしはわたしで、夫が二階にこもっているのを良いことに、こまごまとした準備や注文をしたり、はたまた韓国語の勉強をしたりと、自由気ままに過ごしてきていて、今夜の目標はプログラムの仕上げなのでした。
なので「自分の好きな番組を観たらいいやん」と、居間のカウチに座って準備万端の夫の方を見ることもせずに言ったら爆発!
そこからはお互いに、あんたの気持ちは分かっている、いや分かってへんの言い合いが始まってしまいました。
確かに分かるわけなんか無いんです、二人とも。
夫は、ピアノ教師でプログラムの組みにくい初心者をいっぱい抱えていて、さあ仕上げだという時に感染症問題でレッスンがちゃんとできなくて、発表会をするための全ての作業を抱え込みながら曲の仕上げに追われたことがありません。
わたしは、鍼灸師でコロナ感染して仕事ができず、最初の2日間はかなりしんどくて、自己治療で立ち直り、今では体はすっかり治っているのに隔離生活を強いられて、自分の家だというのに居心地の悪い思いをさせられたことがありません。
お互いに想像はしていても、それはどこまでいっても想像に過ぎないし、だから親身になって考えても限界があります。
そして二人ともに理由は違えどヘトヘトに疲れていて、そもそも気分が良く無いわけで、もうほとんど感染の心配は無いと思っていても、検査の結果が陰性にならないので、発表会までの無事を目指すなら油断はできません。
今夜のところは病み上がりの人に突っかかるのはやめようと思い、できるだけ感情を抑えたのですが、どうしても作業に戻れなくて、一旦外に出て頭を冷やしました。
そして家に戻ってきて「ごめんね」と言ったけど、今夜は「僕もごめん」と言ってくれなかったのはちょっぴり残念。
コロナってほんとに嫌なヤツ。
プログラムもできたし、明日は名前入りのトロフィーを発注して、午後からはレッスンと大人の生徒たちのリハーサルです。
明後日の日曜日は、いつもは2時間半もかけて習いに来てくれる生徒さんをマンハッタンのスタジオの一室を借りてレッスンをし、それからオーケストラの初合わせに出席します。
健康でいられるように気持ちを切り替えて、笑いたくなる話を読んだり映像を観たり、そしてもちろん連弾曲の練習もしなくちゃ!
がんばりま〜す!