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【パンサラッサ】競馬は楽しくて奥が深いもの!? Online Racing Salon vol.24

2022-03-05 13:03:50 | パンサラッサ

パンサラッサの中山記念勝利を受けて、クラブの米山代表が矢作先生にインタビューをしてくれました。全部を掲載すると長くなりますので、それらしいところを抜粋させて頂きましたm(_ _)m


広尾TC公式『Online Racing Salon Vol. 24 Hiroo no Reiwa 矢作芳人調教師と共に』

米山:(中山記念について)先生ご自身は自信はあったのでしょうか?
矢作師:馬が精神面・肉体面で成長していることは分かっていたので、彼の競馬が出来れば結果はついてくると思っていましたよ。

米山:そうですか! 以前と比べてどのような成長があったのでしょうか?
矢作師:馬体については騎手も勝利インタビューで言っていた通り、バランスが取れて返し馬もしっかりと出来るようになりました。それとやはり、パン(パンサラッサ)自身がオクトーバーを勝ったことで気持ちに自信がついたことが大きいかな。

米山:やはりあのレースがキッカケですか!
矢作師:そうだと思います。もちろん、ウチのスタッフが頑張ってくれているので、パンも飼葉が落ちることなくレースに挑めること、そこも重要な要素になっています。

米山:ここから本題ですが、中山1000mを57秒台で行ったことについてお聞かせ下さい。
矢作師:前にも言ったかもしれませんが、パン自身が作るペースで走ることが1番のパフォーマンスが出せます。そこまでの成長を遂げてくれたので、必然の時計であり決して爆走だとは思っていません。馬1頭1頭が個性があって、馬体と心のバランスが整えば、その馬に合った競馬をさせてあげることが何よりも良いと思っています。それには、生まれ持った能力も必要ですけどね。

米山:パンさんの能力はどうなんですか?
矢作師:それは競馬を観て貰えれば分かると思いますよ、笑 僕が言えることは、身体能力は高いと思っています。

米山:身体能力の判断はどこで見出すのですか?
矢作師:まず、未勝利戦で勝ったレースを観てみて。あれは身体能力が高くないと出来ないですよ。
米山:確かにそうですね。
矢作師:あれから馬に合わせた成長曲線を描けたことも、今回の結果に繋がっていると思います。

米山:今後の予定についてお聞かせ下さい。
矢作師:レース後にも話しましたが、正式にドバイターフの招待を受けましので、オーナーサイドと協議の上、総体的にドバイターフの方がマッチングしているため、ドバイへ向かうことにしました。レースまでの期間、輸送含めてしっかりと態勢を整えて挑戦させてもらいます。
米山:はい、ありがとうございます!

米山:最後になりますが、会員の皆様に一言お願い致します。
矢作師:この度はパンサラッサでG2中山記念を勝たせていただき、ありがとうございました。彼の走りで競馬ファンを魅了していきたいと思っていますので、これからもパンサラッサ、矢作厩舎の応援宜しくお願いします!


 

まずは矢作先生、池田厩務員さんはじめ、厩舎の皆さんに改めてお礼を言いたいと思います。

素晴らしい仕事をして頂き、本当にありがとうございましたm(_ _)m

その上で、インタビュー内容を踏まえた感想を少しだけ書いてみたいと思います。

最初に、中山記念出走を決めた時から、矢作先生ご自身はかなりの自信をお持ちだったようですね。出走当週の近況では安藤助手が「現状でどれだけのパフォーマンスを発揮してくれるか注目したい。持ち前の能力の高さで良いレースになってくれることを期待」と、(終わってみれば)少し堅めのコメントをしてくれましたが、馬の地力、適性、相手関係などを総合して勝つつもり、勝てると考えたからこその(金鯱賞ではなく)中山記念選択だったのがよくわかります。

もちろん、今のパンサラッサなら金鯱賞でも良いレースをしただろうとは思いますが、金鯱賞だとさすがにドバイに向けて態勢を整える時間が足りないですし、そこまでを考えてのレース選択だったとしたら(そもそもドバイターフに登録した時点で中山→ドバイを想定していた…)、並大抵の自信ではなかったということですよね。

まあ、今回はたまたま作戦がハマっただけ、と見ることもできるかもしれませんが、出資者としては、調教師が短期、中長期の展望を持ち、自信をもって方針、作戦を決めてくれるのが一番ありがたいわけで、そこが、ついつい矢作厩舎の馬に出資したくなる要因の一つなのは間違いないと思います。(もちろん結果、実績も大きいです(^^ゞ)

次に、パンサラッサの強さについては、具体的なポイントとして、オクトーバーSの勝利で馬が自信を持ったこと、遠征に動じないタフさ(飼葉が落ちない)、そして持って生まれた身体能力の高さをあげてくれています。

特に身体能力の高さについて、米山代表の質問に対して「見てりゃわかるだろ!」的な回答になっているのは笑ってしまいますが、確かにあの未勝利戦の勝ちっぷりは、単に重・不良馬場が得意とかそういうレベルの話ではなく、極めつけの消耗戦になった時に何が必要なのか?、ということへの分かりやすい回答なのだと思います。

話は少し逸れますが、パンサラッサの中山記念のラップに関し、『最後の3Fが37.3秒、1Fが13.5秒もかかっているので…』といった分析を目にすることがあります。

確かにラストで鋭い脚を使って差し切るのは見た目に鮮やかですし、そこで脚の速さを競いたいジョッキーの気持ちも分かりますが、競馬は決められた距離を走って最初にゴールをするのが目的の競技であり、上り最速選手権でも、折り合い品評会でもないんですよね。かく言う私も、ついつい道中の折り合いや上がりの脚に気をとられることが多いのですが、パンサラッサのレースを見て、改めて気づかされることがとてもたくさんありました。

あ、何が言いたいのかはですね、要するに、中山記念でのパンサラッサは、重馬場、不良馬場という馬を消耗させる要素がない代わりに、あえて1000mを57秒台でブッ飛ばして3~4角までに他馬を消耗させ、ラスト1Fが13秒台になっても勝てる競馬をやり切ったわけです。最近ではほとんど見向きもされない戦法かもしれませんし、やろうと思っても簡単にできることではないですが、『前半を折り合って上りで速い脚を使えば勝てる…』というほど競馬は単純じゃないこと、勝つための道筋がひとつではないことを示してくれたと思いますし、それができてしまうところがパンサラッサの強さなのだと思います。

あとはそうですねぇ、今後の予定について「ドバイターフの招待を受けましので、オーナーサイドと協議の上、総体的にドバイターフの方がマッチングしているため、ドバイへ向かうことにしました」というくだりが出てきます。

ドバイターフの選択については(総合的に考えて(^^ゞ)私も大賛成ですし、楽しみでしかないのですが、米山代表との会話の中で「オーナーサイドと協議の上…」とあるように、広尾TCの場合は次走や騎手の選択について、クラブはほとんど関与していませんので、特に新しい会員の皆さんはそこを理解していた方がストレスが少ないと思います。(あくまでオーナーサイド=広尾レースさんであり…って、私、余計なこと書いちゃってますかね(^^;))

それから、抜粋はあえてしませんでしたが、正直、コントレイルさんとの比較は質問しなくてよかったかも…。いや、この質問にこそ米山代表の良さがあり、永遠の愛されキャラたる所以かもしれませんが、前半を折り合って上りで速い脚を使う、ディープインパクト産駒の代表格とパンサラッサは対極の存在ですし、そもそも三冠馬… いや、とにかく矢作先生に無難に対応頂けて良かったです(^^)

「感想を少しだけ」とか言いながら、調子に乗って長くなりそうなので、そろそろ終わりにします。

とにかくパンサラッサにはたくさん楽しませてもらっていますし、これからも楽しませて頂く予定です。矢作先生も、「この馬で競馬ファンを楽しませたい」と気合十分のご様子ですし、私も単純に、100%乗っからせて頂こうと思っています!(久しぶりに米山代表にもお会いして、お礼とかお礼とかお礼とか…したいなぁ)

 


*広尾TC様よりクラブ公式HP等からの情報転載許可を頂いています。


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14 Comments

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Unknown (あっきー)
2022-03-05 13:41:12
コントレイルの名前を出してしまう米山代表には笑いました(笑)
矢作先生始め、池田さんや厩舎の方達には本当に感謝しています^_^
ドバイの鞍上、引き続き吉田豊騎手のようですね。
パンサラッサの能力を開花させてくれたと言っても過言ではない吉田豊騎手とのドバイ挑戦、楽しみです!
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Unknown (Az)
2022-03-05 13:46:34
>あっきーさん

ネタでやっているとしたらさすがですよね。。(^^;)

それはさて置き、吉田豊騎手はドバイターフ一本勝負でしょうし、マジで勝つ気満々と見ました。
逃げて2連勝の実績はもちろん、パンサラッサのペースを理解してくれているのが心強いですね(^^)
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Unknown (ライ)
2022-03-05 16:23:19
こうやって矢作先生がインタビューに答えていただけるのは嬉しいですね!
オーナーサイド云々の件はこのインタビューの記事を見てクラブはオーナーサイドじゃないのか?と??になりましたが、やはりそういうことなのですね^^;
これは知らない会員が多いんじゃないでしょうか?
みんなもそれ知ればクラブに対するストレスは軽減されそうです(笑)
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Unknown (フィンチリー)
2022-03-05 16:23:45
矢作先生は、「吉田豊といつの日かGIを!」と以前からおっしゃっているようです。これは、もう運命でしょう。
http://race.sanspo.com/keiba/news/20150513/etc15051305000004-n2.html
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Unknown (Az)
2022-03-05 16:52:35
>ライさん

はい、矢作先生は競馬ファンを大事にされますし、クラブの会員もコアな競馬ファンとして考えてくれているのでしょう。
きちんと結果を出してくれますし、プロセスも分かりやすい…
本当にありがたい先生だと思います。

ちなみにご指摘の通り、あの文脈だと「クラブはオーナーサイドじゃないのか?」と思ってしまう会員さんもいるかな…と思いまして。。
余計なことと知りつつ、何となく注釈っぽいことを書いてしまいました(^^;)
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Unknown (Az)
2022-03-05 16:54:07
>フィンチリーさん

ありがとうございます!
この記事、以前読んだ気もするのですが、すっかり忘れていました(^^;)
次の記事投稿時に使わせて頂きますm(_ _)m
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Unknown (デビ)
2022-03-05 18:07:58
>久しぶりに米山代表にもお会いして、お礼とかお礼とかお礼とか…

結局、最後には、問い詰められてゴニョゴニョになられてしまうY代表…
良い人だけに見てられません(๑•﹏•)
が、お酒を嗜まれたあのお方は、何人にもドゥオーモ…
ドーニモ出来ず⸜( ´ᐞ` )⸝ヤレヤレ
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Unknown (Az)
2022-03-05 18:48:18
>デビさん

いやぁ、緊張でゴニョゴニョしてしまうのは、むしろ私の方かと…
きちんとお礼が言えるように、練習してからお会いしたいと思います!(^^ゞ
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Unknown (バージョンワン)
2022-03-05 19:54:34
倶楽部が暗黒期を脱するために尽力して実現した広尾-矢作ライン。
このインタビュー読んで、とある日に競馬場でとあるYさんから、「もうしばらく待ってください、今いろいろとやってますから」と言っていた姿を思い出しました。
本当に、こんな日が来て良かったです。
倶楽部にも、矢作先生にも、感謝しかないです。

あと、ラップの話ですが、中山記念にしたって2ハロン目〜4ハロン目(そもそも3ハロンのタイムにこだわる意味もないんですが)は、33.6秒で、当たり前ですがレースで先着してるので速い足がないわけないんですよね^^;
最後に速い足を使わなきゃいけないなんてルールはないので、個性的な作戦をとれることが、パンさんの強みなんだと思います。(この呼称は、ちょっと違和感ありますが^^;)
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Unknown (Az)
2022-03-05 20:28:46
>バージョンワンさん

このところ、ようやく重賞を勝つ馬が増えてきて、そこは本当に変わったなぁと思います。
この感じ、ずっと続いて欲しいですね(^^)

あと、ラップの話はやり出すとキリがないですが…まあ、最後に一番速い脚を使おうとすると、できるだけ余力を持っておきたいですからね。
パンサラッサのハイペース逃げは、それを許さないところが『速い馬』にとって厄介だろうなぁと思います(^^)
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