2025年二日目にはお正月恒例(?)の企画、『もしも募集されたら出資を検討したい馬』です。
昨年までは『木村秀則牧場産馬』という括りでやれていたのですが、諸事情により広尾の繁殖牝馬たちはいくつかの牧場に移動・分散しましたので、今回は『広尾TC所縁の…』ということでまとめています。
**2023/2024/2025年産 広尾TC所縁の馬**(太字は募集馬、太枠は私の出資馬)
*パラスアテナ2024/4/27に死亡
まずですね、(例年と違って)私は23年産馬についてもまだ2頭にしか出資していません。通常は、このカテゴリから正月時点で3、4頭に出資をしていたりするので、ここまでは割りと抑制的な出資行動ができています(^^ゞ
それを踏まえたうえで24、25年産馬を見ていくと…
パッと見で興味度Aランクの馬はステラリード’24、レトロクラシック’24、エンパイアブルー’24、ディメンシオン’24、パラスアテナ’24といったところで、これだけでも5頭になってしまいます。Aランクではないけれど、ルックオブラヴ’24、パーフェクトラヴ’24、セイリングホーム’24、クエストフォーラヴ’24などはB+といった位置付けになりそうなので、24年産馬については2頭、いや、3頭に絞るのだって相当に大変そうです。
でもまあ、そんなことを言っていてもアレなので、あえて24年産馬から3頭を選べと言われたら、現時点ではステラリード’24、ディメンシオン’24、パラスアテナ’24の3頭になりますかねぇ…
■モズアスコット×ステラリード
ステラリード’24は血統云々の前に、正直、ステラリードのラストクロップという要素が大きいです。昨年の北海道ツアーで実馬を見た印象も好感触でしたから、多少、他馬との比較において最初からゲタを履いている部分があるのも事実です(^^ゞ
それに加えてという意味で、モズアスコットの初年度産駒はそれなり以上に頑張ったと思いますし、芝砂兼用で早い時期から動ける印象があるのもプラス材料でしょう。血統の構成要素は多少欧州に寄っているものの、ステラリードのパーソナリティ、産駒の傾向を考えるとそれも悪くないと思います。モズアスコットは母系にStorm Catを持っていますので、全体のバランスは昨年引退したキングエルメスとも重なりますし、現状、積極的に出資を考えたい一頭です。
そう言えば、モズアスコット産駒には『うまく成長すれば矢作厩舎入りがあるかもしれない…』というオマケ(?)もついていますので、そのあたりにも注目です!(と言いますか、この馬が矢作厩舎だったらすぐに売り切れそう!?)
■ロードカナロア×ディメンシオン
ディメンシオン’24については、ディメンシオンの3番仔ということで、これまでコンタンゴ、ディメンシオン’23に続けて出資をしている私としては、余ほどのことがない限り黙って見過ごす気にはなれません。
ちなみに本馬の全兄コンタンゴはまだ未勝利ながら、藤原先生はその素質を高く評価しておられます。加えて母ディメンシオンは6歳8月までにしっかり20戦走った馬でしたから、繁殖牝馬としての本領発揮は3世代目くらいから、つまり、24、25年産あたりからが最も期待できる?…という希望的観測だってできますからね(^^ゞ
血統に関してはシンプルにレベルが高い配合であり、ロードカナロア×ミスペンバリーのパンサラッサにディープインパクトをプラスしたイメージ。全兄コンタンゴは初年度産駒で比較的コンパクトなこともあり、1400m戦でデビューをするほどスピード色が強いわけですが、3世代目でその傾向が変わるかどうかにも注目しています。(走らせてみなきゃわからん!と言われればその通りですが、サイズ感とか馬体のバランスとか、実際に見て雰囲気を感じてみたい…)
■モーリス×パラスアテナ
24年産世代になると、ようやくパラスアテナの産駒が登場します。そして本馬についても昨年の北海道ツアーで実際に見ており、その時にかなり好印象を受けたことを覚えています。
その上で、血統イメージをあえてディメンシオン’24と同じように表現するとしたら、モーリス×ステラリードのテラステラにキンカメ系ルーラーシップをプラスしたイメージ…ということになるのでしょう。2024年はアドマイヤズームが朝日杯FSを勝つなど、モーリスには種牡馬として脂がのってきた感がありますし、スピードとタフさをあわせ持つ馬に成長する気がしています。
あとはですね、本馬は初仔なので順当なら高柳瑞樹先生のところになるのかなと…。瑞樹先生には今もブルータスでお世話になっていますし、とても信頼できる厩舎ですから、もしもそうならさらに前向きに出資を考えることになるでしょう。
以上、現時点で募集されていない24年産馬3頭について書いてきましたが、これはアレですね、もしも無事に募集されたらこの3頭は出資確定みたいな雰囲気ですよね。。自分で書いておいて言うのも何ですが、改めて今の気持ちが確認できたと言いますか、『ああ、24年産はまた出資が増えてしまうのか…』というあきらめに似た気分になってきました(^^;)
そして、これが25年産世代になるとさらに難しい…
難しくなる要素は『パンサラッサ産駒の登場』なわけですが、それに加えてキタサンブラック産駒やコントレイル産駒、イクイノックス産駒までいるとなると、一体どうやって絞れば良いのか…。いや、パンサラッサ産駒の中から2、3頭選ぶだけでも難問なのに、かつての出資馬ストームハートにコントレイル、同じくエンパイアブルーにイクイノックスなんて、無事に誕生したら絶対に欲しいと思ってしまいますからね。(全体から2、3頭はすでに無理ゲー(^^;))
まあ、25年産馬については産駒が無事に誕生してから考えるとして、視点を変えてみると、この世代に積極的に高額種牡馬が配合されているのも、いわゆる『パンサラッサ効果』のひとつと言えるかもしれません。
パンサラッサの活躍でクラブ、オーナーが潤い、次への積極投資につながったのだとしたら、それは我々会員にとってもありがたいことですし、さらに24、25年産馬たちが活躍をして、良いサイクルが継続できれば最高でしょう。
うーむ。。新年早々、夢(妄想?)が広がりますなぁ(^^ゞ
以下、参考までに貼っておきます↓
テラステラと同様サドラーズのクロスにロベルト系ですからタフに走れるタイプでしょうし、キンカメとトニービンが入るのでスピードの持続力が加わりそうですね。
モーリスに母父ルーラーシップだと4列目にダイナアクトレスとダイナカールが並ぶのですね。ちょっと胸アツです!
3頭以外ではやはりエンパイアブルーでしょうか。Fフォーリアは未知数ですが、血統構成がいいので悪いはずがありません。エンパイアブルーは母のレフィナーダとともにダート種牡馬中心に配合されてきましたが、ここにきて芝路線に変更?
名牝系ですからこれで良いと思います。
パラスアテナはモーリスの仔が唯一の産駒...
あっ、そうでした。
全然そんな実感がなくて…
とにかく24年産の活躍を期待します。
そしてエンパイアブルーもイイんですよね。
イクイノックスの次にパンサラッサを付けて欲しいと思っています(^^ゞ