【セントライト記念】アーバンシックが圧巻の切れ味発揮!反撃の秋へ初の重賞V:サンスポZBAT!
第78回セントライト記念(3歳オープン、G2、芝・外2200m)は、クリストフ・ルメール騎手の2番人気アーバンシック(牡、美浦・武井亮厩舎)が中団のインをロスなく追走すると、直線で圧巻の切れ味を発揮して差し切りV。春のクラシックは皐月賞4着、日本ダービー11着と結果を残せず、反撃の秋へ初の重賞タイトルを獲得した。C・ルメール騎手は8日の京成杯AH(アスコリピチェーノ)に続く2週連続のJRA重賞制覇。タイムは2分11秒6(良)。
1馬身3/4差の2着にはコスモキュランダ(1番人気)、さらに2馬身半差遅れた3着にエコロヴァルツ(3番人気)が入り、上位3頭は菊花賞(10月20日、京都、G1、芝・外3000m)の優先出走権を獲得した。
アーバンシックは、父スワーヴリチャード、母エッジースタイル、母の父ハービンジャーという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。通算成績は6戦3勝。重賞は初勝利。武井亮調教師、C・ルメール騎手ともにセントライト記念は初勝利。
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勝ったアーバンシックはゆっくりしたスタートから道中は折り合いに専念。3~4角でも内ラチピッタリを落ち着いて進み、直線に入ったところで綺麗に前横が開いてスムーズに追い出せたのが最大の勝因になりました。
先に動いて抜け出していたコスモキュランダも最後まで良く頑張りましたが、相手にあれだけロスのない競馬をされてしまうと、逆に勝ちにいった分だけ苦しくなってしまうという… 競馬って本当に難しいですね。
ちなみにコスモキュランダは皐月賞2着、ダービー6着。もともと実力がある上にレースの内容自体は良かったですし、今日の一戦をもって勝負付けが済んだとはいえないでしょう。
さて、勝ったアーバンシックはスワーヴリチャード産駒で母系はハービンジャー×ダンスインザダーク×Alzao×Busted。スワーヴリチャード産駒は割りと早熟スピードタイプが多い印象ですが、この母系なら菊花賞でこそ…と考えるファンも多そうです。
ううむ。。3000mってのはほとんどの馬が初体験になりますし、本番も難しそうだなぁ(^^;)
**2024/9/16仲山11R セントライト記念(G2/芝2200m)・良**
朝日杯セントライト記念【2024年9月16日中山11R】:競馬ラボ
特に中山は時計が速かった開幕週から必ずしも前や内で決まる馬場ではなく、タイムトゥヘブンのように外枠からも追い込めるフェアな馬場になっています。
おそらく馬場造園課は特定の脚質が極端に有利になったり、枠順の影響が大きくなったりしないように馬場を造ろうとしているのでしょうが、年々その技術が進歩しているように感じます。
ただし、開催が進んだり雨が降ったりすると傾向が変わってくると思います。中山は逆に前と内が有利になってきそうな気がします。
確かに中山は差しも届くんですよね。
まあ、走力や競馬の巧拙で勝負がつく方が本来の姿に近いので、良い傾向なのかもしれません。
ただし、仰る通り状況は週を追うごとに変わりますから…
考えることが多くて多くて難しいです(^^;)