栗東トレセン在厩のカイザーノヴァは、9日に坂路で追い切られています。
-調教時計-
20.12.09 助 手 栗東坂良 1回 52.9-38.7-25.4-12.7 一杯に追う
ペガサスハーツ(新馬)馬ナリを0.6秒追走0.4秒遅れ
20.12.04 坂井瑠 栗東坂良 1回 53.1-38.2-25.0-12.5 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「帰厩後も元気一杯。それでもテンションがとりわけ上がることはありませんでしたので、12月20日阪神11R 朝日杯フューチュリティS(G1・芝1600m)に向けてしっかりと調教できています。頭の位置が高い走法ですからシャドーロールを着けてみましたが、あまり変化は感じられず、今後レースで着用するかどうかはもう少し検討していきたいところです。相手は強いですが、持ち前の終いを伸ばし差してくるような競馬ができればと考えています」
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朝日杯FS出走に向けて、準備が着々と進んでいるのは良いですね。
追い切りに関しては、4日に坂路で53.1-12.5秒(馬ナリ)が出た時は「これはデイリー杯前と随分違う!」と感じましたが、一週前となる9日は同じく坂路で52.9-12.7秒(一杯)新馬を追走して届かずの内容と、もうひとつ動いて欲しいと思わせるものになりました。
4日はジョッキー騎乗による時計ですし、9日の時計だってデイリー杯前の54.4-13.8秒(強め)よりは随分良くなっているのですが、何しろ次走はG1ですからね。来週の最終追い切りはCWになるかもしれませんが、追い切りでもう少し安定して動けるようになると、厩舎内でも一段上の評価がもらえるようになると思います。(今でも素質は高く評価してもらっていますが)
シャドーロールが効かなかったのは仕方がないとして(そもそもシャドーロールで頭が下がるなら話は簡単ですけど(^^;))、まだまだ発展途上な部分が残っているのはカイザーノヴァの魅力でもあります。次走は人気薄での出走になりそうですが、気楽な立場で追い込み一発が狙えるのも悪くないですし、何となく『何かをやってくれそうな雰囲気』は出てきたと感じています。
ちなみに同期のバスラットレオンも朝日杯FSに参戦することになりました。そうなると、坂井騎手はカイザーとバスラットのどちらに乗るのかな?と思いましたが、鞍上に関しては、普通に考えればクセが強くてデビュー以来ずっと乗っているカイザーノヴァに坂井騎手なんでしょうね。いずれにしても、早くも実現した18年産版矢作厩舎セット2頭の対決にも注目したいと思います(^^)
**2020/12/20阪神11R 朝日杯フューチュリティステークス(G1/芝1600m)登録馬**
【2020/11/14阪神11R デイリー杯2歳ステークスでのカイザーノヴァ:公式HPより】
ステラリードの血は、なかなか手強いです。
もともと、『シャドーロールは飾りですから』という厩舎があるぐらいですからね。
この系統の特徴を凌駕するのは無理でしょう(^^;