ゴールデンウイークに、妹と富山で2泊してきた。
初日は高岡を散策し、夜は福野に泊まって夜高祭りを見物。
翌日は五箇山の相倉合掌造り村を訪れ、夕方また福野に戻って祭りの続きを見た。
その時の写真を数回に分けてUPします。今回は高岡編。
富山までは、できたばかりの北陸新幹線に乗っていったのだが、
便名が「はくたか」とか「かがやき」っていう、いかにも特急らしい名前だったので、
私はずっと、「自分は特急に乗って富山に行くのだ」と思い込んでいた。
(家にはテレビがないし、中東ニュースを追うのに忙しくて国内ニュースはノーチェックなので、北陸新幹線の存在自体を知らなかった)
大宮駅で乗り込んだ時も、「あれ、特急なのになぜ新幹線乗り場から発車するんだろう。ヘンねえ」と一瞬とまどい、
車体を見たときも、「むむ、なんか特急らしくない面構えだな」とちらっと思ったが、
まさかあれが新幹線だとは思わなんだ。
帰りに新高岡の新幹線駅で切符を購入するとき、
「はっ!もしや私が乗ってきたのは、新幹線だったのかも?!」とようやく気がついた。
こういうとき、自分の脳みそには致命的な欠陥があるんじゃないかと、我ながら不安になる。
話題の北陸新幹線。たしか「かがやき」だったような。撮影当時は「新幹線顔の特急」だと思い込んでいたが・・・
途中で車窓から眺めた長野の風景があまりに魅力的なので(起伏のある地形を彩る新緑の木々と民芸調の家々が素敵だった)、
「私は長野を素通りして富山へ行ってしまって、本当にいいのか。後悔しないのか」
と真剣に自問してしまった。いつか長野にも行きたいものだ。
富山に到着してから、「あいの風とやま鉄道」とかいうインパクトのある名前のローカル線に乗り換え、約20分で高岡に着いた。
駅で妹と合流し、まず高岡大仏を見物してから昼ごはんに寿司を食べ、その後古墳公園に向かった。
高岡大仏さん。高岡駅から徒歩で10分くらい
日本3大仏だという割には小さく見えた。
奈良の大仏よりだいぶ小柄だ。大仏ではなく、中仏程度じゃないのか。
鎌倉の大仏を見たときも思ったけど、奈良の大仏と違ってホームレスでお気の毒だわ・・・。
私は奈良県に限りなく近い京都府南部の出身だ。奈良・京都文化圏の育ちだと言っていいだろう。
そのせいか、他府県の神社仏閣や古い町並みに対する意見がシビアになりがち。
どこかを観光していて、地元の人に「これは400年前の古い町並みで・・・」とか言われようものなら、
心の中で「へっ、400年位で古いとか言われてもねえ~。京都、奈良に比べたら全然新しいやんねえ」
などと失笑してしまったりする。やあね、京都・奈良文化圏の人って(私だけ?)。
高岡大仏の基底部には、こんな仏像たちもいた
愛想のいい「なで仏」
境内で咲いていた可愛いお花。なんだろう
お昼ご飯は、商店街の由緒正しそうなお寿司屋さんでランチ握りをいただいた。やはり名物のホタルイカが新鮮で美味。
1500円で、私にしてはちょっと贅沢。
食後、古墳公園に行った(駅からは徒歩15分くらい)。めあてはその中にある動物園だ
お堀にはキンクロハジロの一団がいた。キャットフード(チキン・チーズ入り)を少々あげたら、喜んでがっついていた。
高岡古城公園動物園。小さいけどペンギンもいるし、なにより無料なのが素晴らしい
ベンチスペースの脇の水飲み場はこんなんだし
滑り台もこんなのだった。芸が細かい
まったりしたダチョウ。動物たちは狭い檻に閉じ込められて気の毒だった。
瞑想しているカピバラ
毛深いヒツジ。毛刈りまで手が回らないのだろうか
この動物園の主役はフンボルトペンギンたちだと思う。
水の妖精のようにスイスイ泳ぎまくる
見るからに涼しげ
陸に上がると彫像になるところもステキ
モルモットに触ることもできる。
亀もいた。ヒョウモンガメとかいうデカイやつ
藤棚では藤が満開だった。
気候がよくて観光が楽だった。やはり旅行は春から初夏、秋が一番ですね~