ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

年賀状

2014-01-05 20:56:27 | 日記
お正月にもらった年賀状を一枚ずつ読んでいたら、その中に「親の介護が終わり、今度は孫の世話で忙しくしています」と書かれた年賀状があった。

「誰からだろう?」と宛名を見ると、30年前(あゎゎ、もうそんな昔!?)、短大卒業と同時に就職した会社の先輩だった女性からだった。

私より6歳年上だった彼女は、社内でも評判の美女で、当時全国的にかなり人気があった某ミュージシャンが時々職場まで彼女に会いに来るほどだった。

見た目は美しすぎて近寄りがたいのだけど、後輩である私には気さくに声をかけてくれる優しい先輩だった。

退職した後は、もうお会いすることはなくなってしまったが、今でも年賀状のやり取りだけは続けている。

それにしても、あの先輩にお孫さんができたとは・・・

私の記憶の中では、まだ若くて綺麗なお姉さんのままの先輩だが、もう年齢的には孫がいても、おかしくはないお歳なんだな~と、なんだか感慨深いものがある。

ずっと年賀状のやり取りを続けてきた、当時の会社の上司が数年前に亡くなり、同じく毎年、年賀状で近況を知らせてきた高校時代の担任の先生も、昨年お亡くなりになったと知らせがきた。

時の流れと共に、こうして年賀状の数が減ってくるのは仕方がないことなのだろうな。

もっとも、うちの子供は年賀状は書かないし、年賀状は来ない。

唯一、長女チェリーに高等養護時代の友達や先生から数枚の年賀状が来たくらいだろうか。

今は年賀状ではなく、メールで新年の挨拶をするのだそうだ。

リアルタイムで挨拶ができるし、いちいち年賀状を書く手間がなくて、それはそれで合理的でいいかもしれない。

でも、葉書と違って昔勤めていた会社の上司だとか、学生時代の恩師だとかにはメールで新年の挨拶はできないだろうなぁ。

目上の方じゃなくても、しばらく会っていない人に、いきなりメールで新年の挨拶は難しいような気がする。

ずっと会っていないけれど、どうしているだろうか・・・と、たまにふと思い出すような人たちから届く年に一度の年賀状は、彼らの存在を唯一身近に感じることができるものになっている。

そんなわけで、年賀状を見て、みかんを食べながらのんびりとしたお正月を過ごしていました・・・と書きたかったところですが、なんだか毎日忙しかった。

長男パインが今日、大学のある町へと戻っていったのだが、急にがっくりと疲れが出たような気がしている。

思えば、毎日、毎日、ご飯作りのお正月だった。

たまに帰ってきた息子に、あれもこれも食べさせてあげたいという想いだけで、お正月もごはんを作り続けた。

そして、今日パインが帰って行き、冷蔵庫の中を見たら、あれだけぎゅうぎゅうに食料品が詰まっていた冷蔵庫がスカスカになっていた。

孫ができて、家族そろって子供達がやってきて、帰って行ったあとって、もしかしたらこんな感じなのかもしれない。

寂しいような、ホッとした様な、そして疲労感とかね。

孫の世話で忙しくなりました・・・

いつか、そんな年賀状を書く日が来るのだろうか。









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