ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

まな板

2017-03-27 16:04:41 | 日記
ずっと買い替えようと思っていた「まな板」を、今日やっと買ってきた。

今まで使ってきたものは、亡き母が私が結婚するときに嫁入り道具の中に入れてくれた木製のまな板で、持ち手の金具が取れても、まな板の角が欠けても、毎日のように使い続けて30年近くが経った。

30年間、毎日のように使い続けたまな板は、包丁の跡も痛々しく無数の傷がついている。

また、長年包丁が当たっていた真ん中の部分は削れてへこんでしまった。

真横から見ると、まな板の真ん中が薄くなってへこんでいて、このまま使い続ければ、そのうち板に穴が開いてしまうかもしれない状況にまでなってしまった。

一番問題なのは、まな板に水がたまることで、食材がびしょびしょになって非常に不便かつ不衛生なので、そろそろ真剣に新しいまな板に買い替えなければいけないと思っていた。

・・・が、これがなかなか買い替えることができなかった。

なぜかと言うと、30年前に母と一緒に台所用品を揃えた日のことが思い出されるから。

今はもういない、今の私よりも若かった母がせっかく用意してくれた物を捨てることなどできなかった。

またもう一つの理由は、毎日このまな板に向かって食材を刻み続けてきた私の思い入れがあったからで、それがなかなか古いまな板を捨てることができなかったのかもしれない。

嬉しい時も悲しい時も、怒っている時でも、お腹を空かせている家族には待ったなしなので、毎日、毎日、このまな板に向かって食材を刻み料理を作り続けてきた。

まな板に刻まれた古いたくさんの包丁の傷跡には、私の今までの思いも一緒に刻まれているような気がしている。

とは言え、30年近く使ったまな板はもはや限界で、今日は買い物に出たついでにホームセンターによってついに新しいまな板を買った。

ところで一口にまな板と言っても、木製やらプラスチック製やら、また厚いのからペラペラとした薄いのまで、色々な種類のまな板が売り場には揃っている。

私の希望は、今まで使っていたまな板より一回り大きなサイズで、しかもできるだけ清潔に保てるものがいい。

素材としては包丁のあたり具合ではやはり木製のまな板が良さそうだが、我が家では食器洗浄機で洗うことが多いので、食洗器対応しているプラスチック製のものにした。

厚さはペラペラではなくて、ほどよい厚さはあるができるだけ軽いのものを選んだ。

さて今日の夕食づくりから、さっそく新しいまな板を使ってみようと思う。とっても楽しみ♪

そして古いまな板だが、私の30年間のいろいろな想いと一緒に捨ててしまおう!

今までたくさんありがとうと感謝をして・・・

新しいまな板さん、これからよろしくね!

もう怒ったりしながら使わないようにするから・・・感謝、感謝の気持ちで使わせてもらうからね~







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