ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

涼しくなる?話

2018-07-31 17:37:37 | 日記
暑い・・・じっとしていても暑い。

さっき外出したら外の温度計が33度になっていて、暑いはずだわと思った。

でも連日猛暑に見舞われている地域に比べれば、これくらいで暑い暑いと騒いでは申し訳ない。

少しでも涼しくなるように、つい先日経験した不思議な出来事を書こうと思う。

さて、私は毎日先祖供養をしているのだが、それとは別に床供養というのもやっている。

これは家族がいない時だけ行っているので、先祖供養のように毎日と言うわけではないが、家族がいない日はするようにしている。

ちなみに床供養は土地や家に関係する(入って来た)霊や土地の精霊などに向けての供養です。

その日はいつものように朝に先祖供養を済ませ、床供養を午後2時頃に行った。

本当は午前中に床供養も済ませたかったのだが、用事があって午後になった。

午後2時頃というのは一番気温が上がる時間帯で、いつも床供養をしている一階は窓をあちこち開け放していた。

その日も暑い日で窓を閉めると室温が上がる為、できれば窓を閉めたくなかったのだが、一応供養をする付近の窓は閉めて、他の窓は開けたままにして床供養をした。

でも、これが間違いだった。

床供養をしている間、二階のリビングにいたのだが用事ができたので一階へ降りて行くと、急に鳥肌が立ち始めた。

気温は高いはずなのに、なぜか寒くて全身に鳥肌が立った。

「この感覚は・・・」と思って、ふと床供養をしている短冊を見ると、短冊の周囲に黒いもやがかかっているように見える。

慌てて開いている窓を全部閉めたのだが、もう床供養のお線香は燃え尽きる寸前になっていて窓を閉めるのが遅すぎた。

周囲には、燃え尽きたお線香の香りに混ざって、どぶのような臭いが漂っていた。

こんな臭いがするのは私が床供養をしてから初めてのことであり、なにかが外から入ってきてしまったことがわかった。

しかしその日は何事もなく終わり、翌日は家族がいたので床供養はしないつもりでいた。

翌日、いつも床供養をしている家の一階にいたのはお姑さんで、私は二階のリビングで本を読んでいたのだが、しーんと静まり返った家の一階で急に音が鳴り始めた。

誰かが靴のまま床を歩いているような音。

いそいで二階から音がした玄関付近(いつも床供養をしている場所)をのぞいたが、お姑さんは部屋にいて物音ひとつしない。もちろん誰かが歩くような音もしない。

大丈夫だと思って、読書に戻ろうとしたら、また歩くような音がし始めた。

男性が履く革靴のような固い靴底で一歩一歩ゆっくりと歩くような音だった。

「外の音だろうか」と思って外を見たのだが、歩いている人はいないし、その時には音も聞こえなくなっていた。

何だろう?と不審に思いつつ、また本を開いたらふたたび誰かが靴のまま家の中を歩く音がした。

「どろぼうだ!」と思った。
この時は霊などということはまったく思わず、誰かが家に侵入したのだと思った。
それほどはっきりとした音だった。

もう怖かったが、様子を見に行かねばと思った。

何か武器になるものを持って行こうと掃除用モップを手に取り、階下を覗いたら音はぴたりと止んで、ちょうどお姑さんが部屋から出てきてトイレに入って行くところだった。

この時初めて、人間ではないモノの出していた音だと理解した。

時計を見ると、午後2時を過ぎていた。昨日、窓を開けたまま床供養をした時間と同じだった。

また供養をしてもらえると思って、この時間に待っていたのだろうか。

しかし、いつまで待ってもお線香の灯りも煙もなくて、探して歩き回っていたのだろうか。

そう思ったら気の毒で仕方がなかった。

しばらくして夫が帰ってきたので、それまでの出来事を話すと、「供養をしてやってくれ」と言った。

夫は、昔は目に見えない世界などと言うものは非科学的だと言って信じていなかったのだが、最近はずいぶん理解を示すようになった。

そこで家人はいたが、床供養をして差し上げた。

それからは、あの足音は聞こえない。成仏してくれたのなら嬉しいと思う。

ここで誤解されると困るので付け加えるが、床供養は全く怖いものではないと思っている。

むしろ縁あって家に入って来てしまった方や土地の精霊を癒すことができる素晴らしい方法だと思う。

先祖供養を始めとする方法に出会うことができて、私の人生観は大きく変わったし、それはもう感謝しかない。

本当に知ることができてよかった。毎日、供養をさせて頂いていることが私の学びにもなっている。

ここまで書いて、最初に涼しくなる話と書いてしまったが違ったかもしれない。

涼しくなるどころか、私の気持ちはほっこりと温かくなったので。










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