コロナが流行ってから夫や長女の休みが増えたこともあり、これを機会に小さな旅をすることが増えた。
行くのはもっぱら温泉のある所、そして自然のある場所。
日帰りもしくは一泊か二泊くらいで道内を巡るのだけど、生まれてからずっと住んでいても、まだまだ行ったことが無い所が多くあって、あらためて感動することも多い。
ところで旅の楽しさは、目的地に着いてからの温泉や風景、食事であることは間違いないのだが、目的地に行くまでの道のりもまた旅の楽しさだと思っている。
出発するまでのワクワク感から始まって、旅の途中で何気なく立ち寄った所が良かったりすると、なんだかとても得した気持ちになる。
また反対にちょっとしたアクシデントがあったりするが、それも含めて旅の楽しさだと感じる。
思えば人生は観光旅行に似ている。
どの人も(多分)ワクワクしながら、この世に生まれてきて、今は旅の途中にいるのではないだろうか。
今から10年以上も前のことだが、家に居ながらもずっと旅をしているという感覚がしていたことがある。ちょうどその頃、自分の前世らしき映像が見えていた。
一番近い前世では、日本じゃない国に生まれた一人の女性として魂の旅をしていたことがわかった。その頃は、今の人生とは違った苦しみや悩みがあったということもわかった。
そこでのしんどい(と思った)旅をやっと終えた後、みんなが帰っていく場所に帰ったのだが、なぜかまた旅に出たくなってしまった。
そして今、旅の途中の私がいる。
ところで、これまで何度も魂の旅に出ているのだが、今回の旅は今までとは少し違うと思っている。
それは、「人は肉体を持って魂の旅をしている」ということをわかっていることで、これを知っているかいないかで生きやすさが全然違う。
ちなみに今回の旅は、今まで経験したことがなかった「子育て体験ツアー」を組み入れた。しかも障害児を育ててみるというオプション付き。
3人の子育て体験は大変だったし、障害児というオプションは、これが旅のオプションだと忘れてしまうくらい精神的にきついと思うこともあった。
でも、もう一度体験したいと思うくらい楽しくて素晴らしいツアーになった。(これは現在も体験中かな)
ほかにも母を早く亡くす体験ツアーとか、お姑さんと暮らす結婚体験ツアーというのも自分自身と向き合う良い体験だった。
またコロナが現れて急激に社会が変わるという時代に遭遇できたことも、考え方を変えればすごい体験をしているのではないかと思う。
今後どのような体験ツアーに参加していくのか。ワクワクするような、ちょっと怖いような、、、
わかっているのは、すべてのツアーは無駄ではなかったということ。
誰もがいつか必ず旅の終わりを迎える。
だから自分がやりたい事をやって、見たいものを見て、この旅行を最後まで楽しみたいと思う。