保険の営業をやっている知人に会って話をした時のこと。
知人に「コロナについてどう思うか?」と聞かれた。
千人を超す顧客を持つ営業マンの知人。
昨年コロナが騒がれ始めた時「コロナに罹ると支給される保険金の申請が、これから増えるだろう」と思ったそうだ。
ところが実際にあった申請は、コロナ騒動から一年以上過ぎてもまだ一名だけ。
「これだけテレビでコロナ感染者が増えたと騒いでいるのに、千人以上のお客様の中でたった一人しか罹っていないんですよ。どう思います?」と言った。
確かに千人も顧客がいれば、複数の申請がありそうだが、もしや罹ったことを内緒にしたいから申請しないのでは、、、と言うと、知人はおかしいなと言うように首を傾げて「コロナに罹ると、必ず連絡がくることになっているのですがね」と言った。
保険のことはよくわからないが、知人は明らかに今のコロナ騒動はおかしいと思っているようだ。
ところで、昔は情報はテレビや新聞から得ることしか出来なかったが、今はネットで色々な情報を知ることができる。
それは、自分で興味のあることを調べて行くことができるという意味でも素晴らしいことだと思う。
ただ今回の米国の大統領選挙で知ったことは、ネット情報というのは真実もデマも混在しているということ。だから、そういった情報を全て鵜呑みにしてはいけない事を学んだ。
とは言え、今のコロナ騒動がすべて真実なのか、それとも真実じゃないこともたくさんあるのかと聞かれれば後者だと思っている。
ただそれを声高く言うことは、コロナを非常に恐れている人たちがいる以上、たとえ家族であっても難しい。
一番難しいのはワクチン。
ワクチンさえ打てば安心という人たちがいる一方で、ワクチンは危険だという人たちがいる。
ワクチンを早く打ちたいと思っている人に、ネットで仕入れたワクチンは危険という情報を伝えても、聞く耳を持たないどころか怒り出してしまう。
それじゃ自分でネットで調べてみたらいいのに、、、と思うが、そういう人たちはネットを使えない高齢者か、使えてもネットの情報よりテレビや新聞の情報が正しいと思い込んでいる場合が多いので、言っても無視されるか怒られるかだろう。
そして時には、ワクチンを打たない選択をする人たちに対して「身勝手だ。他人のことを考えていない。それで他人にうつしたらどうするんだ」と攻撃的になる場合もある。
だからネットで仕入れただけの情報を武器に、ワクチン接種をやめさせようと戦うことは、こちらもそれ相当の傷を負う覚悟が必要になる。
ましてや、戦う相手が家族であれば一家離散もあるかもしれない。
とは言え、果たして本当にワクチンが危険かどうかは、自分もまだ体験したことが無いのでわからない。
わからないから、どうしても打ちたいんだーと言ってる人を止める事はできない。すべてはその人の選択したことだ。
それにしても今回のコロナもしかり、そして米国の大統領選挙もそうだったが、どうも最近、世の中が二つに分かれる事が多い。
どっちが正しいのか、正しく無いのかなんて(私には)わからないが、みんな自分の信じている事が正しいと思っている。
100%正しいことなんてあるのかな、、、
「コロナが流行る前、風邪気味だったのでお客様の所にマスクをして行ったら、マスクをつけて来るとは失礼じゃないかと叱られたことがあったんです。ところが一年も経たず、今度はマスクをつけないと叱られるんですから、短期間で180度変わってしまった。世の中変わる時はあっという間ですね」と知人が言った。