ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

会話

2021-08-22 16:16:38 | 日記

久しぶりに高校時代の仲間たち9人でLINEでのやり取りをした。

コロナ前は年に一度集まって食事をしていたが、もう二年あまり集まっていない。

でも今は便利なLINEというものがあるので、こうして定期的に安否確認(笑)をしている。

還暦を過ぎると、突然倒れてそのまま、、、なんてことが現実味を帯びてくるもので、一人暮らしの友人などは「私が何も返信をしなければ、様子を見に来てちょうだいね」と言っている。

しかし、今回もみんな元気にLINEに参加していたので一安心。

かと思いきや、少し気になる事があった。

それは一人の友人が書き込んだ文章。

「○日に2回目のワクチン終わりました。40度近い高熱が二、三日あって調子が悪かったです。みんなはどうでした?」

みんなはどうでした?と聞くということは、友人はすでにみんなも打っているという事を前提にしているのだろうか。

困った。これは何と返事を書くべきか、、、

まだ打っていないとは書ける。

特にこの「まだ」という言葉を入れるか入れないかは重要で、「まだ」を入れることによって「打つ気はある」というニュアンスにもなる。

打つ気はあって今は順番待ちの最中、あるいは打つ気はあるが、様子を見てからにしたい、、、そんな意味にも取れる。

しかし今現在、私は打つ気が無い。打ちたく無い理由もある。

ただ、わざわざそのわけを書き込む事は、既に打った友人に対して、不快な気持ちや不安にさせるだけなのでは無いだろうか。

なんと書こうかと迷っていたら、次々に仲間から書き込みが入ってきた。

「微熱が出て腕がしばらく痛かったけど、すぐに治ったよ」

「私も数日、微熱があって仕事休んだ」

注射をした二人からの返信だった。

注射をした三人での会話を眺めながら、これからは友人同士でも打ちたい人と打ちたく無い人で会話が噛み合わなくなって行くのかもしれないと思っていた。

そういえば、夫もそんな事を言っていたことがあった。

夫は当初ワクチンは打つべき派で、これについては家族間で意見が分かれた。

家族では夫と次女は打つべき派で、私と長男夫婦が打たない派だった。

それが徐々に夫に変化が現れて、夫はまだ打たずに様子をみたいと言い出したのだが、その時に「でも打たないと、友だちにも会いづらくなるなぁ」と言ったのだった。

打つのは当然だと思っている友だちに会いに行こうと思っても、自分は打っていないとは言いにくく、打っていない自分からの感染を心配をさせるのではないかというのだ。

そんなことを夫が話していたのを思い出したが、ただ何がなんでも絶対に打たないと(私は)決めているわけではない。

将来もしも自分が安心だと思えるようなワクチンが出てきたら、打つかもしれない。

だから「まだ打っていない」は嘘ではない。

LINEに返事を書き込み始めたら、また他の仲間たちからも書き込みが入ってきた。

おやっ、注射とは全然関係のないことを書いてる。

その後に書き込んだ人もほぼ同じで、注射についてはスルーしていた。

これは予想だが、多分3人以外の人はまだ打っていないし、今はまだ打つ気がないのかもしれない。

みんな大人だから、さりげなくスルーしたのだと思う。

ワ○チ○という言葉が、友人同士の会話であってもタブーになりつつあるような今日この頃。

毎日が同じように見えて、実は世の中は間違いなく変わってきているのだと感じる。

 


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