あーやっぱり外はいい。気持ちも明るくなる。
これは、散歩に出かけたとある公園で思ったこと。
天気があまり良くなかったので、最近家に閉じこもっていることが多かった。
家に居れば、読書や動画を観るなどやりたいことはあるのだけど、どうも気分が沈んでくるのは太陽に当たらないからなのだろうか。
久しぶりの公園をマスクなしで歩いていたら、一緒にいた夫から「マスクをしないと、すれ違う人から嫌な顔されるよ」と言われた。
周りを見渡せば、たしかに公園を歩く人は全員マスクをしている。
とはいえ、もともと歩いている人の数が少ないので、滅多に他人に会わない。すれ違った人も覚えているだけで3人くらいしかいない。
その3人の人達に嫌な顔をされたのかわからないが、他の人が不安を覚えるのならマスクはしようと思い、急いでカバンからマスクを出してつけた。
すると夫が「飛沫を吸い込まなくても移るらしいから」と言った。
その言葉を聞いて「そう思うようになったんだ。変わったなあ」と思った。
空気感染の可能性が一部で出始めた頃、夫にそれを話すと一笑に付されたことがあった。
ちょうどその頃、夫とワクチンをうつかどうかでよく議論になっていた。
ワクチンを打つべきだという夫に、ワクチンの安全性がまだわからないから打たない方がいいと話すと、すぐに怒りのこもった声で反論された。
「マスメディアでも安全性は言われているし、世界中の人が打っているのだから大丈夫だろう。この感染拡大を止めるには、もうワクチンしかないだろう」と言うのが夫の言い分だった。
そんな時に空気感染のことを話すと、「そんなこと言ったら頭おかしいんじゃないかと言われるぞ」と、なんとも腹の立つ事を言われ、「いい加減なネット情報を見るのは止めろ」と言われた。
いい加減なのは、マスメディアの方ではないかと思ったが、それは飲み込んだ。
どっちが正しいとか正しくないとかを議論するくらい不毛な事はなく、それは自分の信じている宗教の方が、相手の宗教よりも素晴らしいと説得するようなもので、説得すればするほど相手の反感を買い、頑なにする。
また議論の後は、後味の悪さと疲労感しか残らない。
もう夫が打つのは仕方がないと思っていたのだが、夫は夜な夜なコロナとワクチンについて調べていたようだ。
徐々に態度が変わってきて、今は打たないという事で落ち着いている。
やはり自分で調べて、納得するしかないのだろうと思う。
公園でマスクをつけてから「ウイルスがどんどん変異して、そのうち空気感染どころか目が合っただけで感染したりして」と言ったら、真面目に「そうだな」と言われてしまった。
今のは冗談ですけど、、、とは言えないようなコロナの変異。
罹らないようにしっかり対策はしようと思っているが、コロナに怯えて家に閉じこもってばかりは居られない。
それはそれで病んでしまいそうだ。
やっぱりお天気の良い日は、お日様に当たりたい。
なるべく人のいない自然のある場所で、思いきり深呼吸したい。