就労支援を受けながら、毎日通勤している長女チェリーだが、先月から就労先が変わった。
今までは介護用のベッドなどの部品を綺麗に洗浄する仕事をしていたのだが、それが変わって今度はカフェの仕事になった。
チェリーは「カフェの仕事をしたい」とずっと言い続けていたので念願かなって、今は毎日はりきって仕事に行っている。
カフェは平日のお昼の数時間だけの営業で、チェリーが通う作業所が経営している。
経営と言っても基本的に就労をするための訓練の場なので、ほとんど利益は出ていないと思う。
数人が座れるだけのカウンター席、一杯100円のコーヒーと同じく100円のクッキーだけの販売。
それでもお昼ご飯を終えたサラリーマンの方々が飲みに来てくれて、常連さんもいらっしゃるとか。
作業所の方曰く「コーヒー豆は厳選した良い物を使っているので、味はいいですよ」とおっしゃっていた。
私もコーヒーを飲みに行ったが、なかなか美味しかった。
カフェでのチェリーの仕事は接客とコーヒーを淹れること。
なんとチェリーが淹れたコーヒーでお金を頂いているの!?と思ったが、そこはきちんとコーヒーの淹れ方を何度も練習してからのデビューだったらしい。
最初のころ、落ち込んで帰ってきたことがあり、どうしたのかと思ったら、「おじさん(お客さん)にコーヒーが薄い!」と怒られてしまったそうだ。
今はコーヒーの淹れ方もすこし上達したようで、常連のお客さんに「美味しかったよ」と言ってもらえたと嬉しそうに教えてくれるようになった。
「今日はコーヒーが21杯出たんだよ」などと毎日、帰宅後に報告してくれるので「じゃあ、22杯目のコーヒーをお母さんに淹れてくれる?」と頼むと、「わかった。淹れてあげるね」と嬉々としてコーヒーを淹れ始める。
「お湯はすこしずつ入れるんだよ。入れたら30を数えて・・・それから、また少しずつお湯を回しながら淹れるの。あ~失敗しちゃった。普通のやかんだとお湯が出すぎちゃうから、コーヒー用のポット買って!」
そんなことを言いつつ、チェリーがゆっくりと丁寧に淹れたコーヒーを持ってきてくれる。
横で「ねぇ、おいしい?おいしい?」と心配そうに聞くので「うん!おいしい!」と言うと、「あ~よかった」と安心したように言う。
「お客様が美味しいって喜んでくれるのが、一番うれしいんだ。だから、また明日も美味しいコーヒーを淹れようと思うの」
そのチェリーの言葉を聞いて、ちょっと感動する。
チェリーはもちろん私も商売のことはよくわからないが、これってもしかしたら商売の基本なんじゃなかろうか。
お客様に喜んでもらいたい・・・チェリーが、ただ純粋にそう思ったことは、まさしくその通りのことだと思う。
今朝もまた、元気に職場へ出かけていったチェリー。
恥ずかしがり屋のチェリーがもっとも苦手とすること、大きな声で「いらっしゃいませ」をいう事はできているかな?
美味しくコーヒーは淹れられているかな?
また、コーヒーを飲みにチェリーの働くカフェに行って来よう・・・などと思いをめぐらせている。
ところで、先日、街の中心へ買い物に行った時のこと。
地下街の一角で人だかりができていたので、私ものぞいてみた。
すると、そこで売られていたのは、生のきのこや干ししいたけだった。
売っている方々は、障害のある方たちだったので、きっとどこかの作業所で作ったものを売っていらっしゃったのだと思う。
商品を見せてもらうと、なかなか良いものばかりで値段も安い!
・・・というわけで、私も買い求めてきた。
干ししいたけが、たくさん入って500円。
ほかにはこんなものも・・・
札幌市内中心部で養蜂をして、今年の6月に採れたはちみつだそうだ。700円だった。
私はチェリーの通う作業所に限らず、このように福祉的作業所で作ったものを売っているのを見かけると、かならず何か買うようにしている。
値段が安い割りに良い商品を売っているので買うのだが、もうひとつ、少しでも売り上げに貢献できれば・・・という気持ちもある。
わずかな工賃しかもらっていないのに、みんな頑張っているのねと思うと、何か買わずにはいられなくなる。
たくさんの方がしいたけなどを買われていたので、きっとみなさん、こういった作業所で作ったものは良い商品が多いことをご存知なのだろうと思う。
・・・というわけで、どうぞ皆様も各地で福祉的作業所が販売をしておりましたら、ちょっと覗いてみてください。
安くてよい商品がたくさんあるはず・・・と思います。
今までは介護用のベッドなどの部品を綺麗に洗浄する仕事をしていたのだが、それが変わって今度はカフェの仕事になった。
チェリーは「カフェの仕事をしたい」とずっと言い続けていたので念願かなって、今は毎日はりきって仕事に行っている。
カフェは平日のお昼の数時間だけの営業で、チェリーが通う作業所が経営している。
経営と言っても基本的に就労をするための訓練の場なので、ほとんど利益は出ていないと思う。
数人が座れるだけのカウンター席、一杯100円のコーヒーと同じく100円のクッキーだけの販売。
それでもお昼ご飯を終えたサラリーマンの方々が飲みに来てくれて、常連さんもいらっしゃるとか。
作業所の方曰く「コーヒー豆は厳選した良い物を使っているので、味はいいですよ」とおっしゃっていた。
私もコーヒーを飲みに行ったが、なかなか美味しかった。
カフェでのチェリーの仕事は接客とコーヒーを淹れること。
なんとチェリーが淹れたコーヒーでお金を頂いているの!?と思ったが、そこはきちんとコーヒーの淹れ方を何度も練習してからのデビューだったらしい。
最初のころ、落ち込んで帰ってきたことがあり、どうしたのかと思ったら、「おじさん(お客さん)にコーヒーが薄い!」と怒られてしまったそうだ。
今はコーヒーの淹れ方もすこし上達したようで、常連のお客さんに「美味しかったよ」と言ってもらえたと嬉しそうに教えてくれるようになった。
「今日はコーヒーが21杯出たんだよ」などと毎日、帰宅後に報告してくれるので「じゃあ、22杯目のコーヒーをお母さんに淹れてくれる?」と頼むと、「わかった。淹れてあげるね」と嬉々としてコーヒーを淹れ始める。
「お湯はすこしずつ入れるんだよ。入れたら30を数えて・・・それから、また少しずつお湯を回しながら淹れるの。あ~失敗しちゃった。普通のやかんだとお湯が出すぎちゃうから、コーヒー用のポット買って!」
そんなことを言いつつ、チェリーがゆっくりと丁寧に淹れたコーヒーを持ってきてくれる。
横で「ねぇ、おいしい?おいしい?」と心配そうに聞くので「うん!おいしい!」と言うと、「あ~よかった」と安心したように言う。
「お客様が美味しいって喜んでくれるのが、一番うれしいんだ。だから、また明日も美味しいコーヒーを淹れようと思うの」
そのチェリーの言葉を聞いて、ちょっと感動する。
チェリーはもちろん私も商売のことはよくわからないが、これってもしかしたら商売の基本なんじゃなかろうか。
お客様に喜んでもらいたい・・・チェリーが、ただ純粋にそう思ったことは、まさしくその通りのことだと思う。
今朝もまた、元気に職場へ出かけていったチェリー。
恥ずかしがり屋のチェリーがもっとも苦手とすること、大きな声で「いらっしゃいませ」をいう事はできているかな?
美味しくコーヒーは淹れられているかな?
また、コーヒーを飲みにチェリーの働くカフェに行って来よう・・・などと思いをめぐらせている。
ところで、先日、街の中心へ買い物に行った時のこと。
地下街の一角で人だかりができていたので、私ものぞいてみた。
すると、そこで売られていたのは、生のきのこや干ししいたけだった。
売っている方々は、障害のある方たちだったので、きっとどこかの作業所で作ったものを売っていらっしゃったのだと思う。
商品を見せてもらうと、なかなか良いものばかりで値段も安い!
・・・というわけで、私も買い求めてきた。
干ししいたけが、たくさん入って500円。
ほかにはこんなものも・・・
札幌市内中心部で養蜂をして、今年の6月に採れたはちみつだそうだ。700円だった。
私はチェリーの通う作業所に限らず、このように福祉的作業所で作ったものを売っているのを見かけると、かならず何か買うようにしている。
値段が安い割りに良い商品を売っているので買うのだが、もうひとつ、少しでも売り上げに貢献できれば・・・という気持ちもある。
わずかな工賃しかもらっていないのに、みんな頑張っているのねと思うと、何か買わずにはいられなくなる。
たくさんの方がしいたけなどを買われていたので、きっとみなさん、こういった作業所で作ったものは良い商品が多いことをご存知なのだろうと思う。
・・・というわけで、どうぞ皆様も各地で福祉的作業所が販売をしておりましたら、ちょっと覗いてみてください。
安くてよい商品がたくさんあるはず・・・と思います。