2015年に初めて自分で味噌を作ってから、毎年味噌を作るようになり、それ以来、市販の味噌を買わなくなって久しい。
自分で作る味噌は、買ってきたものよりずっと美味しい気がするので(手前味噌)大変だが毎年作っている。
さて味噌づくりの準備は前日から始まる。
まず1・2キロの大豆を水に漬けておく。大体18時間くらい浸しておくと、翌日には大豆が水を吸って3倍近い量になっている。
さらに前日は、夕食にも気をつけている。
普段、夕食に納豆は欠かさないのだが、味噌作りの前日だけは納豆を食べないことにしている。
納豆菌はなかなか強力で、翌日も空中に浮遊しているかもしれないそうで、そんな浮遊納豆菌が、麹菌より先に大豆に取(憑)りついてしまうこともあるとか。
味噌を作ろうとして大量の納豆ができてしまっては大変なので、前日は家族そろって納豆断ちする。
そして、いよいよ味噌作り当日の準備。
麹(普通の麹1キロと麦の麹200g)、塩500g、消毒用の焼酎、漬物用のビニール袋とビニール手袋を用意する。
いままで毎年、大豆や塩、そして麹の種類をあれこれと変えて作ってみたのだが、その結果わかったことは、美味しさの決め手は何と言っても「麹」だということ。
以前も書いた小樽で買った麹も美味しくできたのだが、小樽まで行くのは少し大変なので、去年は札幌市内の麹の専門店で買ってみたところ、これが素晴らしく美味しい味噌になった。
普段は、あまり美味しいとかマズいとか言わない家族が、味噌汁を一口飲んで「美味しい。味噌変わった?」と言ったくらいで、本当に一口食べただけで、その違いが分かるほど美味しくできた。
そこで今年もまた去年買った店で麹を買ってきた。
お店はこちら→「糀factory」 市内近郊の方はどうぞ。おすすめです。
さて味噌作り。
一番時間がかかるのが、大豆を柔らかく煮ることで、私は圧力鍋で二回にわけて煮るのだが、それでも煮る時間15分と放置時間15分×2回で、鍋を洗う時間も含めると、合計一時間以上はたっぷりと時間がかかる。
大豆を煮ている間に麹の粒をばらばらにほぐして塩を混ぜる作業(塩切り)をしておく。
塩切りに入れる塩の量は500gのうちの400gだけで、残りの100gは最後に味噌の上に載せる為に取っておく。
大豆が煮あがったらよく潰して、すこし冷ましてから塩切りした麹を混ぜる。
この時、漬物用のビニール袋を使うと、大豆を潰す作業から麹を混ぜる作業までできるので便利。
どうやって大豆を潰すのかと?
足よ、足。袋の上から踏むのでごじゃるよ。
踏みつぶした大豆の袋に塩切麹を入れて、今度は袋の上から手でよく混ぜ合わせたら味噌玉を作る。
ここまで来たら、もうゴールは近い!
次に私が一番好きな作業。
容器の中に力いっぱい味噌玉を投げ入れて、空気を抜きながら詰めて行くという作業をする。
しか~し、この時、注意をしなければいけないことは、くれぐれもマト(容器)を外さないように味噌玉を投げるということで、失敗すると悲惨なことになります。このように・・・↓
これでも少し片づけた後の写真だが、投げた味噌玉が容器の縁に当たって、見事に砕け散った(泣)
気を取り直して、空気が入らないようにしっかりと味噌玉を詰めたら、最後に残っていた塩100gをのせ、ラップをしてから内蓋をして重しをのせる。(書き忘れていたが、途中で度々、スプレー瓶に入れた焼酎で消毒した。カビ対策はしっかりせねば)
最後に紙袋をかぶせて、今日の日付を書いたら完成。
このまま涼しい場所で半年以上寝かせます。
おつかれさまでした。