ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

流れ星に乗って

2013-11-21 16:05:27 | 日記
すごい子がいるものだ。

身体は子供でも魂は大人なのだなぁ・・・

これは、ある本を読み終えての感想。

読んでいる最中は、驚きとともに、ずっと心地よさも感じていた。

その本とは「自分をえらんで生まれてきたよ」(いんやく りお)

病気を持って生まれてきたりおくんが、片言を話すようになってから9歳までのおしゃべりを、お母さんが書きとめた文章だそうだ。

生まれてくるっていうのは、幸せなんだよ。

生きているというのは、大きな奇跡。

当たりまえと思っている人も多いけれど、奇跡なんだ。

だから、ぼくは早くおとなになって、みんなにそれを伝えたい。


小さなこどもの言葉とは思えないです・・・


ぼくは、病気をえらんで生まれてきた。

希望をもって、生まれてきた。

心を感じることで、勇気がでる。

それがつまり、希望のことなんだ。


まるで哲学者・・・


どうして人は、勝手に生きるのだろう。

本当は、心の中にいる神様の、いうとおりにするのが、いいのだと思う。


まったくおっしゃるとおりです・・・

以上、「自分をえらんで生まれてきたよ」より抜粋。

どの文章も心に響いてくるが、「あぁ、わかる、わかる」と、思わずうなずいてしまったのが次の文章だった。

生まれるまえ、ぼくは、宇宙にいた。

流れ星に、乗っていた。


宇宙は、私も子供の頃に、いつも見ていた。

漆黒の世界に、キラキラと輝く星々。

自分の近くに浮かぶ、ごつごつとした岩のかたまり。(後に、これが近くで見る星なのだとわかった)

そして、たくさんの流れ星が飛んでいた。

大きくなるにつれて、宇宙は見えなくなっていき、大人になって自分自身のことに忙しくなると、子どもの頃に宇宙を見ていたことさえ忘れかけていた。

それが、またここ最近は見えるようになった。

子供の頃は、暗闇さえあれば、いつでもすぐに見えてきたものだったが、今は違って、いつもいつも見えるとは限らない。

とてもリラックスしている時だけ(たいてい布団に入った直後だが・・・)見えることがある。

トンネルのような細長い所をぐるぐる回りながら進んでいくと、ぽっかりと開いた丸い穴の向こう側に宇宙が見えてくる。

多分・・・よく分からないが、宇宙はひとりひとりの身体の中にあるという感じがとてもする。

いつの日か、この肉体を脱ぎ捨てて身軽のなったとき、また宇宙に還って行くのだろうと思う。

もしかしたら、宇宙の先にも進むべき場所があるのかもしれないが・・・

宇宙に還ったその時には、りおくんのように流れ星に乗って遊ぶこともできるだろう。

それを楽しみにして、奇跡的に生まれてきたこの生命を大切に生きていこうと思う。





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