今の時期は、色々な所で農産物の直売所が開かれているが、この直売所というのが大好きで、直売所を見つけたら必ず入る。
以前、旅行先(本州)で直売所に入ったのだが、もう欲しいもの(野菜)だらけで、買いたくて買いたくて仕方がなかったが、家に持ち帰るには時間がかかり過ぎるので、後ろ髪ひかれながら何も買わずに直売所をあとにしたことがあった。
あの時の名残惜しさと言ったら・・・キクイモとかというおイモ、珍しいので食べてみたかったわ。
今は、すぐに帰ることができる直売所なので、好きなだけ買うことができて嬉しい。
だから「そんなに買ってど~するの」と、家族が心配するほど買う。
でも農産物の値段は知れているし、しかも普通のスーパーより3割くらい安いので山ほど買っても、お財布に響かないのがまた嬉しい。
先日も野菜を山のように買ってきた。
農産物の直売所は、新鮮で美味しい農産物を買えるとあって、週末はいつも大勢の人でにぎわっている。
特に今の時期は、とうきびが美味しい。
横文字の名前の付いた(正式な名を忘れてしまいました)とうきびを買ってみた所、味が濃くて甘くて本当においしかった。
また、柔らかそうな葉が、とてもおいしそうだった春菊は、スーパーではほとんど売られていない「白い玉ねぎ」と合わせてサラダで食べたら、やっぱりおいしかった。
すばらしい香りを漂わせ、その香りに釣られて買ってしまったバジルは、大好きなバジルのパスタにした。
バジルソースがすこし余ったので、焼いたチキンにかけて食べたら、これがまたおいしかった。
さらに、お店の人に選んでもらったかぼちゃも、甘くてホクホクで本当においしかった。
いつも通り煮たのだが、普段はかぼちゃの煮物を好まない夫も大絶賛で食べてくれたのには、びっくりだった。料理の腕は変わらないので、やはり素材って大切なのだと思う。
ほかにも色々な野菜や果物を買ってきたのだが、やはり買い過ぎたようで、一度に食べきれない野菜は、干したり冷凍保存したりしておくことにした。
特に干した野菜は、うま味が凝縮されるというのか、そのまま生を調理するのとはまた違った味わいになる。
もしかしたら干しシイタケのように栄養価も高くなるんじゃないかと思うのだが・・・
干している大根↓
畑から掘り出したばかりのような土付き大根は、いちょう切りと乱切りで切り方を変えて干した。
いちょう切りの大根は、鶏肉ときのこを入れて味噌味の煮物で、乱切りの大根は、がんもやこんにゃくなどと醤油味の煮物にしようと思っている。
お日様に干された大根を見ながら、幸せを感じるひととき。
料理が好きなので、直売所で山のように野菜を買ってきて、どうやって食べようかと考える時間がしあわせ。
幸せは、何気ない日常の中にたくさん隠れているということを、人生を折り返しを過ぎてからやっとわかってきた。
ザルの上に並んだ大根を見ながら、そんなことを思っていた。