家の窓から見える大きな木に、いつも2羽のカラスがとまっていることに気がついたのは2週間くらい前だろうか。
2羽のカラスは、いつも2本の木のてっぺんに居る。
そして1羽は頻繁に居なくなるが、もう1羽はずっと木に止まったまま、か弱い声で鳴いている。
ところが居なくなったカラスが戻って来ると、残っていたカラスの声が途端に大きくなる。
ある時、戻って来たカラスが、ギャーギャーとやかましく鳴いているカラスの口に餌を運んでいるのを見た。
親子だったのかとわかった。
以来、暇さえあれば窓の外を見ている。
お母さんカラス、、、いやもしかしたらお父さんカラスかもしれないが、とにかく親は大変だ。
子カラスは、親カラスの姿を見た途端に「お腹すいたよ〜」とでも言うようにやかましく鳴きだすものだから、親カラスは休む暇もなく餌を探しに行かなければならない。
たまに子どものカラスが木から飛ぶのだけど、まだうまく飛べず森の中の何処かへ落ちてしまった。
親カラスは、すぐに子どもを探しに鳴き声のする方へ飛んで行った。
食べさせないといけないわ、危険がないか見ていないといけないわで、親カラスは大忙し。
子育てをしているカラスが子どもを守ろうと、近くに来た人間を攻撃するという話をよく聞くが、これを見ていたら、それも仕方がないことだと思える。
親カラスの一生懸命な子育てには頭が下がる。
上の写真の左側の木に親カラス、右側の木に居るのが子どものカラス。
いつもそれぞれが同じ木に止まるのが不思議。
わかりにくいが、子どものカラス↓
もしもこのカラスの子育てを、自分が子育てをしていた頃に見ていたら、きっとすごく励まされただろう。
一人で一生懸命に子育てをしているカラスを見ていると、自分も頑張ろうという気持ちが強くなったと思う。
カラスの愛情たっぷりの子育てから学ぶことはたくさんある。
ところで話は変わるが、自然であれ、見ず知らずの方がネット上に書かれた文章であれ、本当に学ぶことが多いと、最近よく思う。
そして、このような時代に生まれた事に感謝しているし、学ぶことは楽しいと心から思える。
楽しいことだけではなく嫌なことであっても、そこから自分の弱さが炙り出されて学びがある。
何処かへ行かなくても、学ぶことができることに感謝、感謝。
カラスの親子にも感謝(笑)