ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

大きな木のそばで

2019-08-20 15:16:43 | 日記

先日、家の窓に小鳥(ルリビタキだった)がぶつかって絶命してしまった。

家の前に大きな樹木があって、そこに野鳥がたくさん来るので、年に一度は必ずといってもいいくらい窓にぶつかっていく。

たまに無傷で飛んで行く鳥もいるが、こうして亡くなってしまったり、前に保護したスズメのようにしばらく飛べない子もいる。

そこで小鳥が窓に突進してこないように、窓辺に風でくるくる回る飾り物をつけてみた。

これは、子どもが小さかった頃に、お祭りの露店で「買って、買って」とせがまれてしぶしぶ買ったものだが、案の定、子どもはすぐに飽きて、ずっと子供部屋でほこりをかぶっていた。

いつもこれを見るたびに「捨てたい」思っていたが、捨てなくてよかった。

やっと出番よ~

 

ちょっと目障りだが仕方がない・・・もうひとつピンク色のもあるので、それもつけようと思っている。

青々とした樹木の葉が茂った森だが、ここにはいろいろな動物や昆虫、そして植物たちが生息している。

ご近所の方が、歩きやすいようにと草を刈って道をつけてくれたので、この森の中を歩くことはできるのだが、夏場の今、森林を歩くことは危険が伴う。

まずダニ。草むらを歩くと、ダニに咬まれる危険がある。特にマダニに咬まれると、時に脳炎を発症することがあるので注意しなければいけない。

それから蛇。毒を持ったものがいるので、歩くときは踏まないようにしなければいけない。

私は、万が一、蛇を間違って踏んづけて、咬まれても大丈夫なように、長靴を履いていく。(でも、絶対に踏みたくな~~い!!蛇が一番苦手・・・)

そして、最も怖いのはヒグマ。こちらは最近よく出没しているという話を耳にするので、できる限り会いそうな場所(森)には行かないようにしている。

そんなわけで森の中を散歩したいのは山々だが、しばらくは行かずに自宅窓から森林を眺め、野鳥の姿を探している毎日。

でも、こうして樹木を見ているだけで十分に癒されている。

ところで植物が近くにあったり、それを目にしていると、健康に良いという話はよく聞く。

では、大きな木のある場所と草地では、どちらの方が健康に良いのか。

そのような研究をしたオーストラリアの研究者がいるそうだ。

研究対象となったのは、オーストラリアの都市に暮らす45歳以上の成人4万7000名で、どのような場所に住んでいるか(大きな樹木が見える場所か、草地の見える場所か)ということから、健康やメンタルヘルスの状態などのアンケートを6年をかけて2回とったそうだ。

すると、草地よりも葉を茂らせた大きな木の方が、健康に好ましい影響を与えるのではないかという事がわかったそうだ。

森林浴をすることで、心拍数や血圧、ストレスの低下などが見られることはすでに実証されているが、森林浴とまではいかなくても、大きな木のそばにいることで、心理的ストレスが減り、全体的な健康状態も良くなるのではないかという結果になったそうだ。

しかし、草地の方に変化は見られなかったそうだ。

これは、大きな木がないと、歩道の温度が上がることや、住民が騒音や大気汚染にさらされやすくなること、また、樹木は草地に比べて、複雑で刺激に富んでいるため、人々を幸せな気持ちにさせやすいのではないかと言われている。

私自身も大きな樹木を見ているだけで、心が落ち着くので、上記のアンケートはかなり正しいのではないだろうかと思っている。

大きな樹木のそばで人間も動物も虫も、一緒に仲良く暮らす・・・なんて、子どもの頃に読んだ幸せな童話の世界のようだ。

とはいえ、やはりダニも蛇もヒグマも怖いので、秋になるまで森の中を散歩はせずに、もうしばらくは樹木を眺める日々を続けようと思っている。

家のそばに大きな木が無くても公園など樹木のある場所で過ごすことも良いそうです。



 

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