昨日、ケンタッキーダービーが行われた。
日本でもこのニュースになったと思うが、今年のケンタッキーダービーは
とても悲しかった。
2位を勝ち取った「Eight Belles」というメスの馬、
ゴールした直後に倒れた。
走ってるときも、ゴールしたときも普通だったので、
彼女がコースで横倒しになって倒れているのをTVで見たときは
びっくりした。
両方の足首を負傷しているのが判明して、
救急車が駆けつけたが、まもなく安楽死させられた。
馬に与える痛みと、再起不能なことを考えると、
安楽死という方法が一番の手立てだったのだろう。
私とハニバニ(夫)は、TVを見ていて、BigBrown(優勝馬)の
優勝を喜ぶよりも、その出来事に釘付けであった。
悲劇としか言いようがない。
ひどすぎだ。
一生懸命走って、2位を獲得し、『よく頑張ったね』と褒めてもらうのも
つかの間、あっけなく他界してしまった。
まるでレースを駆け抜けるように、生涯を終えてしまった。
AP通信
そして今日、私は目の前でとんでもない光景に遭遇した。
一週間の食料品の買出しに出かけた、その帰りだった。
ハイウェイに差し掛かる、ループになったところで、
何かが道の真ん中で動いていた。
動物だったら、危うく轢いてしまうので、スピードを緩めたが、
その瞬間、それが何か、そして、何が起こっているのかを把握した。
それはアナグマだったと思うが(あー、ここまで書いてきて、なんだか
とても疲労感を感じる)、ちょうど他の車に轢かれた直後の様だった。
瞬時にして、それが分かったので、凝視はできなかったが、
目をそらした視野でも、その怪我の様子がわかるほどで、
何がショックだったかって、その時点でまだ生きていたのだ。
動いてる、というよりももう苦痛でもがいてるというところか。
バックミラーにその風景がうつる。
「何かしなければ」と、咄嗟に反応したのか、思わず私はブレーキを
踏んでいた。
ハイウェイの入り口で。
後ろに誰も走ってなくてよかった。
しかし私に何ができたというのだろう。
仮に私が獣医だったとしても、手の施しようは無かったと思われる。
車を発進して、家に戻る途中、何度も何度も
「どうか一刻も早く息を引き取りますように」と祈った。
動物が車に撥ねられるなんて、この辺ではよくあることだ。
だけど、誰も好き好んで動物を撥ねたりしない。
そのアナグマを轢いてしまったドライバーも、避けられなかったのだろう。
もしかしたら、轢いてしまったことすら、知らないかも知れない。
家について、ハニバニに説明しながら、私は泣き出してしまった。
私はどちらかというと、ぶっきらぼうで、冷めたい感じのするところが
あるのだが、こと動物に関しては、とても熱くなる。
彼はそのことをとても知っているので、一通り聞いて、
「うん。今はもう楽なところにいるから。」と言ってくれた。
昨日安楽死したEight Bellesは、やっぱりあれでよかったのかも知れない。
日本でもこのニュースになったと思うが、今年のケンタッキーダービーは
とても悲しかった。
2位を勝ち取った「Eight Belles」というメスの馬、
ゴールした直後に倒れた。
走ってるときも、ゴールしたときも普通だったので、
彼女がコースで横倒しになって倒れているのをTVで見たときは
びっくりした。
両方の足首を負傷しているのが判明して、
救急車が駆けつけたが、まもなく安楽死させられた。
馬に与える痛みと、再起不能なことを考えると、
安楽死という方法が一番の手立てだったのだろう。
私とハニバニ(夫)は、TVを見ていて、BigBrown(優勝馬)の
優勝を喜ぶよりも、その出来事に釘付けであった。
悲劇としか言いようがない。
ひどすぎだ。
一生懸命走って、2位を獲得し、『よく頑張ったね』と褒めてもらうのも
つかの間、あっけなく他界してしまった。
まるでレースを駆け抜けるように、生涯を終えてしまった。
AP通信
そして今日、私は目の前でとんでもない光景に遭遇した。
一週間の食料品の買出しに出かけた、その帰りだった。
ハイウェイに差し掛かる、ループになったところで、
何かが道の真ん中で動いていた。
動物だったら、危うく轢いてしまうので、スピードを緩めたが、
その瞬間、それが何か、そして、何が起こっているのかを把握した。
それはアナグマだったと思うが(あー、ここまで書いてきて、なんだか
とても疲労感を感じる)、ちょうど他の車に轢かれた直後の様だった。
瞬時にして、それが分かったので、凝視はできなかったが、
目をそらした視野でも、その怪我の様子がわかるほどで、
何がショックだったかって、その時点でまだ生きていたのだ。
動いてる、というよりももう苦痛でもがいてるというところか。
バックミラーにその風景がうつる。
「何かしなければ」と、咄嗟に反応したのか、思わず私はブレーキを
踏んでいた。
ハイウェイの入り口で。
後ろに誰も走ってなくてよかった。
しかし私に何ができたというのだろう。
仮に私が獣医だったとしても、手の施しようは無かったと思われる。
車を発進して、家に戻る途中、何度も何度も
「どうか一刻も早く息を引き取りますように」と祈った。
動物が車に撥ねられるなんて、この辺ではよくあることだ。
だけど、誰も好き好んで動物を撥ねたりしない。
そのアナグマを轢いてしまったドライバーも、避けられなかったのだろう。
もしかしたら、轢いてしまったことすら、知らないかも知れない。
家について、ハニバニに説明しながら、私は泣き出してしまった。
私はどちらかというと、ぶっきらぼうで、冷めたい感じのするところが
あるのだが、こと動物に関しては、とても熱くなる。
彼はそのことをとても知っているので、一通り聞いて、
「うん。今はもう楽なところにいるから。」と言ってくれた。
昨日安楽死したEight Bellesは、やっぱりあれでよかったのかも知れない。