このサラダドレッシング、かなりがっかりした。
いや、やっぱりがっかりした、というべきか。
私はサラダドレッシングは母に頼んで、
わざわざ日本から送ってもらっていた。
歯列矯正を始めてからは、生野菜(特にレタス)が
非常に食べにくくなっているので、グリーンサラダからも遠ざかっている。
だからここ最近は送ってもらっていない。
さて、話を戻そう。
以前はあまりアメリカのスーパーマーケットでは
アジアンドレッシングというものを見かけなかったが、
最近アメリカのドレッシングを製造する会社でも
アジアン風味のドレッシングを進んで開発しているようだ。
だけどねー。
どこのブランドの、どのアジアンドレッシングを試しても
味がほとんど一緒なの。
どこも『ジンジャー風味』を売りにしているのが多いのだけど、
写真のは『トーステッドセサミ(煎り胡麻)』だったので、
トライしないわけにはいかなかったのよ。
で、
またダマサレタ...
胡麻の風味っつーよりもね、やたらガーリックとジンジャーの
香りが強くて、胡麻の味もするけど、後味っていうのかなあ
いつまでも口の中がにんにくにんにくにんにくにんにくしてて、
しつこい。
開けたばかりのドレッシングだったけど、
少し口に入れただけであまりの不味さに急に不機嫌になったわよ。
あんなにしつこくガーリックの味が口の中に残るなんて、
食後誰とも話しが出来ないじゃないの!
私が恋愛真っ只中の小娘として、
こんな口臭プンプンさせてたら、キスのときに
相手の男の子も裸足で逃げ出すわよ。
歯磨きしてもミントガム食べても、こみ上げてくるあの臭い。
だいたいアメリカの食品会社が開発する「アジアン風〇〇」っていう
名前がつく食品って、ちゃんとしたアジアンな味じゃないと思う。
以前親しいイタリア系アメリカ人が言っていた。
「アメリカで、ニンニクとバジルとトマトをぶっかければ
そのまま何でも『即席イタリアン』になる。」
彼女の定義に従って言うと、こうだ。
「アメリカで、ニンニクとジンジャーと胡麻と醤油をぶっかければ
そのまま何でも『即席アジアン』になる。」
それは全く間違っているとは言えないが、
足りないものは『うまみ』だと思うのだ。
人間が感じ取れる味には、
甘さ
酸っぱさ
辛さ
苦さ
そして、
うまみ
があるわけだけど、この味を見極めることが出来るのは
アジアン(日本人)に多く、味を発見したのも日本人と聞く。
真っ白なご飯に、醤油をドボドボとかけて食べる
アメリカ人を見ると、「うまみがわかってないから
そうやって平気で食べられるのだよ。」とか思ってしまう。
醤油やジンジャーや胡麻を使ったからといって、
それで「立派なアジアン風味ダロ!」
みたいな野蛮さが、さらにうまみの無さだと私は指摘する。
それにしてもどうしよう、このドレッシング。
チキンでもマリネしてオーブンでローストするか...
レモンとかで味を調えながら...
困ったな。
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