面接の知らせはOutlookのスケジュールを通じて送られてきた。
「あ。ビクトリアからだ。(彼女が担当者で、この職種が採用になれば彼女が私の主任になる)」と思ってスケジュールの詳細を見て思わず口が開いたわ。
この面接、面接官が3人おるー。
ビクトリアの他にフロアのマネージャーのリタとシャニースで、計女3人。
これは一対一のアットホームな面接はまず無いなと思ったら、余計に何ちゅう軽はずみなことをしてしまったんだろうと思えて沈む。
でもまあこれも社会勉強の一環だと言い聞かせ、当日の面接に臨んだ。
ハプニングその1(遅刻じゃないけど遅刻)
面接会場は下のフロアの307号室。
大きい会社とはいえ、同じ建物の中だしー、レイアウトもきっと同じだしー、すぐ見つかるしー。
と思ったのが大間違い。
フロアがちがうと、トイレ、パントリー、エレベーターの場所は同じだけでオフィスやキューブや、デスクの並びまで違った。
普段違うフロアに出向くことがないのでそんなことも気が付かなかったよ。
307号室を探しに探しまくって、遅刻にはならなかったにしろ、3人ともがすでに着席して私を待ってた。
遅刻してないのに遅刻したみたいなシチュエーションではないか。
握手して着席して、とりあえず場所に着いたことで安堵したけど、緊張がほぐれず、大げさにブルブルっと腕をばたつかせて
「緊張で硬直しちゃって。払いのけないと...」って言ったら「あらやだ。私たちこれでも緩い方なんだから大丈夫よ!」と言ってくれたので
少し落ち着くことができた。
そこからはまず軽く自己紹介して、現在やっている仕事の説明をする。
その間その3人は私が言うことを全部パソコンにパチパチ打ち込んでいて、私が話すのを止めるとパチパチも止まる。
また話し始めるとパチパチ...。
何もかもが記録されているようだった。
こりゃ変なこと言えんなーって思っていた矢先、次のハプニングが早々訪れるのだった。
ハプニングその2(意味違い)
職種は保険の査定リサーチ&コントロールなんだけど、一応システムアナリストだから簡単にソフトウェアとかアプリケーションに関する質問しますねと言われて
「カルマについて説明できますか?」ときた。
知ってる!知ってる!って思って、
それはつまり前世で良いことや悪いことをした分、今の人生でそれが返ってくるということです!( ー`дー´)キリッ
と堂々と言ったら3人共いきなり笑いだす。
「ああ、そのカルマね。そうよね、普通そう答えて当然かもね。質問は、California Affiliated Risk Management Authority(CARMA)のことだったの。
残念ながらKarmaじゃないの。CとKの違いね。個人的にはとっても好きな答えだったんだけどね。」
知るか(涙)
その後はそのお笑いハプニングのおかげで緊張は一気に解れたものの、頭の中がもうギャグにしかならず、
一方的に自虐的なまま質問だけがどんどん洪水みたいに押し寄せてきた。
前にも言ったが、フロアが違うとまるで違う会社なのである。どうしてこんなにも違うんだろう。
恐らく他の部署の人が私が使うソフトウェアを使うとチンプンカンプンになるのと同じだろうから、
何も質問に答えられなくたって恥じることはないと思うが、それにしても「○○を知ってますか?」「○○を使ったことがありますか?」の質問に対しての
私の『No, I don't.』と言った数の多さと言ったらあなた。
極めつけだった質問が、「もしもあなたがミスをしたとします。どう対応しますか?」と聞かれて、
そりゃ人間として、まず初めに主任に知らせて謝るのが当然で、次にどこでどうやってそのミスが発生したのか、
その根源が分かったら2度とそのミスをしないようにメモにまとめておく...云々を言ったら今度は
「あなたはストレスをどう切り抜けたり、対処するの?」と聞いてきたので、答える前にやんわりと
「この職場はとてもストレスレベルの高いところなのですか?」と逆に聞いてみたら、マネージャーの一人がにっこりと微笑んで
「考えてみてください。あなたのミスが会社の損害に直につながるの。でもトレーニングを積めば大丈夫だから安心してね」
私には、彼女の言葉がビッチ。てめー間違えるなよ?指導してやるんだから、間違えるなよ?間違ったらしばくでとしか聞こえんかった。
保険業務で、昇格も早い職業となると、やっぱりデメリットも付いてくる。
私が今やってる仕事のなんと平和で楽なことか。
同じ給料でもこんなに環境が違うなんて、ちょっと採算合わんじゃんって思えて来たのはそのころから。
45分ほどの面接が終わって、自分のデスクに戻ったら、疲れがどっと出るのかと思いきや、
自分の今のやってる仕事のプロジェクト見て、水を得た魚みたいに仕事がはかどった。
やっぱり私にはこれが良いのかな。
保険業務、なかなかタフそうだけど、エベレスト山みたいに登り甲斐もあるのかなとも思う。
山登りは大嫌いだけど。
結果は8月の終わりごろになるらしい。
私の頭の中ではあの面接で、もう不採用の道まっしぐらなのだが、きっと他の候補者も私みたいにビビっていることだろうと
なんか変なところでのんびりした気分のケイエス。
良い経験になったと思って、今の仕事を頑張っていこうと決意してみたり。
みなさんには何のアドバイスにもならなかったと思うけど、私が言いたいのは
「いつかこうしたい」「いつかトライしてみたい」と思っていることは、唐突にやって来るかも知れないので
そのために、ある程度の準備はしておいた方が身のためよ。と言うこと。
長文にお付き合いしてくれてありがとう。
お口直しに、私の一番の夏の風物詩、積乱雲がモリモリ大きくなる写真を。


夏だねー。
「あ。ビクトリアからだ。(彼女が担当者で、この職種が採用になれば彼女が私の主任になる)」と思ってスケジュールの詳細を見て思わず口が開いたわ。
この面接、面接官が3人おるー。
ビクトリアの他にフロアのマネージャーのリタとシャニースで、計女3人。
これは一対一のアットホームな面接はまず無いなと思ったら、余計に何ちゅう軽はずみなことをしてしまったんだろうと思えて沈む。
でもまあこれも社会勉強の一環だと言い聞かせ、当日の面接に臨んだ。
ハプニングその1(遅刻じゃないけど遅刻)
面接会場は下のフロアの307号室。
大きい会社とはいえ、同じ建物の中だしー、レイアウトもきっと同じだしー、すぐ見つかるしー。
と思ったのが大間違い。
フロアがちがうと、トイレ、パントリー、エレベーターの場所は同じだけでオフィスやキューブや、デスクの並びまで違った。
普段違うフロアに出向くことがないのでそんなことも気が付かなかったよ。
307号室を探しに探しまくって、遅刻にはならなかったにしろ、3人ともがすでに着席して私を待ってた。
遅刻してないのに遅刻したみたいなシチュエーションではないか。
握手して着席して、とりあえず場所に着いたことで安堵したけど、緊張がほぐれず、大げさにブルブルっと腕をばたつかせて
「緊張で硬直しちゃって。払いのけないと...」って言ったら「あらやだ。私たちこれでも緩い方なんだから大丈夫よ!」と言ってくれたので
少し落ち着くことができた。
そこからはまず軽く自己紹介して、現在やっている仕事の説明をする。
その間その3人は私が言うことを全部パソコンにパチパチ打ち込んでいて、私が話すのを止めるとパチパチも止まる。
また話し始めるとパチパチ...。
何もかもが記録されているようだった。
こりゃ変なこと言えんなーって思っていた矢先、次のハプニングが早々訪れるのだった。
ハプニングその2(意味違い)
職種は保険の査定リサーチ&コントロールなんだけど、一応システムアナリストだから簡単にソフトウェアとかアプリケーションに関する質問しますねと言われて
「カルマについて説明できますか?」ときた。
知ってる!知ってる!って思って、
それはつまり前世で良いことや悪いことをした分、今の人生でそれが返ってくるということです!( ー`дー´)キリッ
と堂々と言ったら3人共いきなり笑いだす。
「ああ、そのカルマね。そうよね、普通そう答えて当然かもね。質問は、California Affiliated Risk Management Authority(CARMA)のことだったの。
残念ながらKarmaじゃないの。CとKの違いね。個人的にはとっても好きな答えだったんだけどね。」
知るか(涙)
その後はそのお笑いハプニングのおかげで緊張は一気に解れたものの、頭の中がもうギャグにしかならず、
一方的に自虐的なまま質問だけがどんどん洪水みたいに押し寄せてきた。
前にも言ったが、フロアが違うとまるで違う会社なのである。どうしてこんなにも違うんだろう。
恐らく他の部署の人が私が使うソフトウェアを使うとチンプンカンプンになるのと同じだろうから、
何も質問に答えられなくたって恥じることはないと思うが、それにしても「○○を知ってますか?」「○○を使ったことがありますか?」の質問に対しての
私の『No, I don't.』と言った数の多さと言ったらあなた。
極めつけだった質問が、「もしもあなたがミスをしたとします。どう対応しますか?」と聞かれて、
そりゃ人間として、まず初めに主任に知らせて謝るのが当然で、次にどこでどうやってそのミスが発生したのか、
その根源が分かったら2度とそのミスをしないようにメモにまとめておく...云々を言ったら今度は
「あなたはストレスをどう切り抜けたり、対処するの?」と聞いてきたので、答える前にやんわりと
「この職場はとてもストレスレベルの高いところなのですか?」と逆に聞いてみたら、マネージャーの一人がにっこりと微笑んで
「考えてみてください。あなたのミスが会社の損害に直につながるの。でもトレーニングを積めば大丈夫だから安心してね」
私には、彼女の言葉がビッチ。てめー間違えるなよ?指導してやるんだから、間違えるなよ?間違ったらしばくでとしか聞こえんかった。
保険業務で、昇格も早い職業となると、やっぱりデメリットも付いてくる。
私が今やってる仕事のなんと平和で楽なことか。
同じ給料でもこんなに環境が違うなんて、ちょっと採算合わんじゃんって思えて来たのはそのころから。
45分ほどの面接が終わって、自分のデスクに戻ったら、疲れがどっと出るのかと思いきや、
自分の今のやってる仕事のプロジェクト見て、水を得た魚みたいに仕事がはかどった。
やっぱり私にはこれが良いのかな。
保険業務、なかなかタフそうだけど、エベレスト山みたいに登り甲斐もあるのかなとも思う。
山登りは大嫌いだけど。
結果は8月の終わりごろになるらしい。
私の頭の中ではあの面接で、もう不採用の道まっしぐらなのだが、きっと他の候補者も私みたいにビビっていることだろうと
なんか変なところでのんびりした気分のケイエス。
良い経験になったと思って、今の仕事を頑張っていこうと決意してみたり。
みなさんには何のアドバイスにもならなかったと思うけど、私が言いたいのは
「いつかこうしたい」「いつかトライしてみたい」と思っていることは、唐突にやって来るかも知れないので
そのために、ある程度の準備はしておいた方が身のためよ。と言うこと。
長文にお付き合いしてくれてありがとう。
お口直しに、私の一番の夏の風物詩、積乱雲がモリモリ大きくなる写真を。


夏だねー。