つくば実験植物園で見かけたダルマギクです。10月下旬頃から園内のあちこちで野菊の仲間が咲いています。対馬海流が流れる長崎県五島列島~島根県あたりの海岸で咲きます。特に山口県の角島はその自生地として知られています。ノコンギクよりも花が大きくて見事です。花の色は薄い青色がかった白色でした。もう少し青色が強いものもあるようです。写真は十月18日に撮影しました。
神戸の須磨離宮公園で咲いていました。淡いピンク色をした八重咲きの小輪の桜です。十月頃から11月頃にかけてと4月頃の年2回咲きます。冬桜は一重咲きで白色が強いですが、十月桜は八重咲きで花びらの縁のピンク色が濃い特徴があります。写真は11月3日に撮影しました。
神戸の須磨離宮公園で見かけたとても上品なピンク色をしたバラです。説明によれば、1954年に米国で作出されたモダンローズ(Grandiflora)で、エリザベス女王(エリザベスⅡ世)に捧げられたバラであると記されていました。1978年の第4回世界バラ連合世界大会(プレトリア大会)で「バラの殿堂」入が決まった品種で、四季咲きです。図鑑によれば、Grandifloraとは、四季咲大輪のハイブリッドティーローズ(HT)と房咲き中輪のフロリバンダ(FL)の交配で作出されたもので、両方の性質を持つバラのことを示し、このクイーンエリザベスが代表的なバラだと記されていました。
須磨離宮公園で見かけた美しい青バラ(パープル)系の大輪バラ「ニューウエーブ」です。説明によれば、2000年に日本で作出されたハイブリッドティーローズ(HT)で、花弁が波を打つように見える珍しい品種だとか。香りもよく切花として人気が高い四季咲きのバラです。写真は11月3日に撮影しました。
須磨離宮公園で咲いていたバラ オーバーナイト・センセーションです。説明によれば、1998年米国で作出されたミニチュア(Min)系の小輪のピンクが美しい四季咲きバラです。香りが良くて、向井千秋さんがスペースシャトルの無重力(微小重力)状態で行った香りの実験に使用されたバラとして有名であると記されていました。写真は11月3日に撮影しました。
神戸にある須磨離宮公園のバラ「乾杯」です。紅色がとても鮮やかで美しい気品のあるバラのように感じました。説明によれば、1983年に日本で作出された四季咲のハイブリッドティーローズ(HT)で、二番花、三番花も美しく咲き、性質が極めて丈夫なバラだとのこと。
連休で神戸の方へ行っておりました。孫と一緒に須磨離宮公園の花を鑑賞です。小雨の中でしたが楽しみました。最初は「チンチン」です。1978年にフランスで作出されたフロリバンダローズです。「チンチン」の意味は「乾杯」という意味だと記されていました。写真は11月3日に撮影しました。
筑波実験植物園の「きのこ展2013」の画像の最後は、食卓で馴染みが深い「しいたけ」です。「つくばの森保存会」の説明によれば、茨城県はシイタケの栽培王国だそうです。現在日本で栽培されているシイタケのうち原木栽培は2割未満で、残りは全て菌床栽培と記されていました。原木栽培とは、クヌギやナラの原木を「ほだ木」と呼ばれる丸太にして菌を植えつけて栽培する方法で、自然に近い環境で育てます。菌床栽培は、オガ屑などを混ぜたものでシイタケを栽培する方法です。菌床栽培の方が効率的に栽培できますが、風味などは原木栽培にはかなわないようで、食材にこだわる方には、今でも原木栽培のシイタケが好まれているそうです。原木栽培生産は、群馬県が第一位で茨城県が第二位だそうです。昔ながらの原木を使うことは、森の間伐も適度に進み森を守ることに繋がっていると説明されていました。写真は10月18日に撮影しました。
食卓でよく見るきのこを最後に紹介します。地中海沿岸のステップ気候の地域原産のきのこで、サクサクとした歯ざわりが特徴のおいしいきのこですね。ヒラタケの仲間のようです。写真は、10月18日に筑波実験植物園で撮影しました。